ロディオン・シチェドリン(1932~)とは、20世紀後半から活躍しているソヴィエト連邦、ロシア連邦の作曲家である。
1950年代以降に作品を発表するようになった、現代音楽に属する作曲家であるが、師匠はニコライ・ミャスコフスキーであり、アラム・ハチャトゥリアン、ドミトリー・カバレフスキーが兄弟弟子という保守的な作風も継承している。しかしその一方で1960年代から「解禁」された十二音技法やトーンクラスターを導入していった。その代表曲はビゼーのオペラ『カルメン』をバレエにアレンジしたものである。
このほかにもバレエ・ダンサーであった妻マイヤ・プリセツカヤのために文芸作品を多数バレエ化している。一方でドミートリイ・ショスタコーヴィチやニコライ・カプースチンのようにジャズの影響を強く受け、ピアノ協奏曲第2番などに影響を見て取れる。また盟友のチェリストであるムスティスラフ・ロストロポーヴィチのために書いた曲もしばしばみられる。
まだ現役であり、ソ連後期を代表する作曲家ではあるものの、いまだ未開拓の曲も多く、これから紹介されるべき作曲家であろう。
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最終更新:2024/04/23(火) 22:00
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