レドフ・ヒスとは、宇宙戦艦ヤマト2199に登場するガミラス帝国の官僚で、初代におけるヒス将軍のリメイクキャラである。初代では現役の軍人であるのに対してリメイクでは文官と、作品によって設定は異なるが、ガミラス帝国の副総統という地位と、主に内政を担当という点は共通している。神経質な性格で、ほとんどのシーンで険しい表情を浮かべており、目が血走っていることも多い。担当声優は山下啓介(初代)、秋元羊介(2199)。
第4話より登場。ヒス将軍と呼ばれることからもわかるように、軍人である。
新型機雷に総統の名を取って「デスラー機雷」と命名したり、デスラーに追従を交えた報告作業をするなど、いつもデスラー総統の顔色をうかがい、ゴマすりをするイエスマンな人物。だが、デスラーに対しては忠実であり、またガミラス首脳部で早くからヤマトの危険性を感じていた人物でもある。そのため、ガミラス本星決戦でヤマトの乾坤一擲の戦法によって一気に形成が逆転した時は、敗北をいち早く悟り、ガミラスとデスラーの未来のために和平交渉を進言するなど、決して無能な人物ではない。だが、頭に血が上っていたデスラーは和平を拒否しただけでなく、その場でヒスを射殺してしまった。
後に、デスラー総統と古代進との間に戦いを通じた奇妙な友情が芽生えたこと、ガルマン・ガミラス帝国と地球連邦が友好的な関係を持つようになったことを考えると、彼の進言は時代を先取りしすぎていたのかもしれない。
肩書が「大ガミラス帝星副総統」となり、年齢も地球年齢換算で54歳相当と設定されている。上記のように軍人ではなく、内務省出身の官僚である。
形式的にはガミラス首脳部のNo.2であり、ガミラス建国一千年記念祭の総統パーティーでは閣僚の代表として祝意を述べている。だが、日頃からデスラーの顔色をうかがう卑屈な態度のために、周囲からは「総統府の茶坊主」などと陰口をたたかれ、軽んじられることも少なくない。そのため、旧貴族社会の復権を目論むヘルム・ゼーリック国家元帥や、「総統への忠誠心」を盾にやりたい放題なハイドム・ギムレー親衛隊長官、魔女の異名をとるミーゼラ・セレステラ宣伝情報相などの陰に隠れ、ヒス副総統の存在感は薄かった。デスラー総統暗殺未遂事件に際しては、偽情報に踊らされた挙句、ドメル将軍を本国に呼び戻してヤマト撃沈の好機を奪ってしまった上、ドメルを無実の罪で裁く陰謀劇に図らずも加担してしまうなど、軍事的には失態もあった。
しかし、官僚であるヒス副総統の本領は、内政や植民惑星の管轄といった、行政面で国家運営を支えることであり、その方面では優秀な手腕を持っている。
内政を軽視するデスラーに対してはやはり思うところがあった模様。暴走し、帝都バレラス共々ヤマトを葬り去ろうとするデスラーに対して、「これが指導者のやることか、デスラー!」と激高するなど、ガミラス人として市民を愛する心は相応にあった模様。
そして、ガミラス星決戦で一般市民に被害が及びそうになった際には素早く非常事態宣言を出し、避難を命じた。その際、末端の職員・人間、ましてやそれが肌の色が違う元二等ガミラス人であっても見殺しにせずに助け出すなど、一人でも多くの人命を救おうとする、思いやりのある一面を見せた。
その後、ヤマトの波動砲によってガミラスが救われたことをスターシャに伝えた上で、ヤマトにコスモリバースシステムを渡すように進言していた。
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最終更新:2024/03/29(金) 23:00
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