レドとは、アニメ『翠星のガルガンティア』の登場人物。同作の主人公である。
人類銀河同盟に所属する兵士。階級は少尉。年齢16歳。身長173cm。
マシンキャリバー隊の一員としてチェインバーK-6821に乗り、宇宙生物「ヒディアーズ」と交戦したが、状況が不利になり母艦に帰還しようとしたところをヒディアーズの一体に襲われ、そのまま時空のひずみに巻き込まれた。
その後はチェインバーによって冬眠処置が施されたため半年間眠っていたが、目を覚ますと自分がいるのが人類発祥の地であり、記録では氷の星となっていた地球であることを知る。元の人類銀河同盟に帰還するため、以降は自分とチェインバーを引き上げたガルガンティア船団と一時的な協力関係を結ぶことになる。
第3話で海賊を追い払ったことをきっかけに、チェインバーの活動によって与えられた船団の損害を賠償するべく働くことになるが、船団の構成員たちと交流を続けるうちに自分たちとは全く違う価値観を知っていくようになる。
長い間人類銀河同盟の中で育ったため効率主義的な思想が身についており、また戦闘については対話不可能なヒディアーズとの戦闘を続けてきたことで基本的に「殺すか殺されるか」という考えに偏っている。このため「相手が倫理からかけ離れた海賊といえども、同族である以上無用な殺生は避ける」「働けないベベルのような人間でも切り捨てない」などのガルガンティアの考えに戸惑っている。
第1話時点では地球人と言葉が通じず、チェインバーに言語を解析してもらい通訳してもらうことによって会話をしていた。このため当初はチェインバーが一番の相談相手であったが、第3話で地球の言葉を発したことをきっかけに片言とはいえ少しずつ話せるようになってきている。公式ショートムービー「ぷちっとがるがんてぃあ」での説明によると第3話時点での言語理解率は「チェインバーの1%未満」「超しょぼい(チェインバー談)」だったのだが、第5話ではかなり上達しておりエイミーやピニオンとは普通に会話できるようになっている。なお「ぷちっとがるがんてぃあ」では言葉が問題なく通じるため流暢に話しているが、都合が悪くなると片言になる。
性についてはどうやら非常に疎い(生い立ちを考えると性別は単なる繁殖手段としてしか認識していない可能性があるが)らしく、第1話でエイミーを人質に取った時は言語サンプルを求めるため「もっとしゃべってくれ」と言いながら尻を叩いたり、エイミーたちの水着についても全く反応を示していない(ぷちっとがるがんてぃあでは、チェインバーから各女性陣の印象を尋ねられた結果、チェインバーの意図に反して一言程度の回答だったため「朴念仁」と言われる)。ちなみに容姿は作中視点でもかなり整っており、事あるごとに「美少年」「イケメン」と言われ非常にモテる(男女問わず)。
人類銀河同盟では食事を単に肉体を構成するための栄養摂取としてしか見ていないため、食事は流動食でタンパク質やビタミンなどを摂取していた。このため肉食の習慣などは全くなく、エイミーが対話のために魚の干物を差し出したときは戸惑っていた(これについてはチェインバーが干物のことを「水棲生物の死骸」と表現したのも原因であるが)。干物については「ぷちっとがるがんてぃあ」で「初めての感覚」といまいちな感想を述べていたが、肉については船団で暮らすうちになれてきたのか第5話では問題なく焼肉を食べており、かなりおいしそうに食べていた。
戦闘シミュレーションや睡眠学習などに時間を割いていたので娯楽の類も特に知らないようだが、自分でも理由がわからないままヒディアーズの爪を削っており、ベベルによってそれが笛であることを知る。なお爪は第1話の出撃前にコクピットに乗せていたものと、戦闘でしがみついたヒディアーズの爪がはがれてチェインバーに引っかかったものの二つがあり、どちらも笛になるよう削っている。この行動は彼の過去に関与しているようだが……。
ガルガンティア船団では一応働く意思を見せているものの、彼がうまく適合できる職場を見つけられないでいるため結局は「チェインバーに運搬などを任せて自身は待機」という形になっている。なお前述通りチェインバーの動きによって発生した損害はすべて彼のもとに請求されているが、チェインバーの労働とレドの労働は別個に管理されている(「ぷちっとがるがんてぃあ」のリジットの発言より)ので、チェインバーがいくら働いても負債が減ることはない。しかもチェインバーは本来の用途から外れた仕事をしているため仕事で失敗・損害をさらに増やすこともあり、一方のレドは第5話時点でいまだ働き口を見つけていないので負債ばかりが増えて一銭も充当されないという悪循環に陥っている。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/27(木) 19:00
最終更新:2025/03/27(木) 19:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。