西宮市では、長門があなたを嫁にする! |
ロシア的倒置法(Russian reversal)とは、ヤコブ何とかと嘘八百の人々によって流行ったジョークの一種。
元はソビエトロシア(ソ連)にまつわる風刺的なジョークであったが、コメディアンの何とかスミルノフ[1]が大々的に流行らせた。則ち、
である。このジョークは日本語にしても都合が良かったため瞬く間にネット界隈で有名になった。
現代では「Mozilla ではあなたがブラウザのタブを操作する (keep tabs)。ソビエトロシアではタブであなたを管理する (keep tabs on)!」など、既にソ連が崩壊した事もあり現代での用法はおよそソ連や政治ジョークとは関係がなくなってきている。むしろ最近では単なる「倒置法ジョーク」となっている感が強い。
「ニワンゴでは、夏野がニコ動を黒字にする」という文章を、ソビエトロシア的に倒置すると、「ソビエトロシアでは、ニコ動が夏野を黒字にする!」となってしまう何とも不思議な現象が起こってしまう。これもまた資本主義やブルジョワジーを憎むソ連のなせる技であろうか。
「元の常識的な文章の行為主体と行為対象を転倒させることで全く逆説(パラドックス)的な内容となるはずが、前提条件の変更によって実に納得できる文章が構築される」というのがこのジョークの基本的な論理であり、そこには主体と対象の逆転や前置詞の有無によって同じ語が別の意味に変化する(先例の watch 「(テレビなどを)観る ⇔ (人間を)見張る」など)という言葉遊びの妙が遺憾無く発揮される。
したがって文意が全く別のものになるロシア的倒置法は厳密には倒置法ではないのだが(詳しくは後述。なお reversal は「倒置」ではなく「転倒」)、そこは誰も気にしない。むしろ気にしたら負け。
この詭弁論理を使いこなせばネット初心者からVIPPERまで釣れまくりである。間違っても前と後を同じにしないように。
誤った例: ニコニコ動画では、広告があなたを呼び出す。ソビエトロシアでは、広告があなたを呼び出す!
これでは単なる皮肉である。
一応倒置法(anastrophe)についても説明しておくと、ある文章中の特定の語・文節を通常の語順とは異なる位置に配することで特異性を強調し、聴き手への何らかの心的効果を期待する修辞技法である。実際の発話ではイントネーションによっても強調がされる為、どこが強調の対象かを見誤ることは無いだろうが、ロシア的倒置法と違い倒置法によって基本的な文意が変化するわけではない。
例:「あれは何だ?」「新手の増援です、おそらく。」→推測でありながら、その内容を伝えたい気持ちが先走ってる感じ
「この始末書の山を見てみたまえ・・・困ったものだな、君にも。」→「君にも困ったものだな。」より当て付け感3割増
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最終更新:2024/04/19(金) 10:00
最終更新:2024/04/19(金) 10:00
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