ロマン砲

ロマン砲とは、漢の夢である。

概要

決まれば絶大な威力や効果を発揮するものの、事前準備が非現実的だったり使用した際のデメリットがあまりにも大きなものの総称である。
それらの手間やコスト・リスクを考えると多少効果が低くてもこっちの方法でよくね？という無難な選択肢が他にある場合が多い。
デメリットを打ち消したり、効果を極大まで引き上げる特殊な環境や条件が揃わないと基本的に採用されることは無い。

だからこそ、浪漫に溢れているのだ！！

一覧

実在した（する）ロマン砲

• プムハルト・フォン・シュタイヤー
  • 15世紀初頭には既に名が知られていた巨大な錬鉄製の攻城砲。巨大攻城砲としてはニュルンベルクの Kürn (1388年製)よりは後代の砲と思われるがゲッティンゲンのMakefrede(1402年製)あたりとは同じぐらいの古さなんじゃなかろうか。砲口径880mm、長さ259cm、射程600m。現在はウィーン教育博物館に展示されているらしい。
• フォーレ・グレーテ
  • 1409年にマリエンブルク鋳造所でハインリヒ・ドゥメヘンによって鋳造された巨大攻城砲。砲口径550mm、長さ250cm、重量4600kg。残された会計帳簿によれば生産費は牛1160頭分に相当する約278.5マルク。砲名は「怠け者なグレーテ」という意味で、連続使用ができず機動性もないことからそう呼ばれた。
    ブランデンブルク辺境伯フリードリヒ1世がブランデンブルク騎士団との戦いで使用して騎士団を打ち破り、ブランデンブルクにおけるホーエンツォレルン朝勃興の基礎を築くことになった。
• モンス・メグ
  • 1449年製造のロマン砲。ブルゴーニュ公からスコットランドへの贈り物として作られた、砲口径510mm、長さ280cmの巨大射石砲。現在ではエディンバラ城に安置されているが、かつては軍船に乗せて発射したこともあったと言われ、真実なら大和型戦艦を越える超巨大艦砲ということになる……のかもしれない。
• ウルバン砲（ウルバンの巨砲）
  • もっとも有名なロマン砲の一つ。オスマン帝国が1453年にコンスタンティノープル（現在のイスタンブール）攻略に用いた大砲。口径は75cm以上。500kgの石弾を1,600m先に撃ち込めた。結果的に要塞都市コンスタンティノープルは陥落。しかし、1日に7回しか撃てないとか、運ぶのに牛30頭を用いたとか、下手すりゃ砲身が割れるとか……。80cm列車砲の先祖。
• マレット臼砲
  • 19世紀、イギリスがクリミア戦争の際投入しようとして間に合わなかった臼砲。口径914mmは史上最大。1.3トンもの鉄の塊である砲丸（※砲弾じゃないよ！）をセヴァストーポリ要塞にお届けしようと計画された。
• パリ砲
  • 第一次世界大戦でドイツ帝国が投入した超長距離列車砲。後述ロンドン砲のパパ。133口径（13口径ではありません、砲身長28m！）210mmカノン砲で高さ40kmの成層圏まで砲弾を打ち上げ130km強という長大な射程を実現した。ちなみのこの砲弾は人類が初めて成層圏に到達させた物体になるとか。
• 21cm K12(E)列車砲
  • 前述パリ砲の後継列車砲。パリ砲は砲身の寿命が極端に短く砲身の直径がどんどん広くなるという問題を抱えていた（そのため砲弾も直径が変わるごとに専用の砲弾を用意していた）のだがそれの改良に成功した。砲身寿命は90発に拡大、有効射程45㎞、最大射程115㎞の化け物。砲弾はフランスからロンドン郊外のチャダムという町まで届いたという。まぁ、二門しか作られなかったという時点で戦果はお察しだけどな！　あと発射のたびに砲をジャッキで固定する必要がありそれに時間を食うのが不評だったとか。
• 80cm列車砲＜グスタフ＞・＜ドーラ＞
  • 元祖ロマン砲。ナチスドイツが開発した口径80cmというトンデモ兵器（ちなみに戦艦大和の主砲の口径は46cm）。確かに破壊力は絶大だったものの、ふつう単線で済む線路が複線分必要になるなど、開発・製造・運用に膨大なコストと時間と人員を必要としたため、ナチスドイツを疲弊させ連合軍に敗れる一因となった。
• カール自走臼砲
  • 口径60cm、後に54cmの超巨大臼砲（迫撃砲の親分というか先祖）。ドイツってバカだよね（ほめ言葉）。80cm列車砲より使い勝手はよかったらしく6両も製造された。ちなみに自走できたけど時速10km……。
• シュトルムティーガー自走臼砲
  • ドイツ海軍用の38cm臼砲をティーガーⅠ重戦車に搭載し、強固な防御陣地を爆砕すべく生まれた自走臼砲。1発で防御陣地を破壊するまではいいのだが、砲弾重量が350kgなので装填用の給弾トレーと専用のクレーンも設置し、5人掛かりで装填を行う羽目に。最終的に運用コストに押し潰され殆どが放棄されてしまう……。
• V3 ロンドン砲
  • ドイツにより、占領下のフランスからロンドンを直接砲撃するというすさまじい計画のもと「建設」された固定砲台。
    全長150mという頭おかしい長さの砲身に28個の薬室を取り付けて砲弾を段階的に加速させ、152km先のロンドンに撃ち込もうと考えたのである。普通一番後ろに1個の薬室が28個も等間隔で並ぶため「ムカデ砲」と呼ばれた。
    発射時に圧力で砲身が損傷するという致命的な問題を持ちつつも、提案から一年半後に戦局の悪化で試験が中止されるまでの間に88kmという遠大な射程を実現したがこの予算でK12列車砲を何両か作った方がはるかに効率よかったんじゃね？
• ゲルリッヒ砲
  • 別名口径漸減砲。字のごとく薬室部の直径より砲口に向かうにつれ方針の直径が徐々に小さくなる逆テーパーがかけられた砲。こうすることで薬室で爆発したエネルギーが砲口から出ていく量が減り、効率よく弾頭を射出することができるというもの。スゲーとは思うが初速が早くなる＆火薬の爆発エネルギーを受け止める都合上硬くて高価な炭化タングステン弾頭しか使えない、専用榴弾の設計が難しい（薬室内の爆発のエネルギーで榴弾が爆発してしまう）、戦後APFSやAPFSDSが発明されたってのもあり時代の波に飲まれ消えていった。
  • 2.8cm sPzB41
    ドイツ驚異のメカニズム、上記ゲルリッヒ砲の理論を取り入れた28㎜砲というか銃。こんなんでも至近距離からではあるがスターリン戦車（IS-1）の装甲（100㎜）をぶち抜いたというからまさにロマン砲。
  • 7.5cm Pak41
    75㎜ゲルリッヒ砲。1000m先のKV-1を破壊できる程度の能力を持つ化け物。ただ輸入でしか手に入らないタングステンを弾頭に使うという問題からたった150門しか作られなかったうえ全門砲身交換せずに廃棄されたとか。
• 7.92㎜×57㎜　Ｂパトローネ
  独逸の職人（マイスター）の手による逸品、小銃やモーゼル拳銃でぶっ放せる炸裂弾。本当は航空機用機銃で命中したかをはっきりさせるための観測弾だったのだが、人間相手にぶっ放すと命中した際銃創がえぐいことになるため敵をビビらすために地上兵にも支給されたという。ひでぇ。なお大体8㎜×30㎜のどんぐり型の弾頭に信管と炸薬まで詰めこんだ結果炸薬量は雀の涙、実は殺傷力は通常弾より低かったとか。
• リトル・デーヴィッド
  • 日本本土上陸作戦のためにアメリカが開発した超々重迫撃砲。口径914mm（36インチ）は迫撃砲としては文句なしに世界最大。本土上陸する前に終戦になったので使われずにスクラップになった。
• 46cm砲（大和型戦艦）
  • 大日本帝国海軍の大和型戦艦の主砲。当時……というか、実戦に投入された艦載砲としては現在も世界最大の砲（排水量とあわせてギネスブックに掲載されたこともある）。斉射すると発射した艦にもダメージが発生するとか、不用意に甲板にいた水兵が爆風で死んでしまうとか、そもそも大和型の建造費で国の財政傾けたとか問題ありありな日本版80cm列車砲。より大型の51cm砲を搭載した超大和型戦艦も計画され、51cm砲も試作されたらしい。
• 53cm砲 Gerät36
  • ドイツが試験的に製造した最大の艦載砲。1941年より沿岸砲として運用開始。砲身の長さが初期の超弩級戦艦の幅とほぼ同じという怪物。さらに最大射程は47.5kmと80cm列車砲とほぼ同じ。なお、51cm以上の艦載砲を製造して運用したのはドイツのみ。……なのだが、デカすぎて載せられる軍艦が無かった。まぁ、大和型戦艦が逃げ出すレベルの巨砲だし……。ドイツって（以下略
• 32cmカネー砲（松島型防護巡洋艦）
  • 日清戦争時の大日本帝国海軍の松島型防護巡洋艦の主砲。大和より砲自体は小さいが、肝心の松島型が4,217トンと大和型の1/15程度の排水量（重さ）なので相対的にハイリスク・ハイリターンと化してしまった。清の北洋艦隊の巨艦「定遠」「鎮遠」に対抗すべく帝国海軍は当時最大の32cm砲を3隻の松島型に搭載。が、船体が小さすぎて砲を旋回させるだけで艦が傾くとか、砲撃したら針路が変わるなどもう大変であった。1発が命中したらしいが、結局、小型の速射砲と高機動戦が海戦を制したのでロマンの領域に。
• 30.5cm砲（M級潜水艦用）
  • 第一次世界大戦時のイギリス海軍のM級潜水艦の主砲。排水量は1,594トンと前述の松島型以下というか駆逐艦より小さい上に潜水艦のくせにこんな巨砲を運用しちゃった。英国面。通商破壊戦用の艦砲なのだが、デカイほうが強いという判り易い理由でこの巨砲を採用。まず3隻が建造される。だが、衝突事故で1隻を喪失。沈没原因は30.5cm砲周辺の浸水のせい。結局活躍出来ずじまい。浮上して商船護衛用の戦闘艦をも打ち倒すというロマンはついぞ叶わなかった。
• M65 アトミックキャノン
  • 冷戦時代、押し寄せて来るスチームローラー（ソ連機甲師団）を止めるために開発された原子砲。個別記事参照。
• バビロンガン
  • 現代に蘇ったロマン砲。フセイン政権下のイラクがイスラエルを直接攻撃するために建造したバケモノ兵器^[1]。口径100cm、口径長100、最大射程1500km、核砲弾や化学兵器砲弾の使用も可能。最大の弱点は向きを変えられないことだが、使う側からすればイスラエルに当たりさえすればいいのでそれはそれでいいのだろう。
• M1978"コクサン"
  
  • 北朝鮮が開発・製造したリアル砲台小鬼。朝鮮人民軍での正式名は「主体砲(チュチェポ)」。CSS-N-3シルクワーム対艦ミサイルの配備により余剰になった170mmカノン砲(沿岸砲)を59式戦車の車体に無理やり載せた自走砲。搭載した沿岸砲があまりにも大きすぎて定員2名(車長と操縦手)。砲を操作する人員と砲弾は別車輛で移動する。通常砲弾で最大射程40km、ロケット補助促進弾を使うとさらに長く最大射程60kmなので、軍事境界線からミサイルやロケット砲要らずにソウルを攻撃出来てしまうヤバい兵器であった。実はコレ、一部は輸出されており、そのうち20輌輸入したイランではイラン・イラク戦争にてイラン領内からイラクの都市や油田への長距離戦略砲撃に使用している。現在はソ連の2S7ピオン203mm自走カノン砲に似たM1989が開発されたので、北朝鮮では退役したとされている。
• 2A3 コンデンサトール2P
  • 個別記事参照。ソ連ってバカだね（ほめ言葉）。
• 2B1　オカ
  • 臼砲を除けば史上最大の自走迫撃砲。口径420mm、車体の倍以上の砲身てのは頭おかしい。ひっくり返らないんだろうか。核砲弾ぶっ放すために作られたがミサイルのほうが便利だよねということで試作のみで終わる。なおこれの後継というか作り直したのが次に出てくるチュリパン。
• 2S4チュリパン
  • ソ連って（以下略）。恐ろしいことに現在も配備中。個別記事参照。
• T15核魚雷
  • アメリカの沿岸部を津波で壊滅させるために露助が開発を進めていた魚雷。弾頭は100メガトン水爆という何かのジョークとしか思えない破壊力を持つ。専用の潜水艦に一発だけ搭載し、アメリカ沿岸に近づくことを想定されたがどう考えてもたどり着けないだろ^[2]というごもっともな理由で没。おそらくは後述ホズ＆大王魚雷の元ネタ。また珍兵器の項にあるポセイドンは間違いなくこれの後継。
• BK 7.5
  • ドイツ軍の攻撃機、Hs129に搭載されたロマン砲。口径こそ75mm（7.5cm）と他のロマン砲に比べりゃ小さいけど、こいつの搭載プラットフォームは飛行機である。戦車を叩き潰すには十分過ぎる威力を持ってるしその代わり（機体自体の性能もあまり高くないとはいえ）リスクも大きいという意味では立派なロマン砲の仲間といえよう。
• Gerät104“ミュンヒハウゼン”335mm無反動砲^[3]
  • 嘘つき男爵という名前からして冗談みたいだが実在の兵器。航空機搭載対艦攻撃兵器として計画されたのはいいが、いくら無反動砲だからとはいえ口径33.5センチ（※金剛型戦艦で口径36センチ）はやりすぎだろう。さすがは独逸、バカである。そして爆撃機に実際に積んで撃ってみたら爆風で機体を破損。ついでにフリッツX誘導爆弾やHs293誘導ミサイルが実用化したため当たり前のように開発中止された。
• RZ100 420mmロケット弾
  • 1941年に試作されたロケット弾で、Me260双発爆撃機に搭載というか懸架予定だったらしい。その正体は前述シュトゥルムティーガーに採用された38㎝ロケット臼砲の弾頭、RW64をスケールアップしたものであるらしい直径42㎝の極太ロケット弾。奥様うっとり。命中率の悪さを破壊力で補おうとしたらしいが（核兵器かよ）、こっちもやっぱり誘導ミサイルの実用化のめどが立ったため没。なお発射試験では地上でMe260に取り付けて撃ったら機体をぶっ飛ばしたとか。ミュンヒハウゼンといい懲りないなナチスドイツ！
• T13E1
  • B-25 ミッチェルに搭載された75mm砲。やってることは大体上記ドイツのBK7.5と同じ。
• ホ501
  • 日本にもあった航空機版75mmロマン砲。上記2つは艦船や地上物を攻撃するためという比較的まともな使い方なのに対し、こいつはB-29を狙うために作られたという狂気の産物。元ネタは高射砲である。変なものならなんでも積める和製ランカスターこと四式重爆撃機「飛龍」を魔改造した迎撃機・キ109に搭載された。
• ツポレフ ANT-29
  航空機搭載ロマン砲でもさすが露助、やることが違う。対爆撃機用に105㎜無反動砲を搭載した双発機。まぁ、先ほどのミュンヒハウゼンに比べたらかわいいが……。
• GAU-8 アヴェンジャー
  • みんな大好きアヴェンジャー、個別記事参照。実はA-10はコレを積むためだけに作られた、他に採用した兵器はオランダの艦載近接対空砲「ゴールキーパー」ぐらいと運用者側にすると地味に使い難いらしい。
• プファイファー・ツェリスカ
  • 携帯ロマン砲。拳銃の形をしているがデカ過ぎ・重過ぎ・破壊力強すぎで両手撃ちすら出来ない化け物。詳細は個別記事参照。
• S&W M500
  • 家庭用ロマン砲。個別記事参照。破壊力はさすがに上のツェリスカに劣るがデザートイーグルの2倍弱のエネルギーを持つ弾を撃ち出す。何より恐ろしいのはコレ、アメリカでは（資格さえあれば）普通に一般人が買えるんです……。
• バレットＭ８２
  家庭用ロマン砲その2。個別記事参照。フォークランド紛争の教訓で開発された大口径狙撃銃で、12.7ｍｍ弾を使用。これまたアメリカでは、普通に一般人が購入出来てしまう。

創作世界のロマン砲

創作世界におけるロマン砲はいわゆる「奥の手」「必殺技」といった位置づけで、上記の実在したものたちを指していう「ロマン砲」とはやや意味合いは異なる。
現実のロマン砲と違い、物語の要所要所や終盤できっちり使用され、それなりの成果を上げるものがほとんど。
「鳴り物入りで計画されたはいいものの問題点が多すぎるので結局使用や建造は見送られた」なんて展開になると物語として盛り上がらないので、ある意味当然ではあるが。

ただし、ゲーム作品における（実際にプレイヤーが使用する）「ロマン砲」は、実在したロマン砲の扱いとよく似ているのがいとをかし。

• ジュール・ヴェルヌの作品群
  • 『月世界旅行』に出てくる大砲 - 多分最古の創作世界におけるロマン砲。砲身長270m、口径2.1mの大砲でアルミニウム製の宇宙船を打ち上げ月へ行こうとした。発射時に2万Gなんて圧力がかかって中の人死ぬからという突込みはヴェルヌはわかって書いてるから禁止。
  • 『地軸変更計画』に出てくる大砲 - 口径27ｍ、砲身長600mなんて大砲で18万トンもの質量の物体を発射することで地球の地軸を変更しようとする。
• レンズマンシリーズ
  • 太陽ビーム ‐ 恒星系一個丸々真空管に見立てるという壮大な兵器。恒星の真ん前に恒星の数分の一程度というとんでもないでかさのドーナツ状の磁石を惑星軌道上に設置。恒星系の外から来た敵に磁石を向けることで磁石の穴から恒星から出る電子が束になって敵に襲いかかるというアナクロなんだが超科学なんだかわけがわからない兵器。ブラウン管がどんなものがわかる人なら陰極が太陽、画面が敵、磁石はまんま磁石と考えたらいい。なお原理の都合上敵を攻めるには向いてない上磁石の取り回しが悪く高速で攻めてくる敵に弱い。
  • 惑星クラッカー - 砲ですらない気がするがこちらに。要は質量がほぼ同じ2つの惑星の慣性を制御→敵をサンドイッチ（物理）という米国面雑極まりない兵器。
  • 殺人思考ビーム発生器 - 主人公キムの装備で、生命の体内にある思考の根幹となる化合物を破壊する振動を放射、生命絶対殺すマンという物騒な兵器。ただしこの世界、思考波は超光速で宇宙中に駄々洩れという世界観のため敵は大抵この思考ビームを遮断する思考波スクリーンを標準装備。その物騒さのわりに本編で役に立ったのはたった一回というネタ枠。
• 宇宙戦艦ヤマトシリーズ
  • 波動砲 - 皆様ご存知宇宙戦艦ヤマトの最大の武器、創作作品における元祖ロマン砲にしてマップ兵器の元祖。個別記事参照。
  • 火焔直撃砲／火炎直撃砲 - 敵勢力ガトランティスの重戦艦メダルーザ級に搭載された重砲。波動砲ほどではないが超強力。ただし敵側勢力の兵器と言う時点で後はお察しください。個別記事参照。
• 宇宙空母ブルーノア
  • 反陽子砲 - 主人公メカ、ブルーノアの決戦兵器。要は波動砲だが原作者一緒だし仕方ないね。敵要塞や軌道エレベーターを瞬殺する程度の能力を持つが発射まで時間はかかるし発射後10分はブルーノアは動けなくなる。しかし最大の問題は最終決戦で全く役に立たなかったことだろうというかあのオチは日本アニメ史上でも最悪の部類。
• 超時空要塞マクロス
  • 主砲（バスター・キャノン） - 主人公メカ、マクロスの主砲。地球の地表から月軌道の敵艦を破壊する程度の能力を持つ。しかし物語中では諸般の事情により3分かけて宇宙船から人型に変形しないと撃てないうえ、初期はマクロス内部の居住区をぶっ壊しながら（当然住民は犠牲になる）変形していた。
• 新世紀エヴァンゲリオン
  • EVA専用改造陽電子砲NERV仕様（ポジトロン・スナイパー・ライフル） - 使徒ラミエル殲滅に使用。日本国中の電力を用いて運用する。電気玉。
• ポケットモンスター
  • はかいこうせん/ギガインパクト/ハードプラント/ブラストバーン/ハイドロカノン/ときのほうこう - 個別記事参照。使用した次のターンに行動不能になる。
    ポケモン対戦において1ターンの価値は非常に重いため、いくら技が強力でも「次ターン行動不能」という反動が問題視され採用されないことが多い。
  • ソーラービーム/ソーラーブレード/ゴッドバード/シャドーダイブ/コールドフレア/フリーズボルト - 強力だが撃つためには1ターン溜めが必要。
    上記の通り1ターンの価値が重い上に、こちらは「その2ターンで普通の技を2発撃った方が強い」という悲しい現実があるため尚更採用されない。
    ただし「パワフルハーブ」という溜めを省略できるアイテムを持たせてぶっ放すケースはある。（消費アイテムなので事実上1発しか撃てない。そこも含めてロマン）
  • つのドリル/じわれ/ハサミギロチン/ぜったいれいど - 劣悪な命中率（30％）だが当たれば一撃必殺。
    30％は低いようで割と高い。他の攻撃技や控えポケモンでも対処が難しい場面でブッパするには悪くない賭けであるほか、防御・特防アップの積み技を何度も積まれる、相手の回復スピードに勝てない等のケースでは救世主になりうる。
• ドラゴンボール
  • かめはめ波
    個別記事参照。ドラゴンボールシリーズ初の飛び道具で、体内の気を光線に変えて放つ系の技の元祖ともいえる技。使用する際に溜めモーションがいる。モーションキャンセルした猛者もいた。
  • 気功砲
    個別記事も参照。天津飯最大の大技。実は撃つと寿命が縮む。
  • 元気玉
    個別記事参照。エネルギー充填に時間がかかる上に個別記事にもあるが問題だらけ。
• 遊戯王
  • エクゾディア - 個別記事参照。1枚ずつしか採用できないカードを手札に5種類そろえなければならないが、その時点で勝利が確定する。
  • ウィジャ盤 - 個別記事参照。リターンはエクゾディア同様だが、発動の遅い罠カードであるにも関わらず発動後最低4ターンは、フィールドに無防備で現れるカード達を守らなければならないため、難易度は極めて高い。ただし、近年はこのカードと相性のいいコアキメイルの発展、アニメ版サポートカードのOCG化により、ある程度実用可能になった。
• ゴジラシリーズ
  • メカゴジラ「プラズマ･グレネイド」
  • 3式機龍「アブソリュート・ゼロ」
• 東方非想天則
  • 夢想天生
  • 邪恋「実りやすいマスタースパーク」
• アーマード・コア フォーアンサー
  • 社長砲 - 正式名称「OIGAMI」。有澤隆文の記事を参照。
• アーマード・コアⅤ
  • オーバードウェポン - みんな大好きステキ火力、相手は死ぬ。個別記事参照。
• THE ビッグオー
  • ファイナルステージ - ビッグオーの最終兵器。制御装置（ドロシー）がいないと撃てない上、発射のためにアンカーで全身を固定しないと自分が吹っ飛ばされる。
• サムライスピリッツシリーズ
  • 斬鉄閃 - 覇王丸の遠距離大パンチ（＝通常技）のはずだが必殺技もびっくりの大ダメージ、コマンド技並みの出かかりの隙、そして撃った後も隙。
  • 六道烈火 - 個別記事参照。三連続コマンド入力技だが最後のコマンド入力に許される時間はわずか1フレーム（＝60分の1秒）。ただし三つめをもし出すことができたら、場合によっては体力100％の状態からでも相手は死ぬ。
• ANUBIS ZONE OF THE ENDERS
  • ベクターキャノン - 個別記事参照。ベクターキャノンは男のロマンなんて記事もあります。発射シークエンスがファイブスター物語第1巻のバスターランチャー発射シーンに似ているは禁句。
• ボーダーブレイク
  • ギガノト榴弾砲 - ゲーム中1回しか撃てない最終兵器。個別記事参照。
  • ラベージパイク
  • サテライトバンカー
• 電脳戦機バーチャロンシリーズ
  • レーザー ‐ ライデンの主兵装。当たればでかい（バイパー2やサイファーなら一撃即死）が、撃った後でもよけられてしまう（涙）。
  • ICBM - グリスボックの特殊武器。戦闘フィールドの半分以上を焼き尽くす超兵器。ただしゲーム中1発しか打てないうえ爆風に当たれば自分もダメージ。
• モンスターハンターシリーズ
  • 竜撃砲 - ハンター（プレイヤー）が選択できる武器の一つ「ガンランス」で使用できる特殊技。個別記事参照。
  • フルバースト - ガンランスで使用できる技。装填されている弾薬全てで、集中砲火を叩き込む。竜撃砲に連携可
  • 覇山竜撃砲 - ガンランスで使用できる狩技。狩技ゲージを多く使った大爆発。竜撃砲から連携可
  • ブラストダッシュ - ガンランスで使用できる狩技。竜撃砲で空を飛ぶ。
  • 爆竜轟砲 - ガンランスで使用できる技。竜撃砲に装填されている弾薬全てを加える。
  • 極竜滅砲 - 同上。極ノ型で使用できるようになる。上にさらに一段階タメることでガンランスから極太ビームが出る。
  • 竜撃弾 - ボウガンで使用できる弾。接近しないと当たらないが大タル爆弾以上の破壊力も楽に出せる。
  • 超高出力属性解放斬り - チャージアックスで使用できる技。
  • 排熱噴射機構 - 剛種ヘビィボウガンで使用できるパーツ。個別記事参照。
  • 砲熱照射 - ヘビィボウガンの極ノ型で使用できる上の強化ビーム。
• World of Tanks（ゲーム中の兵器ではあるが、第2次世界大戦で実際に開発・使用されたものが中心）
  • KV-2重戦車　152mm M-10榴弾砲 - ロマン砲。
  • ISU-152駆逐戦車　152mm BL-10対戦車砲 - スーパーロマン砲。
  • JagdPanzerE-100重駆逐戦車　17.4cm Pak46対戦車砲 - ハイパーロマン砲、あるいは「波動砲」とも。
  • FV4005 Stage II/FV215b(183)重駆逐戦車　183mm L4対戦車砲 - 対戦車砲としては最大口径。アルティメットロマン砲、あるいはアルティメット紅茶砲。現在ゲーム中最大の単発火力(1150/AP,1750/HE,HESH)の持ち主。
  • G.Pz.Mk.VI(e)　10,5 cm le.F.H. 16 L/22 - 最小tierのロマン砲。至近弾でも絶対殺すマン。
  • T92HMC　240mm Howitzer M1 - ゲーム中最大の口径を持つ自走砲。自走砲の仕様変更前は凶悪な破壊力を有していた。仕様変更後も非常に広い爆発範囲と威力で幅を利かせるが、命中精度にかなり難あり。
  • T49軽戦車/XM551シェリダン　152mmガンランチャーXM81(非核) - アメリカの軽戦車が搭載する、KV-2と同口径のロマン砲。誰が言ったか軽V-2。
  • Cruiser Mk.II　3.7-inch Howitzer - Tier3のミニロマン砲。軽戦車とはいったい……。
• 装甲騎兵ボトムズ
  • パイルバンカー - 厳密には砲の範疇ではなく近接兵器だが、ロマン武器の代表。個別記事参照。
• ファイブスター物語
  • バスター砲 - 最大威力で撃つと空間が歪む程の威力。ゆえに戦争での使用は星団法で禁止されている。本編では何回も使われてるけど。
• 重戦機エルガイム
  • バスターランチャー - 一部のHMに装備されている高威力砲。ファイブスター物語にも同じ名称の兵器が登場するが、あっちはバスター砲をHMにも搭載できるように小型化した物で設定からして別物。
• ZOIDS
  • 荷電粒子砲 - デスザウラー以外は発射時に機体を固定しないと撃てない。アニメ版でジェノブレイカーが旋回撃ちとかホバリングしながら撃とうとしていた。
  • ウルトラザウルス - 1,200mm砲運用可能。超重力砲運用可能。運用コストは度外視。個別記事参照。
• 機甲兵団J-PHOENIX
  • バスターランチャー - PFで運用する波動砲であって、前述したFSSやエルガイムに登場するバスターランチャーとは全くの別物。特に2に登場する派生武器「ハンマーバスター」は両手武器の上に構えモーションが発生する、超高威力の武装。
• 伝説巨神イデオン
  • イデオンガン - 主役メカ、イデオンの持つ大砲のようなもの（主に破壊力が）。射程無限。惑星をくりぬいてその後ろにいる一個艦隊を全滅させる。しまいにゃ宇宙を滅ぼす。なお撃てるかどうかは意思を持つエネルギー『イデ』の気分次第。スーパーロボット大戦シリーズで「げぇっ、発動するな！」と叫んだ方は多いだろう。
• 機動戦士ガンダム
  • ビグ・ザム - みんな大好きドズル・ザビの最後の搭乗機。個別記事参照。
  • ソーラーシステム - いわゆる『チョーでっかい太陽炉（※ガンダムOOのアレではない）』。うん百万枚もの四角い鏡の位置を調整して凹面鏡を形成し、目標に数千度の太陽光線をお届けできる程度の能力を持つ。要塞ソロモン攻略の決め手となったが実はミノフスキー粒子散布下なんでコントロールが大変。本編でも1回しか使えなかった。
  • ソーラレイシステム - スペースコロニーを丸ごと改造した直径5㎞のレーザー砲。一発撃ったら冷却に1週間もかかるまさに一発ネタ。
• 機動戦士ガンダム0083
  • アトミックバズーカ - GP-02Aによって運用される核バズーカ。射程が短く目標に肉薄して撃ち込む。
  • ソーラ・システムII - 無印に出た奴の改良型。鏡の軽量化と展開の迅速化が図られたがコントロール船を襲われたら一巻の終わり。そしてお約束のようにガトーに襲われた。
• 機動戦士Ζガンダム
  • メガ・ランチャー - ティターンズの長距離狙撃用高出力ビーム砲。宇宙世紀のビームは自機のエネルギーを消費して発射するのだが、消費量が大きすぎて単機で使うと動けなくなるので、自機とは別に弾倉代わりにもう1機必要。
  • メガ・バズーカ・ランチャー - 百式が使用したエゥーゴの長距離狙撃用高出力ビーム砲。大まかな仕組みはメガ・ランチャーと同じだが、こちらはジェネレーターを内蔵しているので単機でも使用可能。自機とは別に弾倉代わりにもう1機あれば連射が可能。作中では4回実行されて7発を撃ち、当たったのは3発で狙い通りの成果を上げたのはこのうち1度だけという、威力が高すぎてシナリオの都合で成果をあげさせてもらえない結果となった。
  • コロニーレーザー - ソーラレイ再び。ティターンズが自分たちの拠点であるコロニー、グリプス2を改造して作ったレーザー砲。エゥーゴ派コロニーを破壊するなど狼藉働きまくったがそのエゥーゴに占領され自分たちにブーメラン。
• 機動戦士ガンダムZZ
  • ハイメガキャノン - ZZガンダムの固定武装、額についてるビーム砲。戦艦主砲並みの威力があるが1発打つだけで砲身交換がいる＝1出撃に1回しか使えない文字通りの必殺技。
  • ハイパーメガ粒子砲 - 戦艦ネェル・アーガマの超兵器。コロニーレーザー並の威力があるとされるが充填に時間がかかるため事実上1戦闘に1回しか使えないというハイリスクハイリターン兵器。
• 機動戦士ガンダムF90
  • オリンポスキャノン - 火星の活火山オリンポス山の火口からジオンの怨念岩石の塊を地球までお届けするというまさにロマン砲。しかし技術上の問題からたった一発撃っただけで敵勢力のオールズモビルの基地を巻き込んで自滅してしまう。おそらくは後述する航空宇宙軍史のパロディもしくはオマージュと思われる。
• 機動新世紀ガンダムX
  • サテライトキャノン - ガンダムXの武装で、背中に搭載した大型ビームライフル。スペースコロニーを完全消滅させる程度の能力を持つ。月面の基地から照射されるマイクロウェーブをリフレクターで一定時間受けてエネルギーを貯めてからでないと発射できない（もちろんそのあいだは隙だらけ）上、この時代では月からのマイクロウェーブを中継する人工衛星などの施設が全て破壊されたまま修復されていないので、使用には「月が出ていること」が絶対条件などの地味に欠陥だらけの兵器。かつてはこの欠点を中継衛星とサテライトキャノン装備機を複数用意することでカバーしていた（つまり前線で補給しながら交代で戦うのが本来の想定と思われる）。また作中では実行されなかったが、下記のツインサテライトキャノンと同様の方法でもカバーできると思われる。
  • ツインサテライトキャノン - Xの後継機であるガンダムDXの武装。二連装となってより強力となったが月が出てないと使えないなど弱点は全く改善されてない、というかできない。なお初登場時は敵が来る前に予めマイクロウェーブの照射を受けて、いつでも発射できる状態で待ち構えていた。更にGファルコンと合体するとGファルコンのエネルギーパックの分だけ最大充填量が増えるので、月無しで発射できるようになる。作中では3連射しておりもうロマン砲ではないが、ゲームでは何故か再現されず弱点が残されてロマン砲のままになっている。
• 機動戦士ガンダムSEED
  • ジェネシス - 種版コロニーレーザー。本来は恒星間探査機を加速するために作られたレーザー砲を兵器に転用した……はずだが核爆発エネルギーを使ったガンマ線レーザーなんか使ったら探査機破壊されるんじゃね？　ちなみに続編のSEED DESTINYにも出てくる。なお当時のプラントの指導者パトリック・ザラ（アスラン・ザラのパパ）は地球に撃って地球人類を皆殺しにしようとした（もちろん後ろで糸を引いていたのは変態仮面）。

• 翠星のガルガンティア
  • 天の梯子 - 宇宙空間へ物資等を射出するマスドライバーをそのまま大砲にしちゃった装備。圧倒的火力を誇るが、専用砲弾は存在せず、廃船などに爆薬を詰め込み発射するという危険極まりない運用を強いられる上、観測機（担当：エイミー）からの発光信号で着弾修正するというハイテクだかローテクだか分からない逸品。ロマン。
• 蒼き鋼のアルペジオ
  • 超重力砲 - 要は波動砲。劇中に登場する「霧の艦隊」の中でも大型艦が搭載しており、海が割れるほどの威力を持った決戦兵器。ただし、使用時は発射シークエンス演算のため防御はがら空きになる。超重砲とも。
• 鋼鉄の咆哮
  • 160cm砲 - 全方位射界の隕石。
  • 100cm砲 - 80cm砲もあるが、それ以上にピーキーな性能。
  • 波動砲 - ボスもプレイヤーもチャージ中は身動き出来ない(僚艦に限り、シリーズによっては止まる事なく撃つことができる)
  • 重力砲 - 味方艦や僚艦にも被害が出る危険性。また、自滅するおそれあり。
  • 光子榴弾砲 - 味方艦や僚艦にも被害が出る危険性。また、自滅するおそれあり。 
• 銀河英雄伝説（OVA）
  • 旗艦級戦艦＜アースグリム＞搭載超大口径ビーム砲 - いわゆる波動砲。一万隻単位での戦闘が主な銀河英雄伝説では珍しい艦載巨砲で、小型の要塞主砲並みの威力を持つ。動力が止まったりはしないが、周囲に設置されている装甲が文字通り「溶ける」。乗艦するファーレンハイト提督の台詞になぞらえ「本懐砲」とも。
• タイタニア
  • ワイゲルト砲 - 使い捨て電磁カタパルト。砲身長10m、口径46.5cmを標準としウラン238弾を時速54万kmで撃ちだすが、一度で砲身が使用不能に陥り、場合によっては搭載艦にも損害を与える。
• 航空宇宙軍史
  • ネメシス計画 - 作者自身も認める「異常兵器」。木星の衛星イオの火山を人為的に噴火させて数億トンの火山岩塊を宇宙空間へと発射し、敵艦に対する機雷源として用いる、言わばイオの火山そのものを巨砲として使うシステム。実用化に成功すれば敵艦隊を一網打尽にできると考えられていたが、岩塊の軌道が狂えば木星系全体に甚大な災害が生じるというリスクも孕んでいる。結局、火山及び岩塊の正確な制御技術の開発が開発勢力の敗戦までに間に合わずお蔵入りとなった。
• 紺碧の艦隊／旭日の艦隊
  • ゲルマン砲 - 前述Gerät36が元ネタと思われる列車砲。姿は同じドイツの列車砲レオパルドっぽいが。射程200㎞以上という化け物かつ線路の上なら自由自在に移動可能。あと戦艦フェルゼン（これも排水量35万トンという頭おかしい兵器）に列車砲そのままで乗っけた。
  • ホズ - 砲ではないがこちらに。原子炉搭載（※原子力『推進』ではない）潜水艦でその任務は敵拠点近くで原子炉を暴走→核爆発させるという物騒なもの。なお乗員は暴走前に脱出予定であるがホントに生きて帰れるか保証はない。
  • 大王魚雷
    小説版新紺碧の艦隊のラスボス、カール大帝号の決戦兵器。極太核魚雷。太すぎて魚雷発射管から発射できず外装式。なお現実世界でもロシアが同種の超巨大核魚雷『ポセイドン』を配備すると発表。現実が追い付いた。
• 宇宙一の無責任男
  
  • 重力砲 - 自動攻撃惑星システムの主砲。威力は絶大だが1回発射すると3日間のエネルギー充填期間を要する。そのため、作中では通常の発射でその威力を発揮することは1度もなく、自動攻撃惑星そのものを迂回されてしまうことすらあった。しかし、蓄積できるエネルギー総量自体は莫大であるため……。
  • 98式対宙重フェーザー砲車 - 地上から惑星軌道上の艦隊を攻撃するために造られた超巨大自走砲。その威力は1度の射撃で約1500隻の敵艦を消滅させるほどである。一方、あまりの重量故に平坦な非舗装地帯しか走行できず、最大速度も20km/h程度。さらに、動力源である熱核反応炉（これは別の電源車が運ぶ）に過負荷がかかるため一度の戦闘で数発しか撃てず、作中では強引に2発目の全力射撃を行った直後にメルトダウンを起こし自爆している。
• 空想科学大戦！  
  • プルトニウムビーム砲 - 粒子加速器で加速したプルトニウムを粒子ビームとして発射するもの。射撃するだけて周囲に放射線シャワーを撒き散らし、命中すれば核爆発という物騒な兵器。また、射撃時には加速器を絶対0度近くまで冷却する必要がある。『空想科学読本』の派生作品であるが故に立ち塞がる「科学の壁」をどうにか越えて必殺光線を撃とうとしたウーターマンが体内に仕込むが、発射時に体が凍り付いてしまう。
  • カルシウム光線 - 前述のプルトニウムビーム砲で失敗したウーターマンが、右腕に実験用小型加速器を仕込んで放とうとした光線。文字通り体内のカルシウムを粒子ビームとして発射する。威力はプルトニウムビーム砲と同様、放射線シャワーも発生しないが、加速器の小型化の影響で射程がわずが3mとなっている。
  • サモン砲 - 宇宙戦艦「花形号」の艦首に装備された強力光線砲で、発射の際には艦の全エネルギーを消費する。……いわゆる波動砲なのだが、「科学の壁」の存在に加えて、ヤマトの重力アンカーに相当する対反動措置を備えていないため、一度発射したが最後反動で艦が後方にふっ飛び、エネルギー切れのまま猛スピードで宇宙をさ迷い続けることになる。
• 魔法少女リリカルなのはシリーズ
  • スターライトブレイカー - みんな大好きSLB、個別記事参照。実は「魔力が使用空間に充満してないと撃てない」「射程距離が意外に短い（少なくともディバインバスターより短い）」「詠唱時間が長く固定目標か相手を拘束してないと当たらない」などかなり使い勝手が悪い。バンバン使っているように見えるのは管理局の白い魔王がおかしい優秀なだけです。
• アークザラッド2
  • 列車砲グラウノルン - 敵勢力ロマリア王国が所有する超兵器。飛行船に当ててみたり大陸間攻撃が可能だったりと普通に高性能のはずだが上部ハッチからの侵入だけは勘弁な！
• ラストエグザイル
  • スコロペンドラ砲 - アナトレー帝国の超兵器、前述のロンドン砲が元ネタと思われる多薬室砲。砲口に魚雷だけは勘弁な！
• 銃夢
  • 列車砲「ヘング」 - 反乱軍バージャックが古代の資料を基に建造した上述80cm列車砲のレプリカ。空中都市ザレム攻略のために作られ、実際に砲弾は発射されたが……。
• 轟拳ヤマト
  • 星条旗砲 - 砲身長だけでも数百mはある巨大火砲。元々は米本土の要塞用の固定砲として開発された代物だが、大艦機（身長数百mの巨大人型兵器）8体がかりで牽引するという強引な手段を使って欧州内陸部の戦場まで持ち込まれた。大口径過ぎる故に装填速度が遅いという欠点があることに加え、相手がさらに巨大な非装甲目標だったため、作中ではその巨体そのものを利用され、砲としては活躍せずに終わっている。
• WonderlandWars
  • バーニングフレア - プレイヤーズキャラクター、ミクサの使うスキルと言うか必殺技。全PC中最高の火力を誇るが発動は遅いわMP鬼消費だわPC自体が装甲紙だわとリスクも馬鹿でかい。
• この素晴らしい世界に祝福を!
  • 爆裂魔法 - 作中世界で最高クラスの威力を誇る攻撃魔法。習得に必要なスキルポイントの多さゆえに人間が習得しようとすると他のスキルがロクに取れなくなるわ、消費MPの多さゆえに天才クラスの才能の持ち主でも1日1発しか使えない（作中で主に使用しているめぐみんは不足分を生命力で補っているため撃つたびにぶっ倒れるオマケ付き）わと使い勝手が悪すぎるためネタ魔法扱いされている。あと手加減が出来ないので周辺被害（により発生する賠償金）が甚大。
• Minecraft
  • TNTキャノン - Minecraft軍事部バニラ駐屯団の技術の結晶である多薬室砲。一体みんな誰と戦っているんだ
• Splatoonシリーズ
  
  • ハイドラント - 非常に長射程かつ高威力(キルタイム0.15秒）の弾幕を最大4秒強の間撃ち続けられるという、明らかにオーバースペックな射撃性能を持ったブキ。
    ただしこれらは全て、フルチャージが完了した時の話である。ハイドラントのフルチャージは、ゲームスピードの極めて速いスプラトゥーンにおいて、2.5秒という気の遠くなるようなチャージ時間を必要とするのだ。これはスプラトゥーンの代表的なブキ、スプラシューターのキルタイムが0.2秒強であることを考えれば絶望的な長さである。チャージ中は目立つ上にロクな回避行動も取れないため、ハイドラント使いはイカにこのチャージ時間を誤魔化してキルを取るかを日々研究している。
    ちなみにスプラトゥーンにはハイドラントより射程が長く、チャージが短く、単発ながら一撃必殺、弾速も最速なうえチャージを保持したままある程度自由に動けるスプラチャージャーおよびリッター4Kという狙撃ブキがあり、ハイドラントは彼らの格好の的である。
    それでも、ハイドラントにも独自の強みはいくつかあり、何よりビジュアルとチャージ音が最高にイカしているという唯一無二のロマンがあるため、根強い人気を誇る。

下の掲示板で随時募集しています。詳細も書いていただけると、それに詳しくない編集者でも追加しやすいです。

関連項目

• ロマン
• 男のロマン
• 大砲 / 艦砲 / 列車砲
• 戦艦 / 戦車
• 英国面 / 珍兵器
• リボルバーカノン
• 大艦巨砲主義
• 軍事関連項目一覧
• 一覧の一覧
• 産廃

脚注

1. *開発に係ったジェラルド・ブル博士についてはG6ライノ自走砲の記事を参照。
2. *なおこの潜水艦、T15の他には自衛用魚雷2発しか積むことができず、またT15の射程が40キロで確実に生きて帰れないなど問題ありまくりで海軍の総スカンを食らった。
3. *当百科では335mmと記述したが、口径については355mmという説もある。