ロストボール(lost ball)とは、英語または和製英語で「紛失球」に関するものである。
球技では、試合中にボールがどこかに飛んでいったまま紛失してしまうことがある。
特にゴルフでは、OBに飛んでいったのか、インプレーなのかでその後の処理が変わってしまうため、専用のルールが設定されている。
どこに行ったか分からないボールを探せるのは最大3分まで。
見つかった場合、OBでないならばそこからプレイを続行する。
見つからなかった場合は、1打罰を加え、最後にボールを打った地点からホールに近づかない範囲で1クラブレンクス以内にドロップする。ティーショットであればティーアップしてかまわない。
プレイ時間短縮のための「前進2打罰」というローカルルールがある場合はそれに従う(2019年から正式なローカルルールとなった)。
探しに行った球がロストボールと確定したとき、戻ってもう一度打つのは時間がかかる。そのため、OBまたはロストボールになりそうなとき、予備の球を打ち、そうなったときには予備の方を「元の場所に戻って打ち直した」ということにしてプレイを続行することが公式なルールで認められている。
暫定球を打った後、自分か自分側の誰かがボールを探しに行ってしまった場合は、時間切れまで探さなければならない(なくしたことにして暫定球の方でプレイすることはできない)。また、暫定球でプレイを続行した場合、元の球がインプレーの位置で発見されたとしても、そちらでプレイを続行することはできない。
ルール上紛失球になった球でも、ゴルフ場内で自分が発見すれば、所有権は自分にあり、単に拾って持って帰ればよい。見つからないまま(または拾うのを諦めて)プレイを終えてゴルフ場を出た場合、所有権はゴルフ場に移るとされる。
ゴルフ場は、専門の業者に頼んで定期的にロストボールの回収をする。業者は、回収したボールの中から状態の良いものを選んで、洗浄やロゴの貼り替えなどをして格安で販売する。
これが商品としての「ロストボール」である。運良くロストしたてのものを当てれば新品と遜色ないものもあるが、紫外線で表面が劣化していたり、水分を吸って内部が劣化していたりするので自己責任で使おう。
ゴルフ以外では、競技場内のボールはすぐ見える位置にある場合がほとんどで、「紛失した」という時点でインプレーの球でないと考えて差し支えない。そのため、各種ボールデッドのルールに従い試合が続行する。
例えば、サッカーボールがフェンスを遙か飛び越えて行方不明になった場合(そういう状況があるかどうかはともかく)、単に「エンドライン・サイドラインを割った」というだけの話なので、スローイン・ゴールキック・コーナーキックで試合が再開される。
野球の場合、打球が場外に飛んで行方不明になったならば、ただのファールないしホームラン(ごくごく希にエンタイトルツーベースなど)である。
これら別競技の紛失球が後日発見された場合、占有離脱物(落とし物)なので、交番に届けるなり、(持ち主が判明しているなら)元の持ち主に返却される。
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最終更新:2024/03/29(金) 04:00
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