ぬるい!砂糖も多い!えい!
ロボット長官とは、ウルトラセブンに登場するアンドロイドである。
登場は第43話「第四惑星の悪夢」である。演者はナックル星人の人間態でおなじみの成瀬昌彦氏である。
第四惑星を実質統治するリーダーであり、姿かたちは人間と何ら変わるところはない。普段は非常に奥行きのある部屋にいる。
彼のそばには常に何かを噛むような音を立てる警察担当と思われる「ロボット署長」がおり、総合センター内には秘書で人間の「アリー」がいる。
人間と姿かたちは変わらないものの、後頭部と目の部分はメンテナンスのために取り外しができるようでアリーが注油をしている場面がある。
味にうるさく、機械らしく寸分の違いにさえ気がつく、文字通りの「違いの分かる男」である。
アリーやダン・ソガに対する態度から察するに、人間に対しては消耗品程度のものの見方であり、尊大かつ見下した態度である。もっとも、それは第四惑星のロボット全体に言えるものであるが。
最後はダンがウルトラセブンに変身して、総合センターを破壊したわけだが、その後ロボット長官や署長がどうなったかは語られていない。おそらくはこの際のどさくさで破壊されたとされている。
第四惑星は地球より120億万キロ(原文ママ)離れた場所に存在し、ここに住むのはロボットと人間である。4つの月があり、暮らしぶりは地球上とそう大差はないが、テクノロジーの面では地球を大きく上回る。
かつては地球と同じように人間が支配していたわけだが、ロボット長官のセリフによると約2000年前に彼らを作り出して以降、人間は怠け者になり、そのうちに反乱のようなものが起きたと想像され、現在では人間とロボットは立場が逆転してしまった。現在、この惑星におけるロボット住民は20万であり、彼らのあらゆる行動・政策方針・教育・病院などといったものはすべて総合センターといわれる建物に集約されている。どこのチャー研だよ
人間は団地のようなところに住んでおり、彼らの中には「人間もロボットらしく生きるべきだ」と主張する者もいるが、ロボットにとってはA級の政治犯であり、問答無用で死刑にされる。この主張から察するに第四惑星の人間には自由といった我々地球人が不変に持ちうる権利はないものと推測される。そして、「寸分違わぬ目利き」を持つロボットの欲求を満たすため、「ドラマは常に真実を要求する」ロボット長官の方針のもと、ドラマの撮影にあっても「本当に人間を殺す」という具合にまるで蚊トンボがごとく、人間の生命は消費されている。
そもそもスコーピオン号を誘導したのは向こう500年のうちに第四惑星の人間は絶滅するとの計算がコンピューターによってはじき出され、新しいエネルギー源として地球に目を付け、植民地にすれば30億人を確保できるとの踏んだからである。ならばやたらめったら処刑したり、ドラマの撮影で射殺などして「消費する」場合ではないだろうと突っ込むのはやめにしよう。
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最終更新:2024/04/24(水) 20:00
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