レーティング(rating)とは、評価・格付けを表す英単語である。
評価・格付けの意味を表す英単語。転じて以下のような意味合いも表す。
競走馬のレーティングは、基本となる考え方は、ハンデキャップ競走に根付いている。例えば、
これがレーティングの基本となる考え方である。これをすべての馬に広げて考えると、すべての馬の相対的な数値が求まる。これを過去の基準などに照らし合わせ、絶対的な数値に落とし込んだものが、レーティングである。
一般には、ロンジン社が作っているロンジンワールドベストホースランキングを用いることが多いが、タイムフォーム社が作るレーティングも非公式には用いられることも多い。
1つ目の例として、2024年12月の中日新聞杯(GIII)(芝2000m)のレーティングを説明する。
基本的な知識としては、以下のことを押さえておく必要がある。
で、実際についたレーティングを見ると、今回の2馬身差は4、アタマ差はどちらも0としたようだ。
2つ目の例として、同年同月の有馬記念(GI)(芝2500m)のレーティングを説明する。
今回は3歳馬・古馬、牡馬・牝馬がいる。この時の考え方は以下の通りである。
芝2500m戦では以下の通り。
これらを踏まえると、本来は1着より2着が4大きい必要がある(要するに負担重量差2kgの4分、シャフリヤールが大きくなるはず)。しかし、基本的には1着馬が一番優位になるように補正するという大原則があるため、レガレイラのレーティングに1を加えたため、このような形になっている。
チェスの場合、イロレーティングを用いることが多いのは前述の通りであるが、これは平均的なプレイヤーのレーティングをR0、そのプレイヤーが平均的なプレイヤーと対戦したときの勝利確率をW、敗北確率をLとしたとき、以下の式であらわされる。
R=400log10(W/L)+R0
一般に、R0には1500という数値を用いる。この式において、プレイヤーAがプレイヤーBに勝つ勝率WABは、プレイヤーAのレーティングWA、プレイヤーBのレーティングをWBとする。詳細は省くが、最終的にはWAB=1/(10(RB-RA)/400+1)となる。つまり、レーティングの差が同じであれば、勝率は同じ程度であると期待できる。
レーティング差(自分-相手) | 勝率 |
---|---|
-300 | 15.1% |
-200 | 24.0% |
-100 | 36.0% |
0 | 50% |
+100 | 64.0% |
+200 | 76.0% |
+300 | 84.9% |
このレーティングは、FIDEにおけるマスター称号を得るためにも用いられる。
インターナショナルマスターおよびグランドマスターは、レーティングに加え、ノルムと呼ばれる実績を積む必要がある。
あまりにも複雑なので、詳細はFIDEのハンドブックを参照せよ。
例えば羽生善治の場合、アクティブにチェスをやっていたころのレーティングはおおむね2400前後だったとのこと(だいたい日本で一二を争うのプレイヤーが2400前後である)。
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最終更新:2025/07/18(金) 15:00
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