ロック・ハワードとは、格闘ゲーム『餓狼 MARK OF THE WOLVES』の登場人物(主人公)である。
「サウスタウンの帝王」ギース・ハワードの実子であるが、父とは離れて母子家庭で育っていた。幼少時に病弱の母・メアリーが危篤状態になった際、父に助けを求めても何もせずに追い返され、母はそのまま亡くなってしまったためギースを憎く思っている。
一方のギースは幼少時のロックと撮った写真を大切にしていたようで、ロックを嫌っていたというわけではない様子。(不用意に関わることでふたりを抗争等に巻き込むことを危惧したのでは、という考察もある)
『リアルバウト餓狼伝説』でのギースの死後、ロックは曲がりなりにも肉親であった存在を喪ったやり切れない思いをテリーにぶつけ、テリーもまた両親を喪ったロックに昔の自分を重ね、以後ロックはテリーと行動を共にすることになる。…が、テリーは色々と適当だったのでロックの方がしっかりせざるを得ず、結果料理が得意になったりしつつ現在に至る。
「暗黒の血」「暗黒の力」を宿しているらしく、勝利演出などで力の暴走に苦しんだり紫色のオーラが翼のように現れたりなどの様子が見られる。同じく紫色の炎を使う叔父のカイン・R・ハインラインを見るに、母方の血による影響もあるように見えるが詳細は不明。
『餓狼MOW』はギースの死の10年後、何者かによって再び開催された格闘大会「キング・オブ・ファイターズ」への招待状がロックとテリーのもとに届き、そこには報酬は多額の賞金と、そしてロックの母についての情報であると書かれていたために、ロックは大会への参加を決める…という物語であり、ロックEDでは今回の大会の主催者カインが母の弟で自身の叔父であることを知り、彼に「ギースの遺産」の存在と「母メアリーが生きている」ことを示唆され、テリーにいつか必ず帰ると約束しカインと共に行くことになる。
その後はSNKのごたごたで『餓狼伝説』シリーズ自体が途絶し、2019年現在でも力の正体やロックの顛末も闇の中となってしまっている。
余談だが、『月華の剣士』の主人公・楓(覚醒後)とは、髪型・髪色・瞳の色等の類似性からロックが楓と言われたり楓がロックと言われたりする仲(?)である(登場自体は楓の方が先)。『KOFMI』シリーズのロックのコスチュームには楓の衣装になるものがある。
『CAPCOM VS. SNK 2』にプレイアブル参戦している。父ギースとの共演はこれが初。『NEOGEO BATTLE COLISEUM』にもプレイアブル参戦し、楓と共演している。
『THE KING OF FIGHTERS』シリーズには、テリーの勝利ポーズに幼い姿で登場したり、パラレル外伝『KOF MAXIMUM IMPACT』シリーズにプレイアブル参戦したりしていたが、長年本家『KOF』に使用可能キャラとしては登場していなかった。これは『KOF2000』でのロック参戦の打診があった際に餓狼スタッフが参戦を断った(といっても「いきなりは勿体ないので一回待ってその次から」のつもりであったらしい)ためと言われていたが、『KOF14』にてDLCでのプレイアブル参戦を果たした。
乙女ゲーム『Days of Memories ~彼と私の熱い夏~』では攻略対象キャラとして登場。主人公の一学年下のクラスに転校してきた男子生徒(16歳)で、そのルックスから転校早々女生徒によるファンクラブが出来るが、当人は本編通りに女性が苦手なため居心地良く思っていない。
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』には、DLCとして参戦したテリーのホームステージ「KOFスタジアム」の背景キャラクターとして登場している。
『グランブルーファンタジー』に登場するキャラクター「フェザー」は、ロックの超必殺技によく似た技を使う。(性格などは大きく異なる)
突進技の「ハードエッジ」「シャインナックル」、テリーと同じ「ライジングタックル」、父親から受け継いだ「烈風拳」「真空投げ」「レイジングストーム」「デッドリーレイブ・ネオ」、テリーの技とギースの技を合わせた「クラックカウンター」等の技を持つ。(ちなみにギースの技は教えられたわけではなく、自然と使えるようになっていたらしい)
飛び道具・対空技・突進技等を一揃い備えたスタンダードキャラ…ではあるのだが、判定が弱かったり無敵が少なかったりと全体的に技性能が物足りず、キャラランク的には下位キャラとなっている。
「真空投げ」を絡めた起き攻めや連携を中心に、近距離でラッシュをかけるタイプ。MAX版「シャインナックル」の性能が非常に優秀であり、MAX超必殺技を使いやすいグルーヴと相性が良い。
ゲームの傾向としてどのキャラも技が多く、ロックも各技に追加入力が増えた。「ダブル烈風拳」の追加入力で出せる「ダブル烈風拳・改」が固めや連続技で優秀で、全キャラが持っている順押し連続技のスタイリッシュアートがあるため、ノーゲージの火力が低いという弱点が解消されている。
MOWの持ち技は「オーバーヘッドキック」を除いて軒並み持っている。「真空投げ」が一回転コマンドではなくなり、「デッドリーレイブ・ネオ」が追加入力の要らないロックする乱舞技になるなど扱いやすくなった。EX必殺技を絡めた連続技の火力に強みを持つため、中堅や大将に据えてゲージを回したい。
掲示板
27 ななしのよっしん
2023/02/14(火) 19:44:36 ID: HN7t0hpMsc
キャラ個性としては成功。性能は駄目だがそのしょっぱい性能がファンがロックを餓狼シリーズの新主人公として認める後押しになったのがなんとも言えない。
28 ななしのよっしん
2023/03/14(火) 17:49:38 ID: lumB/+KUHO
>>27
三種の神器が揃ってるのに通常攻撃の当たり判定が弱すぎる故弱キャラになってしまう辺り初代スト2のリュウケンを思い出す感じの弱さだった・・・w
一見使いやすいように使ってると『あれ?』となってくるんだよね
29 ななしのよっしん
2023/09/05(火) 08:51:17 ID: amnJPnf4/D
絶妙すぎてむしろ意図的に強くならないように調整したとも思えるけどな
下手に強くすると旧来のファンから反感買いかねないし、
あれから展開するつもりだった続編で徐々に上げていくつもりだったんじゃないか?
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最終更新:2024/03/19(火) 20:00
最終更新:2024/03/19(火) 20:00
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