ロックス・D・ジーベックとは、漫画『ONE PIECE』の登場人物。本編の約40年前に大暴れした海賊である。
『ONE PIECE』第957話「ULTIMATE」にて四皇カイドウとビッグ・マムの同盟や王下七武海の廃止など山積みの問題にどう対応するかを話し合っていた海軍の将校たちの会議中に、センゴクから約40年前に活動していた大海賊のエピソードが語られる。
その海賊こそ、ロックス、本名ロックス・D・ジーベックである。
ロックスの率いるロックス海賊団には、かつての四皇だった「白ひげ」や「ビッグマム」、「カイドウ」も所属しており、彼らを束ねる存在だったのがロックスである。後の海賊王ゴールド・ロジャーことゴール・D・ロジャーにとっても最初にして最強の敵だったと言われている。
モンキー・D・ガープが海軍の英雄として語り継がれているのは、大海賊時代を開いたロジャーとの対決だけではなく、ロジャーと協力してロックスを倒したという功績を買われての事である(ただし、ロジャーとの共闘に関しては公にされていない)。
1096話にてかつては海賊島ハチノスに置いてあった宝がゴッドバレーにあるという情報掴んだため宝を奪う為に部下達を率いてゴッドバレーを襲撃したことが明かされた
なおシャンクス率いる赤髪海賊団には「ロックスター」という似た名前のキャラがいる。シャンクスの使いとして白ひげを訪ね、白ひげにシャンクスからの手紙を渡そうとしたが、白ひげにあっさり破られた。この事がきっかけでシャンクスと白ひげとの対話が発生し、そして頂上決戦にまで発展する騒ぎになった。
本名は上記の通り「ロックス・D・ジーベック」。Dの文字を受け継ぐ者である。
嘗て悪行の限りを尽くし世界で最も恐れられた海賊で、活躍当時は世界政府の最重要指名手配扱いだった。今でこそ海賊王といえばロジャーが圧倒的知名度を誇るが、ロジャーの前の世代では一番有名だった海賊である。
「ロックス海賊団」は「海賊島ハチノス」を根城にある儲け話の為に集まった者たちで結成された海賊団で、強い個性を持つ集団だったらしい。部下の中にはエドワード・ニューゲート、シャーロット・リンリン、カイドウと後の四皇が3名もいたうえ、その他にもキャプテン・ジョン、金獅子のシキ、銀斧、王直などワンピースの世界では知らない人はいない大海賊が多数名を連ねている。
しかし、38年前ゴッドバレーと呼ばれる島にて、理由は不明だがその島にいた世界貴族とその奴隷を守るため共闘したガープとロジャー二人に打ち取られ戦死。元々配下の海賊団の仲は悪かったこともあり、船長を失ったロックス海賊団はそのまま解散した。この戦いは後に「ゴッドバレー事件」と呼ばれている。この島は現在地図に載っていないが、バスターコールによるものではなく、島そのものが物理的に丸ごと消滅したためである。その経緯は現状不明。
ロックス海賊団はその悪名を世界中にとどろかせていたにも関わらず、現在の世間でロックス海賊団の実態やゴッドバレーの存在などは殆ど知られていない。海軍でもセンゴクやガープの世代が知るのみであり、センゴクが語るまで若手の海兵は将校クラスでも知らされていなかったらしく、若い世代の海兵で知っていたのは海軍本部少将ヒナ等ごく一握りだった模様。
不自然なまでに語り継がれなかった理由としては、「世界の王になる」というロックスの野心の為に世界政府にとって不都合な事件を多数引き起こした結果政府の情報操作によってその多くが揉み消された事や、元船員達が仲間内の殺し合いすら珍しくないほどに深刻な不仲だった為当時の話をしたがらず半ば黒歴史扱いしている事などがあげられる。団結理由からしても船員同士の結束力や信用は相当希薄だったと思われる。ゴッドバレー事件で敵対したガープも、海賊と手を組み自身が強く嫌悪する世界貴族を守る形となった為に当時についての言及は避けている。
しかし、ガープ曰く「復活すりゃ脅威」であり、何らかの理由(能力者?)でロックス本人が生きているか、特殊な方法で封印されている可能性もある。シャンクスは五老星に接触してとある海賊の情報を尋ねており、この海賊がロックスのことであったら生きている可能性が高い。
ただし、ガープのセリフの前にヒナは「船長を失っても力は増してるわ ヒナ心配」と発言している。このセリフの流れからは、「ロックスの復活=ロックス・D・ジーベックの復活」ではなく、かつての構成員ビッグ・マムとカイドウが手を組んで一大勢力となること、つまり「ロックスの復活=ロックス海賊団の再来」であるとも読み取れる。
なお、黒ひげ=マーシャル・D・ティーチの船の名前は「サーベル オブ ジーベック号」であり、これはロックスの名前から取っていると思われる。さらに、ティーチとロックスの共通点なども指摘されており、黒ひげ海賊団の現在のアジトがハチノスであることなどから、この二人に何らかの関連があるのではないかとも言われている。
元四皇、白ひげ海賊団船長。通称白ひげ。生前の懸賞金50億4600万ベリー。現在は故人。
四皇の中で一番の勢力を持ったといわれる海賊団。
病気と高齢で弱体化していたがそれでも個人の戦闘力や勢力で世界中の人々におそれられていた。仲間殺しを海賊きってのご法度と決めたルールが後に悲劇の原因ともなる。
世界最強の男と称され恐れられていたが、自分の金を故郷のために使ったり、魚人島を含めて縄張りをはって他人を近づけなくしたなど、自らを抑止力として機能させていた。
頂上戦争編で死亡。センゴクの回想にてロックス海賊団時代のトレードマークのヒゲが全く生えてない若い頃の彼が写っている。また、死亡する前に思い返していた回想では若き日にはどこかの海賊団で自らの望みが家族であると語っており、その海賊団がロックス海賊団である可能性も高い。
ロックス海賊団時代は本人にとっていい思い出ではなかったらしく、元同僚たちについては「人の下につけるようなタイプじゃない奴の集まり」と評している。後の世に名を馳せる事になる未来の大海賊が多数所属していたことを思えばこの評価は的を得ていたといえるだろう。
タイマンなら最強と言われる。天空から生身で落ちて無傷。最悪の世代と呼ばれるルーキーたちの海賊同盟をあっさり壊滅させる。
現在はワノ国を仕切っており、乗り込んだ麦わらの一味達と抗争の真っ最中である。
龍に変身する動物系悪魔の実(幻獣種?)の能力者。戦闘能力はすさまじく、ルフィをあっさりと返り討ちにした。
ロックス海賊団の回想では若き日のカイドウが映っている。当時リンリンに大きな借りを作っていたらしい。この頃は見習いであったが、後に己の実力ひとつで四皇の一角にまで成り上がった。
ひとつなぎの大秘宝を取るためにビッグマムと同盟を結び暴力の世界実現のために動き出そうとするが討ち入りで鬼ヶ島に侵入したルフィ、キッド、ローを中心とした打倒四皇連合と抗戦。 ワノ国天上決戦にてルフィとの死闘の末に敗北し四皇の座から陥落した。
過去に母国のウォッカ王国が天上金を集めるために各地に戦争を仕掛け、物心ついた時から少年兵として送り出されてた経験があり最強の兵士として戦場を暴れまわっていたが自分達よりも力が無い政府や貴族に従う事に疑念を覚え、このことから世界最高の戦争を始めて貴族や政府を引きずり下ろし、力ある者達による「自由」と「平等」がある暴力の世界を作ろうと目論んだ。
ビッグマムと共にワノ国の奥深くある溶岩へと叩き落されたが生死は不明
元四皇、ビッグ・マム海賊団船長。懸賞金43億3800万ベリー。
通称ビッグ・マム。ロックス海賊団のメンバーの回想シーンで28歳前後の若いころのリンリンが映っている。現在の姿とは違い、スマートかつ、出るところは出ているナイススタイル。
38年前当時には今のビックマム海賊団を支える子供達が何人も生まれていた筈だが、シュトロイゼン含め彼らもロックス海賊団の船員となっていたかは不明。
ワノ国編にてひとつなぎの大秘宝を取るためにカイドウと同盟を結び野望実現のために動き出そうとするが討ち入りで鬼ヶ島に侵入したルフィ、キッド、ローを中心とした打倒四皇同盟と抗戦。 キッド、ローとの死闘の末に敗北し四皇の座から陥落した。 リンリンが敗れたと知った時のカイドウの回想で、ロックス海賊団時代での初対面時が明かされたがロックスへの忠告や何かあったら自分に頼れと言うなどお世辞ではなく本当にカイドウを弟分として可愛がっていたことが判明した。
カイドウと共にワノ国の奥深くある溶岩へと叩き落されたが生死は不明。
漫画本編では何度か言及されているが本格的な出番はまだない。映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』で敵役を務めた。
ロジャーを部下にしようとして断られたことが原因で起きたエッド・ウォーの戦いで船や部下の大半を失い自分の頭に二度と外せぬ舵輪を付けたまま生涯を生きていくことになる。
ロジャーが自首したことに腹を立て、自らロジャーを処刑しようと海軍を襲撃した戦いで逮捕される。その後、インペルダウンにて海楼石の錠がついた自らの足を切断し、フワフワの実の能力で脱獄。
映画版ではルフィたちと全面戦争に発展して倒されるが、原作ではそのまま生きている。扉絵にてクロッカスと酒を飲んでいるシーンがある。
バギーの会話にて言及されたこともある、財宝のためならどんな残忍なことをする海賊。どこかに巨大な財宝が隠されてるという伝説があり、バギーが探し求めている。
作中ではすでに故人であり、ゲッコー・モリアに死体を盗まれてゾンビの一人として扱われていた。
スリラーバークでルフィはキャプテン・ジョンのトレードマークを手に入れており、トレードマークはナミが手に入れるが金銭的価値がないため興味を持たずルフィが所持し、インペルダウン編にてバギーに共同戦線の報酬として渡した。
詳細不明であるが、四皇と変わらぬ知名度をもっているらしい。
詳細不明、有名な海賊らしい。
ロッキーポート事件に大きく関わっていたらしくコビー、黒ひげと交戦し最終的には黒ひげが倒したことが判明した。 コビーのおかげで倒せたと黒ひげが言っていた辺り相当な強さであったことが伺える。
シルバーズ・レイリーの実質的な内縁の妻。海賊から足を洗ったのが40年前(現在の視点では42年前)とあるので、所属していたのはロジャー海賊団ではなくロックス海賊団の可能性が高い。その事をSBSで読者に問われたときには作者も意味深な反応をしている。
元王下七武海の一人エドワード・ウィーブルの実の母親。本人は息子を白ひげの息子と甘やかしている。
元海賊で、40年近く前に白ひげと同じ船に乗っていたはずという証言があり、時代的にロックス海賊団の可能性が高い。
黒炭オロチを裏で操っていた人物。現在は故人。
生前はマネマネの実の能力者であり、メモリーの中にシキらしき顔があったことからロックス海賊団との関連が噂されている。
掲示板
40 ななしのよっしん
2023/11/03(金) 15:20:30 ID: Y51eRLHx6l
案外ルフィをもっと海賊らしい悪さをする性格にしたキャラなのかもしれん
41 ななしのよっしん
2023/11/22(水) 10:54:56 ID: boywn8X7kw
シキの声優をそんな頻繁に出せないだろうから、全盛期の姿が原作で出る機会はあまりないと思うが…まぁシキの居ない時期や場面出せば良いだけだからどうにでもなるか(劇場版という可能性もあるか)
42 ななしのよっしん
2024/02/17(土) 11:46:15 ID: Y51eRLHx6l
描写見る限り言われていたほどメンバー間の仲が悪そうには見えないけど、白ひげがうんざりしていたあたり仲間殺しが起きるほどの抗争があったのも否定できないんだよなあ
ロックスが死んだあとよほどひどい仲違いでもしたのだろうか
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最終更新:2024/04/25(木) 19:00
最終更新:2024/04/25(木) 19:00
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