ロック・ホーム

ロック・ホームとは、手塚治虫の漫画作品の登場人物である。
日本人として登場する場合、間久部緑郎（まくべ ろくろう）の役名で登場する場合もある。

「ロック・ホーム」の芸名は、デビュー作が探偵ものであった事から、シャーロック・ホームズに由来する。
また、出世作『バンパイヤ』の役柄は、シェイクスピア四大悲劇『マクベス』に登場する主人公・マクベスそのもので、「間久部」の名前はここに由来する。

概要

1949年『少年探偵ロック・ホーム』でデビュー。
手塚初期作品においては正義の味方で、いくつかの作品で主役を張っていた。
この時代はロックの『子役時代』と呼ばれる。

しばらくすると、ロックも青年として成長した。
すると、子役時代とは打って変わって、知的な悪役としての活躍が増える。
後期のロックは、黒髪・黒服・黒いサングラスを掛けた美少年であり、手塚作品の中でも、特に女性人気が高いキャラクターとなった。

代表作

• 少年探偵ロック・ホーム （1949年）
  • デビュー作。
• ロック冒険記 （1952年～1954年）
• リボンの騎士 （1953年～1967年）
  • 主人公・サファイアの夫となる隣国王子『フランツ・チャーミング』役。
• キャプテンKen （1960年～1961年）
• ふしぎな少年 （1961年～1962年）
• バンパイヤ （1966年～1969年）
  • 間久部緑郎としての初出。これ以降、悪役としての登場が多くなる。
• 火の鳥・未来編 （1967年～1968年）
• アラバスター （1970年～1971年）
• ブッダ （1972年～1983年）
  • マガダ王国の国王『ビンビサーラ』役。
• ブラック・ジャック （1973年～1983年）
  • 『刻印』（改題前は『指』）のエピソードで、主人公ブラック・ジャック（間黒男）の幼馴染役として登場。
• ブッキラによろしく! （1985年）
  • 晩年の手塚作品における主役作品。今作では明るくコミカルな役どころである。

この他、オリジナルの映像作品やリメイク作品、ゲーム作品では、必ずと言っていい程に登場する。

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関連項目

• 手塚治虫
• シャーロック・ホームズ
• スターシステム