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ロシア

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基本データ
正式名称 ロシア連邦
Российская Федерация
国旗 ロシア国旗
国歌 ロシア連邦国歌exit_nicovideo (祖国は我らのために)
公用語 ロシア語
首都 モスクワМосква́
面積 17,075,200k世界1位
人口 約1億4,326万人(世界第9位)
通貨 ロシア・ルーブル(RUB, A$

ロシアユーシア大陸の北部一帯を領有する巨大国家。元ソビエト連邦の一番大きかった州でもあった。

概要

日本での正式名称はロシア。英語ではRussian Federationとなるためロシア連邦でも間違いではない。日本義務教育においては帝政ロシアとの区別を付けるために連邦を用いることが多い。公用語ロシア語首都モスクワ漢字では露西亜と表記する。

面積日本の約46倍で世界1位。人口は日本の約1.1倍。近年では急な人口減少・高い自殺率・出生率の低下・人材の外流出、ウクライナ侵攻による急な人口減少・高い死亡率・反対者の投・人材の外流失によりが低下している。

ロシア語での名の読みは「ロッシースカヤ・フェデラーツィヤ」(発音記号:[rɐˈsːʲijskəjə fe̞dɨˈrat͡sɨ̟jə])。

経済

エネルギーの輸出やインフラの整備による経済成長は爆発的なものではないが、10年間確実に成長を続けていた。ソ連崩壊退廃した工業の再建は着々と進みつつあって、機械や繊維など軽工業の要製品に注するなどノウハウの収集に余念がなかった。

また民営化や営化した旧企業の接収統合、再営化も行われていて、多数の民がこれを歓迎していた。エネルギー企業ガスプロムなど巨大コングロマリットでは武装法によって企業軍隊の保有も許されることになり、市場での競争はより一層しくなると予想されていた。

ただしロシア政府市場介入には懸念もあり、2008年7月にはウラジーミル・プーチン前ロシア大統領が汚職の多い企業に対し「医者を送る(旧KGBで処分することを表す隠語)」と発言しただけでニューヨーク株式市場が荒れるなどし、国家の行使による不安定感が投機にブレーキをかけている。
かしこんなことを言ったのにも関わらず2022年ロシア軍は低賃を由来とする汚職により戦闘糧食前線よりも先に日本に届くような惨事となっており、2023年現在は汚職集団オルガリヒ財閥との関係を深めている。

とは言え、政治的にはG8中の一であり、経済的にもBRICsの一員として全体的にはその潜在を開させつつあるとされいた。穀物や資などの給出地として、企業の展開先としても日本経済との係わり合いは深く、その意味ではロシア経済の安定化は、日本にとっても関係があると言える。もっとも、実際には自ら不安定に身を投じたが。

ちなみに、現在ロシアではシベリア周りの北極航路の開発が模索されている。これが運用され始めると、日本欧州との航路距離現在の約7割にまで短縮される事から、ただちに輸出産品の際競争強化に繋がると、日本の産業界の内部にもその開発の成功を願うが存在する。

しかし2022年2月に発生したロシアによるウクライナ侵攻後は西側国家ほぼ全てから経済制裁を受け、侵攻に際し大な戦費投資と徴兵による労働人口の投棄を行っておりロシア経済未来は暗い見通しとなっている。
しかし、その後の2024年においては(少なくとも一見では)成長しているとの見方も。日本を含めた西側系の撤退した企業に低価格で売却させた資産・技術・ノウハウなどを吸収し、著作権保護を緩和してコピーしやすい環境国家で後押ししたことで経済プラスに転じたとされており、またこれらをもとにしたブランド開発や育成もしているとされている。また、出荷停止された商品なども第三を経由して並行輸入品などを仕入れるなどしているという。[1]

文化

ロシアは160える民族が暮らす多民族国家ではあるが、民族ルーシと呼ばれるスラブ系諸民族は8割をも占める。ただし居留地によって習は大きく異なり、同じルーシでも遊牧民族生活圏や旧イスラム圏ではまったく違う文化が見られる。またこれらの事情から、西欧とは違ってアジア系に対して人種偏見を持つ人が較的少ない事でも知られる。

ソ連時代にその統治のため良くも悪くも大きく文化が変質せざるを得ず、また政治的な筋からの思想の押し付けが頻繁に行われた事から、長い間にわたっての停滞も見られた。しかし建築バレー演劇など、政治の悪較的少なかった分野についてはそれなりの発展を見せた。

特にクラシック音楽に関しては、ショスタコーヴィチプロコフィエフムラヴィンスキー、オイストラフ、ロストロポーヴィチ、リヒテルなど幾人もの世界天才を擁していた事から、政府からの過大な圧に疲弊しながらも同時代の西欧をしのぐ準を維持し続けた。

文学については、SFや反政府色の濃い作品を中心に旧ロシア帝国時代からの流れを受け継ぐ作品がいくつも生まれ、また映画についても、独特のシリアス世界を持つ秀作が数多く作られた。特に芸術系アニメについては、現在でもロシアの名が世界ブランドとして通用するほど、他の何物にも変えがたい素晴らしい作品をかなりの数生み出している。

主要都市

なお、極東地方にあるハバロフスク、ウラジオトクは50万以上ではあるが、全体の人口はそこまで多くはない。

「ロシア」とはなにか

 ロシアはヨーロッパか独自の領域か。今でも問われるテーマだが、思想史として打ち立てたのは、19世紀にピョートル・チャーダーエフという人物が著した『哲学書簡』であった。これは、基本的にキリスト教擁護のための文章だが、その中でヨーロッパに対してロシアを劣った存在とみなして、ロシアがヨーロッパにもアジアにも属さず、人類全体の文化に何一つ貢献することがなかったと断言した。そして、1830年代から40年代にかけてロシア思想界では、「スラブ義」と「西欧義」とで二分され、ロシア文明と西欧文明は同一か、世界史におけるロシアの存在理由とは何か、ロシアの歴史的発展はヨーロッパに遅れているだけか、ロシアもヨーロッパと同じを歩むべきかなどが論争の的になった。

 この中で、スラブ義者は、ロシアにはヨーロッパが受け継いだようなギリシャローマ文化遺産はなく、ルネサンス宗教改革もない。ロシアはギリシャ正教を継承したが、その核心は「ソボールノスチ」という同胞の自由真理によって結ばれた共同体であり、スラブ民族社会生活の中に常に存在してきた。そこでは全員一致が尊重される。一方、ヨーロッパ社会の基本法であるローマ法は、形式的な法律関係で社会しようというものであり、多数決原理が尊重される。また国家歴史においては、ロシアでは民衆が支配者を招致するのに対し、ヨーロッパは征歴史であった。宗教ではカトリックが統一のために内面的自由を失ったし、プロテスタントは個人の自由を強調するあまり、個人義へと逸脱したと評している。ヨーロッパは、個人義と合理義のためにしているので、スラブ的正教的価値観によって、古い西欧文明が取って代わられるべきとする。

 スラブ義者に対して、西欧義者はこう反論する。スラブ義者がユートピアのように描く、ピョートル大帝以前のロシアは、個人が共同体国家といった集団の中に飲み込まれてしまい、自由な個性の発達が妨げられていた。ロシアが採用した正教は、世俗権から独立を保ったカトリック教とは異なり、国家に奉仕する下に成り下がり、民衆支配の具に過ぎなくなった。モンゴル帝国による支配は、ロシアをヨーロッパから切り離し、その歴史の歩みを止め、ロシア人の精を荒させた。またモンゴル帝国が減退したあとも、ツァーリが専制支配を行い、人々の生活を弾圧した。長く苦しい時代を経たロシアだが、ピョートル大帝が現れ、古いビザティン的部分を捨て、ヨーロッパ準の革をやってのけた。よって、ピョートル大帝政治・社会革を推進し、ロシアも個人義や自由義を取り入れるべきとする。

 補足すると、スラブ義者も西欧義者も、単に政治義や政治運動ではなくて、ロシア内外の哲学文学歴史の知見を積極的に取り入れた。また双方とも農制や専制政治に対しては批判的であったため、政府から迫を受けた。
 以上の論争により浮かび上がったテーマ、特にロシア建におけるヴァリャーグ招致伝説の解釈、キエフ/ロシアにおけるキリスト教=ギリシャ正教摂取の意味、タタールモンゴル帝国支配のその後の歴史に与えた、ツァーリズムの成立と専制政治の特質、教会の役割と分離=古儀式教徒の運動、農制の起と特質、ピョートル大帝革の評価などは今もロシアにとって中心的なものである。

 しかし現大統領プーチンソ連ロシア帝国の功績を混合し拗らせ、元ロシア領の国家、特にロシアのルーツであるウクライナキエフルーシ)にただならぬ執着を持つ。

外交

ソビエト連邦崩壊によって政治的、経済的な強みを減退したものの、未だに社会では強いを持っている。連合国際連合)の創設メンバーであるソ連の後継者として、正負の遺産を引き継ぐ。
ロシア帝国時代から不凍港をめて南への欲求を見せ、その時代からの名残と、ソ連崩壊混乱で発生した民族紛争など、複雑な問題を持つ。

また、以下の共同体の盟的存在である。
独立国家共同体(Содружество Независимых Государств)
ユーシア経済共同体(Еврази́йское экономи́ческое соо́бщество)
ユーシア経済連合(Евразийский экономический союз)
集団安全保障条約機構(Организация Договора о коллективной безопасности)

しかし2022年ロシアによるウクライナ侵攻時にロシアの言うことを聞いたベラルーシぐらいであり形骸化しつつある。

欧州との関係

東西冷戦において対立した西側諸国は元より、旧ソビエト連邦構成の過半、を行使した東欧とも政治的に分裂したものの、世界第二位の原油生産量と、世界最大の天然ガスの産出によって、欧州重な資輸出となっている。

世界天然ガスの貿易量の6割以上はパイラインを経由しており、欧州と陸続きのロシアにとってはタンカーなどによる高コスト輸出に対する強みを持っている。欧州の大半は日本でいう北海道レベルの緯度に存在し、季の天然ガス不足は死活問題になる。脱原発を掲げる欧州の一部諸にとっても、ロシアの資はなくてはならないものである。
具体的な数字は長くなるので省略するが、もっとも強な資である天然ガスを、ドイツは40%ポーランドは60%オーストリアは65%ブルガリアは85%イタリアは25%ハンガリーは45%チェコスロヴァキアフィンランド100%をロシアからの輸入に頼っていた(2014年調べ)。

未だに強大なを持つロシア連邦軍共に欧州への圧を強くしており、NATO軍とのスクランブルも度々発生している。といっても、日本航空自衛隊のそれと同じで、もはや定期訓練のようになっているというのが実情のようで、2014年の初めごろには、ノルウェー軍とのスクランブルでお互いが手を振って挨拶をしている写真開されるなど、ただ単純に関係が悪いというわけでもなかった。

2014年クリミア危機を端に発した欧州との関係悪化は、ロシアがG8から排除されるなど際的な孤立を深める結果となったが、EU融制裁に対してロシアが輸入制裁という相互制裁に結び付き、EU経済を悪化させた。
制裁によってロシアの際的立場は危ぶまれたが、欧州への報復としてロシアの取った制裁によって、農作物の30%以上をロシアに輸出して生計を立てていた欧州農業は、深刻な危機に陥っている。ロシアに大量に輸出していた農作物が欧州のみに出回るようになり、生産過多と価格暴落などが発生、農家、会社が大量に業、倒産して失業者が出ている(たとえば、フランスでロシア向けのリンゴ余り、もともとはロシア向けだったポーランドの安いリンゴ市場に出回って売れなくなり、価格をどんどん下げた結果、利益が出なくなり・・・といった具合)。(※2014年情報
EUは助成金として日本円にして170億円を準備することを決めたが、被害総額は7,000億円に達するとの試算がある。7,000億円の被害に対して、170億円の援助がどれほど効果があるかは、推して知るべしであろう。(※2014年情報
ただしロシアも欧州に頼っていた節がありクリミア併合時の制裁によりT-14戦車Su-57戦闘機を始めとする最新兵器の生産が著しく滞る事になった。

また、ロシアは自給率も高いと考えられているため(あくまで数値上)、制裁はあまり効果的ではないばかりか、ロシアからの禁輸制裁が欧州を思った以上に圧迫し、当事者ではないアメリカからの圧のままに制裁を化すのは自性を欠くなどとして、欧州内でも対ロシアへの制裁については懐疑的な意見もあり、とくに欧州の製造業界からは手打ちを望む意見も多かった(特に農業は数年単位での生産スパンを組むため)。(※2014年情報

ロシアによるウクライナ侵攻が発生後、欧州ブチキレた。SWIFT排除などの厳しい制裁をし、英独、ポーランド導によるウクライナ支援が行われた。ドイツイタリアは当初ロシアに宥和的だったが一年弱かけて方針転換。特にドイツは宥和のが当初多かったもののロシアのガス依存を脱するためガスインフラを構築した。
しかし現在ハンガリーセルビアなどの国家現在もいる。

アメリカ合衆国との関係

仮想敵その1。最近は経済的、政治的にも敵国と化している。

ソ連時代から緊緩和と再緊を繰り返しており、西の大と東の大で対立している。
ソ連崩壊によって際的を小さくし、経済面でも軍事面でもロシアはアメリカに劣るものの、欧州へのでは負けじと劣らぬを発揮しており、ユダヤロビーのも小さいロシアはアメリカ一対抗しう国家と言われていた。尚、現地の財閥オルガリヒが昔世界中で活動していたユダヤ人以上に内をり汚職を行ってる上、前述の反米一任者という地位などは全て中国に取って代わられた。

東側諸国への覇権を、直接的あるいはEUを通して行うアメリカ覇権主義に対して、ロシアと関係諸抵抗する形で行われており、これらの動きは新たなる冷戦とも呼ばれている。もっとも、EUはロシアからの報復によってっ先に標的にされるだろう国家であり、アメリカほど強硬な姿勢には出ていない。アメリカは、ポーランドバルト三国を対ロシアの前線とし当人らもそれを認識。ポーランドらはロシアに宥和的なドイツにキレていた。

アメリカは反ロシアの勢を行使しており、ロシアは反欧を行使しており、表でも裏でもけん制し合っている。CIAの元職員エドワードスノーデンが亡命先にロシアを選んだのもそういった理由であろう。

ロシアが最大の武器としている天然ガスについても、シェールガス欧州に売り込みロシアを弱体化させようとしているが、シェールガスにはまだまだコストなどの問題点もあり、ほとんど実現には至っていない。

2014年ウクライナ問題で対立はさらに先鋭化した。直接報復のを受けるEUと違い地理的に離れているためか、EUべると言いたい放題である。ロシアへの制裁やウクライナ支援を当時から行ったりもして、それが更に際情勢を悪化させている。

それでも対中優先のトランプ政権を通し緊緩和。まぁ仲が悪い程度の関係になっていたが、2022年ロシアによるウクライナ侵攻時には流石にキレた。厳しい制裁とウクライナへの支援を行っている。

中華人民共和国との関係

仮想敵その2。だが最近は少し仲良し

ロシア200年来のであるアジア支配と南下への一番大きな障害の一つ。ロシア帝国時代から問題を抱えており、不等条約、ソ連共と中共の対立なども相まって決して関係は良好とは言い難かった。
しかし、2001年に創立した上海協力機構に共に参加し、2014年ウクライナ問題では欧に代わって中国との関係を強化するなど、対立関係は徐々に緩和されつつある。もっとも、民族レベルではやはり仲がいいとは言い難いようで、ロシア人も中国人も一括りにすると嫌そうな顔をするのが面いところ。

中国経済的にも成長しつつあり、ソ連崩壊後のロシア混乱期に抜け駆けできたこともあって現在では社会でのはロシアに引けを取らない。
2014年頃から先鋭化した新たな冷戦で、中国とロシアが軍事的に協すればアメリカに匹敵するとの見方もあり、アメリカの一部では危機感も現れている。

ロシアによるウクライナ侵攻では中立な関係を取られる。しかも中国側は西側がロシアから撤退したことをいいことにロシアのスマホ市場を占領したりと美味しいところを持ってく。挙句の果てにロシア領樺太中国内での呼び名を中国伝統の名前にしたりと領土欲も露になってきた。

旧ソビエト連邦諸国との関係

欧州方面との関係はあまりよくない。ソビエト時代には全てがモスクワコントロールされ、弾圧された民族義やイデオロギーなどによって、民は抑圧された時代を送っていたからである。だが、中央アジア方面とは較的友好的な関係を持ち、バルト3ジョージアウクライナを除いて、ロシア導の独立国家共同体(СНГ)に参加している。

バルト三国との関係

特にロシア帝国時代から属として扱われてきたバルト3エストニアリトアニアラトビア)は、ロシアに対して決して好意的な印を持っていない。バルト3ではソ連時代の国歌や、鎌と槌シンボル)をナチス・ドイツの鉤十字と共に禁止する法律が成立し、ロシア系住民の反発を招き、ロシア政府も「ナチスから解放したのかを忘れている」と非難した。最も、ソ連バルト三国併合の方が先である。

3とも北大西洋条約機構NATO)及び欧州連合EU)に加盟している。

個々に差はあるが、地理的に近く強大なロシアとの関係は政治的対立と、歴史的対立があるものの、ロシア系住民が2割~3割程度と較的多く存在しているため、 ロシアに強い外交カードを握られている関係であり、EUとロシアが仮に対立関係になった場合には最前線になってしまうこともあって、現状での深刻な関係悪化は避けようとしている。
共通して言えるのは、他の欧州と同じで、程度は違えどエネルギー面でのロシア依存運命から逃れられていないということである。特に、エストニアリトアニア天然ガスをほぼ100%ロシアからの輸入に頼っている(ラトビアは約70%)。

エストニアは地域的には北欧に分類されるだけでなく、北欧人というアイデンティティがあるようで北欧理事会(デンマークスウェーデンノルウェーアイスランドフィンランドから成る北欧5か)に加盟申請したこともあり(却下されたが)、リトアニアは19世紀に飢餓で住人がアメリカに移住した経緯などからリトアニアアメリカ人などがおり、親米的である。ラトビア経済成長率が低迷しており、首都の半数がロシア語生活者であることもあって、ロシア依存欧州との関係で揺れている。

ロシアの強大な軍事にドッキドキ。

2022年ロシアによるウクライナ侵攻時には三共にブチギレ。NATOによる介入を要したりウクライナへ積極支援をしている。

ウクライナとの関係

元々ウクライナキエフルーシが今のロシアの流となっており、キエフルーシが滅びてからは長くロシア優位で支配していた歴史もあって因縁深い。

ソ連崩壊直後は良好な関係だったものの、天然ガス問題を継続的に抱え2014年からはクリミア問題まで抱えることになり、関係は決してよくなかった。
もとはと言えばウクライナ欧州向けのガスをちょろまかして、欧州とロシア、ウクライナを巻き込む大きな騒動になっていた他、ガスの支払い問題も抱えていた。
ロシアを怒らせるとガスを止められる、というイメージは相応に脚色されている。ウクライナソ連時代からガス断抜き取りを行っており、旧ソ連として低価格の設定だったにも関わらず料不払いが重なるなどして、再三ロシアを激怒させて、結果として数回ガスを止められているが、支払い不足の状態が続いている2015年現在でも、長期間の全停止の措置は行っていなかった。

2010年に誕生したロシアの政権が2014年にマイダン革命欧州が支持していたことを後に認めている)によって崩壊し、クリミア自治共和国独立、ロシア連邦が編入したことで、関係は一気に悪化した。

また、ウクライナ要な工業地帯である東側でもロシア系住民がデモを起こし、ドネツク人民共和国ルガンスク人民共和国の建、ノヴォロシア人民共和国連邦の成立を宣言し、これを鎮圧しようとしたウクライナ正規軍との戦闘が発生して内戦状態に陥っており、人民共和国連邦にロシアが支援をしているという疑惑によって、関係はさらに悪化した。鎮圧に向かったウクライナ空挺軍の一隊が輸送機撃墜により丸ごと失われており禍根が残った。

ウクライナクリミアも東側も取り返そうとしており、ロシアはクリミア全に握しているが、東側については人民共和国連邦の権を最大限尊重するとしているものの、ロシアへの編入は避けており、交渉も捗っていない。

ウクライナ議会はロシアとの関係をよくするか、欧との関係をよくするかで、与党と野党が常に争っている状態であったが、欧州連合はマイダン革命支援した割にウクライナEUへ参加することを渋っており(最もウクライナ内のロシア財閥オルガリヒによって引き起こされていた汚職が想像以上に酷かったので足踏みしてしまったという背景がある。)マイダン革命の結果としてロシアからも欧州からも一歩離れた場所に追いやられてしまった。どうしてこうなってた。

クリミア併合とドネツクルハンスク紛争により恨みはくすぶっていたが、それでもロシアがまさか宣戦布告する事はいだろうとウクライナ人は思っていたし、大統領ゼレンスキー大統領もロシアに譲歩寄りであった。
しかし2022年2月24日ロシアによるウクライナ侵攻を起こされ全に決別。ウクライナナチスがいるという、前述のガス問題がんで見えるほどのプーチンはした。ウクライナ人の怒りはしく昔ソ連によって起こされたホロドール飢餓の恨みも思い出し、ゼレンスキー大統領リーダー必死抵抗徹底抗戦の末、西側の支援も取り付け現在敗北していない。

ベラルーシとモルドバとの関係

ベラルーシ欧州最後の独裁国家と呼ばれている。民族的には良好な関係を保つが、国家的にはロシアへのを強めようとしており、1990年代のロシアのハイパーインフレ時代には、ベラルーシ大統領ルカシェンコ導の下で両者の経済的統合をす「ベラルーシ・ロシア連合国家」の創設にこぎつけた(当時のロシア大統領ボリス・エリツィン)。

しかし、原油高騰、新しい大統領プーチン導でロシアが持ち直すと、ベラルーシをロシアに併合することへの意欲を見せ始め、ベラルーシが反発したため(あくまでもベラルーシとロシアを対等な立場で統合するのが)、連合国家の統合は滞っている。

モルドバウクライナ同様EU参加をしており、沿ドニエストル独立問題のこともあってか微妙な関係ではある。一時期ルーマニアの領土だったこともありルーマニアとは仲がいい。

ロシアによるウクライナ侵攻が起こった時は、ベラルーシは領土をロシアに貸しウクライナ首都キーウ侵略に協。これがとん挫してからは参戦要をのらりくらりと躱しているが現在ミサイル発射拠点として領土を貸している。
モルドバ戦争発生直後からNATO加盟申請を行い西側に助けをめた。

カフカース地方との関係

旧ザカフカース・ソビエト社会主義共和の構成アゼルバイジャンアルメニアジョージアとの関係は、ソ連崩壊後かなり異なる。

アゼルバイジャンは元々ロシア系住民がほとんどいないが、ロシアに対抗する欧州向けの原油産出として名乗りを上げようとしている。ただし、しいインフレや失業率などによって内が安定しておらず、投機が進んでいないため、ロシアのライバルとは成り得ないとの見方が強い。

アルメニア旧ソ連の中では較的ロシアとの関係が良好である。地理的に中東欧州、ロシア、アジアとの間で均衡のとれた関係の発展をしている。ロシアが盟独立国家共同体ユーシア経済連合に加盟しており、中央アジア機構のオブザーバーでもある。

ジョージア旧国名 グルジア)は旧ソ連の中でも非常にロシアとの関係展望が暗いである。2008年にロシアがジョージアにおいて南オセチア紛争を起こしたからである。アカシュヴィリ政権下で反ロシアの潮が強まり、EUと接近など、露なまでの反露路線を歩んでいる。チェチェン問題や南オセチア紛争などもあり、2008年には外交関係が断絶した。かつてのソ連を強大な国家として建立したヨシフ・スターリンの生まれ故郷が、現在のロシアに侵攻され交を断絶しているのは歴史の皮であろう。

アゼルバイジャンアルメニア2020年9月に起こしたナゴルノ・カラバフ戦争ではロシアが仲裁に入り停戦した。

2022年ロシアによるウクライナ侵攻時には過去南オセチア紛争を起こされたジョージアは猛反発を起こした。

中央アジアとの関係

旧ソ連ではソヴィエツカヤ・スレドニャヤ・アジアと呼ぶ。キルギスタジキスタントルクメニスタンウズベキスタンカザフスタン欧州方面と較すると、ロシアと友好的な関係にあるのが特徴。「~スタン」とは、「~人の」という意味であり、その名の通りもともとロシア系住人が少ないのも特徴。

キルギス旧国名 キルギスタン)は、ソ連崩壊後もルーブル圏に留まることを要請していたが、ロシアによって拒絶された経緯を持つ。2005年チューリップ革命2010年キルギス騒乱経済的、政治混乱が続いており、ロシアのみならずアメリカからも人支援などを受けている。ロシア連邦軍基地と、アメリカ軍基地が両方存在する。

タジキスタンは、ソ連崩壊後の経済混乱から1991年中に共産党政権が復活したで、ソ連時代をそれほど暗とは捉えていない。現在のロシアとも友好的な関係にあり、エネルギーだけでなくロシア内での出稼ぎ労働者からの収益が国家を支えている構図から、ロシア依存が強い

トルクメニスタンは、天然ガスの輸出であるが、輸出契約の確保と競争においてロシアの援助を得たこと、トルクメニスタンの炭化水素を欲していることから両者は較的友好関係にある。

ウズベキスタンは、元々ロシアと友好的な関係を持っているが、2005年民主運動を鎮圧したことでアメリカの非難を受けることになり、相互協のためにロシアとの関係強化に乗り出している。また、ソ連時代の名残で多くの諸外大使館がモスクワに残っている。つまり、デンマークウズベキスタン大使館はロシア連邦のモスクワにある…といった具合。

カザフスタンは、政治的にも経済的にも密接な関係を持つ。あのガガーリン宇宙に飛び立ったソ連最大の宇宙開発施設バイコヌール宇宙基地を内に持つ。政令指定都市となったバイコヌールはロシアが年間1億1500万ドルで町全体を租借しており、ルーブルが流通し、市長はロシア大統領が決定するなど、事実上ロシア連邦の行政区となっていた。

2022年2月ロシアによるウクライナ侵攻時にロシアが参戦を呼びかけるも、各は一切応じていない。中央アジアはこの戦争に相当困惑した事が分かる。
どころかカザフスタンウクライナ民間支援を行っている。

日本との関係

北方領土を巡っての根深い政治的確執は有るものの、旧ロシア帝国の時代から伝統的に対日感情は良好である(世界初の日本語学校はロシアに作られた)。そのため時代や個人による違いこそ有るものの、全体的にみれば親日的気運が強く、日本文化の受け入れもい。ムラヴィンスキータルコフスキーを始め、ソが深刻な対立を行っていた時代においてさえ、敵営に組するはずの日本情を示す有名人を何人も輩出しており、総じて日本人といえば頭が良く、礼儀正しい人々とイメージされている。
しかし、条約を一方的に反故にして行われた対日参戦や、その途上での数々の日本人虐殺・暴行・略奪行為(葛根廟事件exit三船殉難事件exit敦化事件exitetc)などの戦争犯罪最低でも5万人以上の日本人が命を落としたシベリア抑留exit(帰還者にも洗脳教育して対日工作に利用)などを引き起こしたのも事実である。最近では対日戦勝記念日なる法案を新たに作ったりしている。

なお、ロシア連邦政府日本に対して、経済として米国追従ではない独自の外交路線を取るべきだとして現在外交姿勢に対しては批判的であるが、経済的な協には前向きで、豊富な天然を資輸入である日本に売り込もうとしている。米国から日本を引き離そうとするその姿勢は、ある意味ソ連共産党時代と変わっていない。

ロシアによるウクライナ侵攻が起こってからは日本は方針転換。北方領土交渉は事実上とん挫しウクライナ戦争に際して厳しい制裁とウクライナへの支援を行う。それによりロシアの非友好リストに入る。ロシアは当時、侵攻に際しウクライナ日本どっちを侵攻するか秤にかけていたという情報もある。

以降日本人はロシア人の良識を信じてプーチン政権の転覆を願うも現在にまでそれに至っていない。プーチンの狂った歴史観やブチ虐殺などを通して反露な日本人が増えた。親日なロシア人は日本含めた海外に退避するか抗議活動により逮捕されているので、現在内のロシア民がどう思っているかは不明。

食文化

ウォッカがぶ呑みによるアル中患者が大量発生しており、その事が政府にとっても頭の痛い問題となっている。対策としてアルコール度数の低いビールを飲む事が推奨されてはいるが、ロシア産ビールの出来がまだまだである事などから、そう簡単に転換が進む事はいようである。

またピロシキボルシチビーフストロガノフなど、どちらかと言えばこってりでにどっしりとした料理が好まれる事でも知られる。

寒いの割に意外な話ではあるが、美味しいアイスクリームの宝庫でもある(らしい)。表面にチョコレートを塗ったアイスクリームはロシアで生まれている。

軍事

ロシアといえば軍事が注される。冷戦での対立構造の成り行きからアメリカとその下の々とは異なる兵器体系を取り、「真空管トランジスタを破った」などあり得ない実績を誇るこの軍事は、冷戦が終結した今日でも人々の注を集める。

旧ソ連時代にはジェドフシーナと呼ばれる軍隊内いじめの深刻さでも知られたが、これは旧日本軍現在アメリカ軍など古今東西を問わずにみられる問題であり、また現在では旧時代とべてかなり善されたと言われる。

ロシア軍にとって現在もっとも深刻な問題としては、むしろ予算不足が挙げられる。この事が原因となって給料の遅配、研究開発の遅れ、演習の規模や回数の縮小などが続き、軍事事故や、優秀な人材が多数流出してしまうなどの弊に見舞われてしまっている。エリツィン政権時代のように、首都モスクワを護る防レーダーさえ一部停止させなければならない悲惨な状況は何とか脱する事が出来たものの、現在でも予算不足解消のために予算の大幅増額と大規模な軍再編が計画されており、これら兵装の近代化により、チェチェン人武装勢への対処、北方領土防衛のためフランスから強襲揚陸艦の購入などが行われている。これら土防衛と上手く行して行う事が出来るか、注されている。

ニコニコ動画でもロシアタグのついた動画では軍事に関するものが多い。

詳しくはこちらの個別記事を参照。 → ロシア連邦軍

...というのは過去の話であり、現在ロシア軍は惨めなもので、ロシアによるウクライナ侵攻時には悲惨な姿が露わになる。

など、侵略行為を朝鮮戦争時に止めた北朝鮮軍マシに見える醜態をしている。

スポーツ

団体競技ではサッカーバスケットボールアイスホッケー人気がある。バスケットボールアイスホッケーでは本家アメリカ薄するほどの実を持っている。

個人競技ではフィギュアスケート格闘技新体操モータースポーツで名選手を沢山輩出している。

著名なロシア人

ロシア人の姓に多く見られる「~スキー(-ский, -sky)」は、「~生まれの」という意味を持つ。
また、名前と姓の間に入るのは姓、称などと呼ばれ男性なら「~イ(ィ)チ(-и́ч,-ich)」女性なら「~ヴナ(-вна,-vna)」で終わることが多く、意味はそれぞれ「~の息子」や「~の」である。
有名なウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン大統領で説明すると、『プーチンのウラジーミル息子のウラジーミルさん』という意味になる(プーチン大統領とそのは同じ名前)。

五十音順、記事のある人物は太字

その他の著名なロシア人

架空の人物

ロシアっぽい人達

いらない知識

貿易方面では、新潟との関係が盛んで、粗悪なや出自の怪しいカニが取引されている。(要出典

鉄道界の神様宮脇俊三氏によると…本当のロシア美人は年をとっても劣化しないらしい。要出典

関連動画

関連項目

事実

脚注

  1. *ロシア「コピー経済」急成長 (朝日新聞 2024年2月11日)
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最終更新:2024/03/19(火) 23:00

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