ロジック(Logic)とは、2003年3月17日生まれの日本の競走馬である。黒鹿毛の牡馬。
父アグネスタキオン、母エイプリルドラマ、母父サクラユタカオーという血統。
父アグネスタキオンは4戦4勝の皐月賞馬で、怪我で引退後は種牡馬として2008年のリーディングサイアーになるなど成果を出したが翌年早逝した。ロジックはその初年度産駒。
母エイプリルドラマは20戦4勝。母母母母スイートヘレンが輸入されたことに遡る牝系だが、2025年現在、地方重賞馬や母母ファインドラマのような中央重賞連対馬がいる程度であまり活躍馬はいないようだ。
母父サクラユタカオーは天皇賞(秋)の勝ち馬で、当時内国産種牡馬は不遇であったがサクラバクシンオーを輩出するなど好成績を残した。
特徴として、父アグネスタキオン、母父サクラユタカオー、母母父シンザン、母母母父トサミドリはどれも内国産馬である。そのうちサクラユタカオー以外は皐月賞馬でもある。
生産者は武田修一。ロジックがNHKマイルカップを勝ったときの取材
によると、重賞を勝利したのは1989年のホウエイソブリン以来。2025年現在も現職であるが当時は若手の新冠町議会議員で、夫妻とスタッフ2人、繁殖牝馬13頭の牧場であったという。
HBAセレクションセールにおいて、ノースヒルズでも知られる前田幸治に2950万円で落札された。
栗東の橋口弘次厩舎に入厩し、10月の芝1400mの2歳新馬でデビュー。武豊鞍上で単勝2.3倍の1番人気に支持されたレースでは、中団から上がり最速でディープパートナーを差し切って1馬身差以上付けて勝利。
同月の萩ステークス(OP)は安藤勝己鞍上で3番人気に支持されたが、5番人気フサイチリシャールが逃げ切って勝利する中、3馬身差で末脚を見せた1番人気ドリームパスポートが2着、ロジックは3番手からの競馬で2着と2馬身半差の3着となった。因みにロジックとクビ差の4着は後の二冠馬で2番人気メイショウサムソン。
11月には芝1400mの2歳500万下に出走。 武豊鞍上で単勝2.3倍の2番人気に支持されたレースでは、後にインドで種牡馬として成功した1番人気ウインレジェンドを1馬身半差で押さえて勝利。
12月のさざんかステークス(OP)では2番人気に支持されて先行したが、1番人気イースターにハナ差で差し切られて2着。
3歳初戦は1月のシンザン記念(GⅢ)。シンザン記念4連覇で臨む鞍上武豊と共に2番人気に支持されて臨んだレースでは番手に付けたが、8番人気ゴウゴウキリシマが6番人気グロリアスウィークを抑えてクビ差で逃げ切る中で、そこから2馬身半差の3着。因みに4着に1番人気イースター。
2月はこれまでどのレースも出走頭数10頭未満であったが、ここは15頭が出走するアーリントンカップ(GⅢ)。5番人気となったレースでは末脚を見せ、島田紳助が馬名の由来ということでも知られるステキシンスケクンが逃げ切る中で3馬身半差の2着。
4月はニュージーランドトロフィー(GⅡ)に内田博幸鞍上で出走し2番人気に支持されると、1番人気マイネルスケルツィ、逃げた7番人気ファイングレインに次ぐ3着。
5月には前走で優先出走権も獲得していたNHKマイルカップ(GI)に武豊鞍上で出走。1番人気フサイチリシャール(6着)、2番人気マイネルスケルツィ(10着)に次ぐ単勝8.7倍の3番人気に支持されたレースでは、レース前は自信がなかったという武豊の好騎乗で、9番人気ファイングレインを後方からの上がり最速の末脚でクビ差で制して勝利。これがアグネスタキオン産駒初のGI勝利となった。因みに3着はキンシャサノキセキ。
続いて同月の東京優駿(GI)は武豊がアドマイヤムーンに騎乗するため幸英明が鞍上。距離不安もあり単勝46.3倍の11番人気で迎えたレースでは、末脚を見せてメイショウサムソンの5着と健闘。
10月の毎日王冠(GⅡ)は武豊鞍上で5番人気に支持されたが、先行したものの沈んでダイワメジャーの最下位16着。
11月にはカシオペアステークス(OP)に出走して3番人気に支持されたがここも8着に終わった。
同月にはマイルチャンピオンシップ(GI)にも出走。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は枠順には「ダイジョウブ!」とコメントしていたものの、9番人気に支持されたレースではダイワメジャーのブービー17着。
4歳初戦は1月の中山金杯(GⅢ)。内田博幸鞍上で単勝24.4倍の11番人気となり迎えたレースでは、シャドウゲイトが7馬身差の圧勝となる中、2着の9歳馬アサカディフィート、3着ブラックタイドに次ぐ4着と比較的健闘。
4月のダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)では内田鞍上で単勝6.4倍の2番人気に支持されたもののやはり11着に終わった。
5月の新潟大賞典(JpnⅢ)では藤岡佑介鞍上で12番人気8着。
口さがない人にはウインクリューガーの再来などと言われる始末であったが、ここで骨折が判明し離脱。
復帰戦となる5歳初戦は2月の小倉大賞典(JpnⅢ)。北村友一鞍上で12番人気となり後方からの競馬で9着。
3月の大阪城ステークス(OP)では上村洋行鞍上で8番人気となり、4着とやや健闘。
4月の福島民報杯(OP)は北村鞍上で5番人気となったが、12着に終わった。
5月の都大路ステークス(OP)では上村鞍上で7番人気15着。この後に再び長期休養に入った。
6歳初戦は7月に行われるダートのプロキオンステークス(GⅢ)に出走し、13番人気9着。
8月には関屋記念は除外となって小倉日経オープン(OP)に出走し、11番人気12着。
3歳秋以降の戦績不振が響いて種牡馬入りは出来なかったものの、京都競馬場で誘導馬となり2010年にデビューした。因みに平地GI馬が誘導馬となったのはこれが初である。
その後は三木ホースランドパークの乗馬となった後、福島県のFUKONO ECURIE(後にDEEP FIELDに改名)に移動。相馬野馬追などにも参加していたが、2024年1月20日に21歳で死亡した。
| アグネスタキオン 1998 栗毛 |
*サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
| Cosmah | |||
| Wishing Well | Understanding | ||
| Mountain Flower | |||
| アグネスフローラ 1987 鹿毛 |
*ロイヤルスキー | Raja Baba | |
| Coz o'Nijinsky | |||
| アグネスレディー | *リマンド | ||
| イコマエイカン | |||
| エイプリルドラマ 1989 鹿毛 FNo.2-e |
サクラユタカオー 1982 栗毛 |
*テスコボーイ | Princely Gift |
| Suncourt | |||
| アンジェリカ | *ネヴァービート | ||
| スターハイネス | |||
| ファインドラマ 1974 鹿毛 |
シンザン | *ヒンドスタン | |
| ハヤノボリ | |||
| スイートベリー | トサミドリ | ||
| *スイートヘレン |
クロス:なし
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最終更新:2025/12/09(火) 12:00
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