ロロノア・ゾロとは (ロロノアゾロとは) [単語記事]

背中の傷は、剣士の恥だ

ロロノア・ゾロとは、漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターである。

CV - 中井和哉（幼少期 - 浦和めぐみ） / 高木渉（OVA『倒せ！海賊ギャンザック』）

概要

麦わらの一味戦闘員。二つ名は「海賊狩りのゾロ」。ルフィの最初の仲間で、名実ともに麦わらの一味のナンバー2である。両手の二刀に加え、口に刀を咥えて戦う三刀流の剣士で、夢は世界一の大剣豪になること。懸賞金は6000万ベリー→1億2000万ベリー→3億2000万ベリー。所持している刀は「和道一文字」、「三代鬼徹」、「雪走」→「秋水」→「閻魔」。

その立ち位置や賞金額から、名実ともに麦わら一味のナンバー2と見られており、引き締め役に回ることも多い。船長であるルフィの決定には基本的に従順であり、ルフィのためなら己の野心を捨ててでも行動する。

性格は基本的にクールだが、どこか抜けていることが多く、また極度の方向音痴で、しばしば迷子になる。またサンジとはあまり相性が良くなく、「マリモ」、「クソコック」などと呼び合っているが、ある意味「喧嘩するほど仲がいい」という関係である。

幼少時はコウシロウが師範を勤めるシモツキ村の道場で剣術を習っており、その頃から実力はかなり高かったが、コウシロウの娘のくいなにだけは一勝もできなかった。しかし、ある日くいなが階段から足を踏み外して死んでしまい、くいなと交わした「どちらかが必ず世界一の剣豪になる」という約束を果たすべく海に出て、賞金稼ぎとして名をはせる(この時、一度バロックワークスから勧誘されたことがある)。その後、シェルズタウンにてルフィと出会い、仲間になる。

新世界編では、右目左目に傷が入っている。また、ガレオン船を一刀両断するほどのパワーアップを見せ、魚人島最強の剣士であるヒョウゾウをもまるで寄せ付けなかった。

なお、彼の代名詞ともいえる三刀流は、柳田理科雄による検証によれば、まず口の刀を持ち上げる為に強靭な顎と歯が必要（自分で試そうとして模擬刀を咥えて歯が折れそうになったらしい）、たとえそれをクリアしても歯を守るために何としても口の刀に攻撃を当ててはならない上、刀が真横にあることで自分の右腕を斬る可能性が極めて高いほか、口の刀はほぼ水平方向にしか動かせないので腕を斬らない為にも右手、口は水平、左手のみ縦の動きが可能で攻撃が非常に単調になる、三刀流を扱えるのは常人を越える鍛錬を積んだゾロだけ、と結論付けられている。