ルーフェリア(国名)とは、TRPGシステム「ソード・ワールド2.0」に登場する架空の国名。
同システムに登場する同名の女神については水の神ルーフェリアを参照のこと。
国名 | “女神の涙”ルーフェリア |
首都名 | カナリス |
国王 | カウヌス・ヴァンデ・アエル (実質的なトップは大司教バトエルデン・エラー) |
人口 | (公式の記述なし)(※) |
テラスティア大陸南部、フェイダン地方に存在する小国。周囲を山脈に囲まれ、その内側のかなりの面積をエルリュート湖と呼ばれる湖が占めており、「湖国」「女神の涙」と呼称される。
政治制度的には王国ではあるが、歴史的経緯により政治の実権はルーフェリア神殿がほぼ握っている。王宮のあるアエドンが「王都」と呼ばれる一方、首都は大神殿のあるカナリスであることはその実体を如実に現していると言えよう。
周囲には蛮族の脅威が多く潜んでおり、特に近傍のゼルブリスからは今もなお執拗な攻撃を受けている。そのため大陸新暦250年台までは周辺の国々からも既に滅んだものと考えられていたが、<石塔の学び舎>カイン・ガラからの調査隊によって発見されてからは諸外国との交易も始まっている。
国境の要所要所にはルーフェリア神殿が建てられているがこれは前線基地を兼ねており、常時神官戦士が詰めている。緊急の際には神聖魔法「オラクル」で全土に危機を通達、国民をカナリスへ避難させ、避難民の収容が済んだところで特殊神聖魔法「アイス・ドーム」によって籠城、準備を整え反撃という手はずになっている。
国教はルーフェリアと定められており、実際国民の9割はルーフェリアの信者と言われているが他の神が排されているわけではなく(とはいえ第二の剣の神々は流石に例外であろうが)、ライフォスやザイアの神殿が存在するほか、旧王国時代には多くの信徒を擁したキルヒア、またエルフの住民が多いお国柄のためアステリアの信仰も時折見られる。
(※)参考として、カナリスの人口は6000人、アエドンの人口は3000人。
古くはこの地には"青い宝石"イズマル王国という国が栄えていたが、<大破局>の際の蛮族の侵攻に遭い、王家は蛮族に少女を生贄に捧げることで事態を打開しようとした。その少女が騎士神ザイアに神に引き上げられたことで人々は救われ、女神となった少女「ルーフェリア」の名が新たな国名となった。
……と一般には言われているが……
イズマル王家が行ったのは、少女を生贄に捧げた魔神召喚の儀式であった。召喚された魔神は確かに押し寄せる蛮族を苦も無く蹴散らしたものの、召喚の束縛から解き放たれるやその破壊の手を人々に向け、カナリスをはじめ数々の町村を灰燼に帰した。 ザイアがルーフェリアの故郷を思う気持ちに打たれ、彼女を神に引き上げたのはこの時であり、ルーフェリアはザイアから賜った神槍で魔神を湖の底深く封印し、人々は救われた。
結果オーライとはいえ国民に多数の犠牲を出し、おまけにその手段が生贄で召喚した魔神ということもあって生き残った国民は王家に反発。王族を放逐し、決起軍に加わっていたルーフェリアの兄を新たな王としていただくことになった。
蛮族の脅威がなお残る状態で、封印されたといえども魔神が湖の底で生き続けているという事実は徒に人心を乱す、と考えた新王家と神殿はこれを秘とし、上述の歴史を流布したのであった。
なお、政治に携わらない王家は何やってんのかというと、アエドンはゼルブリスとほど近い地勢でもあり、軍を率いて主に国の北方の防衛を担っている。
ルーフェリア神殿の大司教。実はルーフェリアが神格を得る前の幼馴染み。元はザイアを奉じる神官戦士であった。今でも女神の我が儘を時折聞いているとも言われ、時々中間管理職じみた愚痴が聞こえることも。
内政に加え諸国との国交が開けてからは外交も担当するなど多忙を極め、そろそろ俗事は後進にゆだねて神官職に専念したがっているともいうが、いざというときには神官戦士団の先頭に立つほか、気がつくと神殿を抜け出してとんでもないところで暴れていたりする。公式リプレイで「大司教ぶらり一人旅」などと茶化されるほど。典型的な「部下に任せるのが下手な上司」とか言っちゃだめです。
公式リプレイ「滅びのサーペント」において若干過去の時点のPCデータが作られ、「元は体の弱い操霊術師(コンジャラー)だったが肉体を鍛え上げ、不沈艦とも言うべき偉丈夫となった」というエピソードが付いてしまった。
また公式ノベル「堕女神ユリス」シリーズにはザイア信仰を貫き道を分かった彼の妹と思われるキャラクター、ジャリルデン・エラーが登場する。
ルーフェリアの各地で時折見かける少女。危険に晒されたり難事に遭っている人々をそっと導くという。彼女に会った者は女神像の顔を見て一様に「?」な表情になるというが、あんまり追求してはいけない。ほんとは神様だって叶えたい願いがあるかもしれないのだから(マテ)
公式リプレイ「新米女神の勇者たち」の始まりの地……なのだが、主な舞台は隣国アイヤールに移ってしまい、登場比率は決して高いとは言えない。
なお、今のところ国単位で詳細な解説書(ツアー本)が出ているのはこことリオスくらいである。大陸全土における位置を確認したり、周辺諸国との位置関係を把握したい場合はフェイダン博物誌が便利。
掲示板
7 ななしのよっしん
2017/06/27(火) 11:24:27 ID: IkurYaooTY
ルーフェリアの人口の推計、あまりにも少なくないか?
手元にツアールーフェリアないから正確にはわからんが、オルミの人口も足したら一万人は普通に超えてると思うぞ。
そして都市部の人口を支える農村地帯の人口は、都市部の数倍はいるはずじゃないかね。
8 ななしのよっしん
2017/06/28(水) 08:05:43 ID: 7Xc4LqSdqZ
>>7
確かに。正直かなり適当に書いてしまってますorz
その辺推計する統計手法とかありますかね?
(現実の現代国家じゃないんでパラメータどうするかが難しそうですが)
とりあえず国家人口については公式の記載がないんで、
「(公式記載なし)」に改めて、脚注でカナリスとアエドンの人口のみ記載、としましょうか?
9 ななしのよっしん
2017/07/18(火) 22:46:43 ID: l4tvxaF9pf
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最終更新:2024/03/29(金) 06:00
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