ロバート・E・O・スピードワゴンとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物である。略称は「SPW」。第一部「ファントムブラッド」第二部「戦闘潮流」に登場。
CV:小野坂昌也(PS2ゲーム版) / 上田燿司(TVアニメ版・ASB版・EoH版)
垂れ眉かつ垂れ目で目の下がくぼんでおり、左の頬に傷跡がある。ひとりでテキサスの砂漠から油田を発見するなど意志が強く、ディオの本質を見抜くなど人を見る目に優れる。
こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!
1888年、ロンドンにおいて呪われた者が住むところ、伝染病が流行るときは必ずここから始まると称される貧民街、通称食屍鬼街(オウガーストリート)にいた男である。当時の年齢は25歳。
ディオが父親に飲ませていた薬の証拠と解毒剤を求めて食屍鬼街を訪れたジョナサン・ジョースターに対して2人の仲間(刺青男と拳法使い)と共に襲いかかるが返り討ちに合う。
ジョナサンとの戦いからその人柄にほれ込んだ彼は、主におせっかい焼きの解説役・情報収集役としてディオ・ブランドー討伐の伴をする事になる。
一見すれば追い剥ぎのリーダーの様にも思えるが、食屍鬼街にある東洋人商人の居場所を知っていたり、2人の仲間のみならずジョナサンとスピードワゴンの騒動を聞きつけてきたアウトロー達に手を引かせてしまうだけの力がある。
経歴の一切が謎に包まれた彼の存在はジョナサンやツェペリさん、ディオ等により霞みがちなところがあるが、実際には驚異的な力と生命力、精神力を持つタフガイであり男前である。
生まれてからずっと暗黒街で生きてきた彼は、色んな悪党を見て来たことから良い人間と悪い人間を「におい」で区別する特技や“つば”に刃を仕込んだ帽子を頭だけで“ギュウーーーーーン”と巧みに操る戦闘術、さらには世界各国を放浪して“アフリカの珍しい動物”や“アジアの奇怪な植物”、“カリブ海の大木まで吹っ飛ばす竜巻”を見て来た経験から来る・・・のかどうかはわからないが、敵味方を問わず状況や考えを読み取り説明する観察力まで持っている。
先に記した世界各国を放浪した経験は様々な場面で良き、極寒地のエスキモーから得た知識でツェペリさんを救ったり、その人脈から裏の世界に手をまわして中国人が“風の騎士たちの町”で目撃された情報を掴んだりしている。
彼の生命力も並はずれたものがあり、ジョースター邸の事件で腕の骨折だけではなく折れた肋骨が肺に刺さる重傷を負ったにもかかわらず三日後には車から“ピョーン”と舞い降りて歩き回り、5mはある壁に片手で杖を引っかけてよじ登る離れ業を見せ、“風の騎士たちの町”では切り裂きジャックのナイフを肩口に受ける負傷を受けたはずがピンピンしてツェペリさんに波紋法の習得を頼み込む程である。
付け加えるならば“横隔膜の筋肉を刺激して軽い波紋なら作れるようになる”一撃をドスっと喰らって悶絶したのも束の間、ポコの奇襲ひったくりに際してはピンピンして全財産の入った鞄を気にしたりしている。
そんな彼でも波紋法の達人であるツェペリから見れば“スピードワゴンのにいちゃん”扱いであり、背負ってるものがいまいち軽くいざと言う時には逃げ出すぐらいと見られていた・・・のだが、ディオとの戦いが始まるとゾンビを大型ハンマーで蹴散らし、ジョナサンとツェペリさんが危機に瀕すると確かな覚悟を見せてツェペリを感服させるのであった。
ちなみにツェペリさんの死後、彼の遺品の帽子を被っている。
劇場版では尺の都合で登場しない。Part6まで財団が重要な役割をしているのにあんまりである。
我々はこの老人を知っている!いや!このまなざしとこの顔のキズを知っている!
第1部完結後、ジョナサンの死後もその義理堅さは失われず、エリナやエリザベス、孫のジョセフの面倒まで見ていた。
彼自身も暗黒街とディオとの決戦を生き抜いた経験や世界を放浪した経験を活かしたのか、一文無しでアメリカのテキサスに渡り、砂漠で死にそうになりながらも油田を掘り当てスピードワゴン石油を起業、石油王として国をも動かす大富豪になる大成功を収めている。
更にその活動は石油王に留まらず、1910年には医学、薬学、考古学等の様々な分野を助成することを目的としたスピードワゴン財団を設立、人類の福利厚生のために活躍する。(財団の真の目的は“石仮面”の謎を追う事にあるが、広い意味で人類のためとも言える。)
そして第二部本編開始直後の1938年、75歳になった彼はスピードワゴン財団がメキシコに派遣した遺跡発掘隊から未知の遺跡の存在を知る。
遺跡を発見した2名と共に調査を進めたスピードワゴンは恐るべき事実を知り、かつて戦いを共にしたストレイツォとその一派に連絡を取る。
恐るべき事実をストレイツォ達の力で葬って貰おうとしたスピードワゴンは、石仮面の魅力に取り付かれたストレイツォに重傷を負わされた上にリオダダ川に捨てられた・・・のだが同じく遺跡を探していたナチスに保護される。
ナチスの治療を受けたスピードワゴンは75歳の老齢で重傷を負ったにも関わらず意識を回復、ナチスに“柱の男”に関する情報を自白するよう強要されるとビンのかけらで自殺をはかり拘束衣で自由を奪われる。
老いても自白剤を使われない限り口を割らない不屈の男である。
その後、ナチスの施設からジョセフに救われたスピードワゴンはジョセフとシーザーを引き合わせローマにある“柱の男”の遺跡にも同行する。
“柱の男”が目覚め、足手まとい以外の何物にもならなくなるとジョセフ一行を影からサポートする事に徹する。
掲示板
414 ななしのよっしん
2023/01/03(火) 05:38:00 ID: +yoFaywAjA
外伝で出して欲しいよな あと語られなかったスピードワゴン財団のキャラクター達も活躍させて欲しい
415 ななしのよっしん
2023/01/15(日) 10:02:59 ID: njtu+EhxEg
悪い人間は匂いで分かるってセリフは良くネタにされてるけど、当時のスピードワゴンは貧民街の「学の無い」人間なんで、直観的、今まで培ってきた世間の表面的な評判に惑われない肌感覚での判断を学がない故に匂いと表現したと解釈してる。
416 ななしのよっしん
2024/02/27(火) 12:48:40 ID: hY49aLPbQm
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最終更新:2024/04/20(土) 19:00
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