ロケットランチャー
ロケットランチャーとは、文字通りロケット弾(Rocket)を発射する装置(Launcher)である。
ロケットランチャーはロケット弾を発射する兵器である。
主に個人が肩に担いでロケット弾を発射する筒を指すことが多いが、定義的には車両搭載型でも地上設置型でもロケット弾を発射する装置ならロケットラン チャーと言える。が、大がかりな場合はロケット砲(Rocket artillery)と呼ばれたり、航空機用ではロケットポッドと呼ばれたりする。
その歴史は非常に古く、明の時代にまで遡る。当時、黒色火薬を筒に詰め込んで矢に取り付けた火箭(かせん)と呼ばれるロケットが既に存在し、これを複数同時発射するための一人で持つ筒「多発火箭」が使用されたという記録が残っており、これが最初期のロケットランチャーであると言える。その後は、大砲と銃の発達により、ロケットランチャーは長らく細々とした使用に留まっていたが、第二次世界大戦においては歩兵用の対戦車兵器(バズーカ、パンツァーシュレック)やロケット砲兵(カチューシャ、ネーベルヴェルファー)などとして大活躍し、現代では主要な火器の一角を占めている。
ロケットランチャーの役割は言ってしまえば「ロケット弾に対して飛翔する方向性を与える」ことである。また、ロケット弾発射時の噴炎は外に逃がしてやれば反動はほとんど無い。このため、火薬ガスの圧力と反動に耐える必要のある大砲と比較すると、ロケットランチャーは簡単な機構でコンパクトかつ軽量に作ることが可能である。
この利点を生かし、ロケットランチャーは高火力で軽量な兵器として運用されることが多い。例えば第二次世界大戦においては、弾薬を撃ち尽くした後の死荷重(何の役割も無い重量のこと)が大口径砲と比較して小さい事から、艦船や戦車、重爆撃機などの非常に堅固な目標に対して使用する航空機用ロケットが各国で開発・運用された。これが後にミサイルへと発展する。また、簡易な機構は生産性が高いので、数を揃えての一斉射撃で敵を圧倒することを目的に開発・運用されるロケットランチャーもある。
一方で欠点もあり、ロケット弾は風に弱く命中精度が低い、一度発射すると再装填に時間がかかる、発射するとロケットの噴炎で発射位置がバレやすい、などの欠点がある。このため、ロケットランチャーごとに運用には工夫が必要で、例えば対戦車ロケットランチャーならば可能な限り敵に近付き、発射したら即座に離脱することが鉄則であったり、ロケット砲兵ならば数を揃え、進軍のため集結した敵に撃ちこむ、あるいはこちらが進軍する前に相手に心理的衝撃を与えるために撃ちこむなどの方法がとられる。
日本では主に人一人が肩にしょってロケット弾を発射する兵器のことを指し、アメリカ軍が第二次世界大戦で運用したバズーカや、映画「コマンドー」やゲーム「バイオハザード」で登場するM202などが有名である。
掲示板
7ななしのよっしん
2019/10/09(水) 14:32:47 ID: tY4Xzw4k9j
ギャグで頻繁に見るヤツ
8ななしのよっしん
2019/11/11(月) 23:08:10 ID: sgLMczs3gG
>>6
銃や砲と異なり、ロケットは運動エネルギーで貫通力を稼ぐ類いのものでは無い。つまりロケットランチャーというのは最低限ガイド出来ればただの入れ物兼照準装置でしかない。
そういうものにわざわざ複雑で重く・場所を取る装填機構を採用する価値はないし、やったらやったで人間が持てなくなる。
9ななしのよっしん
2019/11/11(月) 23:16:42 ID: sgLMczs3gG
なんか分かりにくいな。
砲身が必要無く、その簡便さも利点の一つだから、沢山撃つにしてもカチューシャとかロケットポッドみたいな形になるんだろうってことね。
携行用は無いと思うけど、もしかしたら俺が知らないだけでそういうものもあるかもね。
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最終更新:2021/01/27(水) 09:00
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