レッドルゼル 単語


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レッドルゼル

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レッドルゼル(Red le Zele)とは、2016年生まれの日本の競走馬。鹿毛の牡馬。

ドバイゴールデンシャヒーン2年連続2着など、ダート短距離で後方からの強烈な末脚で活躍した。

主な勝ち鞍
2021年:JBCスプリント(JpnI)、根岸ステークス(GIII)
2022年:東京盃(JpnII)

概要

父ロードカナロア、母フレンチノワール、母父*フレンチデピュティという血統。
父は歴代最強短距離馬の一頭であり種牡馬としても絶賛大活躍中の世界の龍王。母は主にダートを走って26戦4勝。母父は日本で種牡馬として大成したアメリカからの輸入種牡馬。

ロードカナロア産駒は芝の活躍馬が中心でダート重賞馬は本馬の他にはバーナードループ(2020年兵庫CS)がいる程度だが、*フレンチデピュティは産駒にクロフネやノボジャック、サウンドトゥルーがおり、母父としてもゴールドドリームやマルシュロレーヌを輩出している。父の短距離でのスピードに母系の特性が加わった、ロードカナロア産駒らしい馬と言えるだろう。

2016年3月25日、千歳市の社台ファームで誕生。オーナーは母と同じ一口馬主クラブの東京ホースレーシング。1口5万円×400口(=2000万円)で募集された。

馬名の意味は「冠名+フランス語で『熱望』」。

赤い熱望

2歳~4歳(2018年~2020年)

栗東の安田隆行厩舎に入厩し、2018年9月の新馬戦(阪神・芝1400m)で北村友一を鞍上にデビュー。単勝1.4倍の1番人気に支持されたが3着。すぐ未勝利戦に挑む予定だったが台風が来たので馬場の悪化を嫌って回避、11月に京都のダート1400mの未勝利戦を大差圧勝し、以降はダート戦線を進むことになる。

明けて3歳、500万下も4月の2戦目で勝ち抜けると、端午ステークス(OP)に挑んだが7着。ゆっくり半年休んで自己条件に戻り、10月の三峰山特別(2勝クラス)をあっさり勝ち抜けるが、続く銀嶺ステークス、明けて4歳初戦の門松ステークスと3勝クラスは2戦連続2着に終わる。

続いて銀蹄Sでは北村が騎乗停止になったためオイシン・マーフィーに乗り替わる予定だったが除外になってしまい、1週間後の橿原ステークスに出走。北村の騎乗停止は解けていたがそのまま降板となって川田将雅に乗り替わり、ここをあっさり勝利してオープンに昇格した。以降は、基本的に川田が手綱を取ることとなる。

オープン昇格初戦、4月のコーラルステークス(L)も好位から抜け出しサクッと勝利。続く6月の天保山ステークス(OP)は鞍上が北村に戻ったが先行したサヴィを差し切れず2着。7月のプロキオンステークス(GIII)で重賞初挑戦、鞍上も川田に戻って1番人気に推されたが直線で伸びず8着と凡走に終わった。

気を取り直して休み明け、10月の室町ステークス(OP)は外からリュウノユキナを差し切りクビ差勝利でオープン2勝目。これ以前は先行抜け出しのレースが多かったが、このレース以降は中団後方から追い込むのがレーススタイルとなる。
続いて12月のカペラステークス(GIII)に1番人気で挑んだが、大外から追い込んだもののジャスティンにクビ差届かず2着、重賞初勝利はお預けとなって4歳シーズンを終えた。

5歳(2021年)

明けて2021年、5歳シーズンはフェブラリーステークスを目指して1月の根岸ステークス(GIII)で始動。中団後方からレースを進め、直線に入っても馬群に埋もれていたが、残り200mで進路を確保すると一気に馬群を突破、外から追い込んできたワンダーリーデルをアタマ差凌いで1着でゴール。重賞初勝利を挙げた。ロードカナロア産駒としてもJRAダート重賞初勝利である。

根岸Sの勝利で優先出走権を獲得したこともあり、予定通り2月のフェブラリーステークス(GI)へ。GI初挑戦、ついでに1600mも初挑戦ながら3番人気に支持される。いつも通り中団後方から進め、上がり2位タイの末脚で追い込んだが上位3頭には届かず4着。とはいえマイルでも戦える力があることを示した。

続いてはドバイ遠征を敢行し、3月のドバイゴールデンシャヒーン(GI)へ。鞍上はライアン・ムーア。中団後方から猛然と追い込んだが、最低人気馬Zendenの、文字通りの意味でその命を燃やし尽くした激走(入線直後に左前脚を複雑骨折し予後不良)の前に3馬身以上離された2着。とはいえ2着は同レースでは2019年のマテラスカイと並ぶ日本馬最高成績の大健闘であった。

夏場が苦手なこともあって帰国後はゆっくり休養し、11月のJBCスプリントを目標に10月の大井・東京盃(JpnII)で復帰。外から上がり最速で追い込んだものの届かず3着。

そして本番の金沢・JBCスプリント(JpnI)。いつもよりやや前目の5~6番手でレースを進め、4コーナーで敢えて砂の深い最内を強襲、完璧なコーナーリングで逃げるモズスーパーフレアを捕らえると、そのまま直線で一気に突き放し、従来のコースレコードを1秒8更新する1:24.6のタイムで3馬身差の圧勝。鞍上の川田はテオレーマで勝ったJBCレディスクラシックから2連勝を達成した。

6歳(2022年)

6歳となる2022年はフェブラリーステークス(GI)から始動。テーオーケインズやチュウワウィザードが不在の混戦模様、前年の覇者カフェファラオがその後凡走を続けていたこともあり、カフェファラオを抑えて1番人気に支持される。
レースは中団から進め先行組を追いかけたが、高速馬場で前残りの展開もあってか末脚を発揮しきれず追い込みきれないまま6着に敗れた。

続いては前年2着に敗れたドバイゴールデンシャヒーン(GI)。川田将雅も遠征して昨年のリベンジを狙ったが、後方から大外を猛然と追い込んだものの先に抜け出したSwitzerlandには届かず2年連続の2着。

帰国後は前年同様にゆっくり半年以上休み、秋は東京盃(JpnII)から始動。1頭だけ2kg重い58kgだし、負けた前年と同様に休養明けの叩きでは?と若干不安視されつつも、オーロラテソーロ、テイエムサウスダンと人気を分け合う形で2.8倍の1番人気。レースはいつも通り8頭立ての7番手という後方から進め、直線で抜け出したテイエムサウスダンを大外から悠々とかわして完勝。3日前の凱旋門賞から帰国したばかりの川田とともに、JBCスプリント連覇へ視界良好という感じであった。……のだが。

連覇を目指して乗りこんだ盛岡・JBCスプリント(JpnI)。後方からの追い込みが武器なのに1枠1番の最内という枠がどうかと若干の懸念がありつつも、単勝2.2倍の1番人気に支持された。
ところがレース前に気合いが入りすぎてゲート内で気持ちが切れたらしく、スタートで出遅れた上に脚を滑らせて最後方からになってしまう。いくら追い込みが武器でも、1200mのスプリント戦でこの出遅れは致命的だった。直線で最後方から大外を断然の上がり最速で追い込んだものの、鮮やかに逃げ切ったダンシングプリンスには届くべくもなく、4馬身近く離されて4着に敗れた。

7歳~8歳(2023年~2024年)

7歳となる2023年はリヤドダートスプリントの招待を受けていたが辞退し、フェブラリーステークス(GI)から始動した。実勢勢がほとんど海外に行ったため、人気を分け合うレモンポップとドライスタウトから離された9.0倍の3番人気。
レースはいつも通り、後ろに居るのは大出遅れしたメイショウハリオだけの最後方から。直線で猛然と上がり最速で追い込んだものの、先行勢から抜け出したレモンポップとの差は詰まらず、1馬身半差で2着。

三度目の正直を目指したドバイゴールデンシャヒーン(GI)では最後方から最内を突いて追い込んだが、見せ場を作るには至らず6着に終わった。

帰国後は例によって長めに休み、川田将雅がアメリカに行ったため横山典弘を迎えてJBCスプリントへ直行……の予定だったが、夏負けで体調が整わず無念の回避。1週間後の武蔵野ステークス(GIII)にノリさんと向かい、例によって最後方からのスタートを徐々に押し上げていくと、直線では大外を追い込み、勝ったドライスタウトにはどう足掻いても届きそうになかったが3着を確保した。

明けて8歳の2024年も現役続行、久々の北村友一を迎え、4年連続のフェブラリーステークス(GI)へ。超ハイペースの流れを例によって最後方から進め、大外を追い込んだものの見せ場を作るには至らず6着。

レース後、歩様の乱れがあり検査したところ、右前脚の種子骨靱帯が腱鞘炎を起こしており、一部の腱は石灰化の症状も見られ、復帰には時間がかかるということで、年齢もありここで現役引退となった。通算27戦9勝 [9-8-3-7]。

引退後はイーストスタッドで種牡馬入りする。ロードカナロアの後継種牡馬は2024年現在は芝馬ばかりで、ダートでは初のカナロア後継になる。地方向けのカナロア後継として活躍を期待したい。

血統表

ロードカナロア
2008 鹿毛
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
レディブラッサム
1996 鹿毛
Storm Cat Storm Bird
Terlingua
*サラトガデュー Cormorant
Super Luna
フレンチノワール
2005 鹿毛
FNo.1-s
*フレンチデピュティ
1992 栗毛
Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Mitterand Hold Your Peace
Laredo Lass
パープルホワイト
1996 鹿毛
フジキセキ *サンデーサイレンス
*ミルレーサー
*カノープス Theatrical
Heather Bee

クロス:Northern Dancer 5×5(6.25%)、Nureyev 5×5(6.25%)

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