ロロライナ・フリクセル(Rororina Fryxell)とは、株式会社ガストから発売されているPS3用RPG『ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~』の主人公であり、その後日譚である『トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~』『メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~』『ルルアのアトリエ ~アーランドの錬金術士4~』の登場人物。
通称・ロロナ。ロロナはアーランド王国の機械文明発展に大きく貢献した旅の錬金術士の系譜を受け継ぐアトリエの現在の店主である。
初登場時14歳。ロロナから数えて先々代のアトリエ店主が、弟子で次代の店主であるアストリッドの名声に隠れたまま寂しく病で息を引き取ったという過去から、アストリッドがやる気の無い態度で『このままではあわやアトリエは閉鎖』という時期にアトリエの店主を受け継いだ。
三年間に渡って王国の提示する試験に挑み、見事アトリエの存続を勝ち取ると同時に、師であるアストリッドにやる気を取り戻させるという偉業を達成の後、その名声をアーランド中に鳴り響かせた。
前作ENDより5年を経て22歳。アーランドを代表する有名な錬金術士として名を馳せている。髪はセミロングに伸び、「服の影響で寄せて上がってる」が水着イベでも分かるように胸も育っていたり、ホムンクルス関係でちょっと色気づいてたりと着実に大人になっているのは間違いない。
だが子供っぽさは健在であり、むしろ前作の緊張のタガが外れたため行動がかなり危なっかしくなっている。
前作エンディング後に一度ロロナの元に戻るもホムを連れて姿を消したアストリッドを探すために、自身の弟子であるトトリと共に、冒険を繰り広げる。
トトリ以前にも多くの弟子をとったが誰一人錬金術を習得出来ず、師匠としての自分に自信を無くしていた。
それだけにトトリに対しては溺愛に近い感情を抱いている。
EDの一つでは自信を取り戻してトトリと共に錬金術学校を開くのではあるが、やはりロロナの教え方は解りにくいのか、生徒の質問がトトリに集中するなど、実にロロナらしい事態となっている。
前作ENDより1年を経て28歳…のはずだが、何故か8歳の姿で登場。
彼女が小さくなった理由は、アストリッドが「三十路のロロナなぞ見たくない」という我儘な理由で若返りの薬を調合し、騙し飲ませた事が原因。副作用で記憶が曖昧になっており、姿も永遠に8歳のままとなってしまった。
作中では「ロロナを元に戻す」という事が課題の一つとなり、EDの条件に関わることとなる。
ファンからはもっぱら「ロリナ」と呼ばれており、ある一定の層からは支持を得た。が、EDのスチルも含め、14歳の姿もしくは8歳の姿しか登場しないため、「本来の年齢のロロナが見たい」というファンの声もあり、ディレクター岡村はこの事を受け「この埋め合わせは必ず行う」と宣言。DLCの追加EDなどが期待されたが音沙汰が無く、年末になってようやく『ガストカレンダー2012』で「33歳のロロナ」が岸田メルに描き下ろされるという形で元に戻った事が明かされ、更に後の2013年3月に発売された「メルルのアトリエPlus」で元の年齢に戻ったEDが追加されている(このEDは後にPS3版にも追加された)。
本作は公式サイトでも全キャラ年齢が伏せられているため前作ENDから何年後か正確なところは不明ながら(前作ENDの時点では33過ぎ位)、アーランドでは今や伝説の錬金術士と称えられている。しかし、パイ職人と勘違いして依頼してくる依頼人が多数居る模様…。とはいえ見た目は前作ENDで元の年齢の姿に戻った時と大して変わっていない(今回の服もどうやら彼女の師匠作らしく、なんだかんだ言って三十路越えのロロナのことも気に入ってる様だ…)。
そして、何故か10代(たぶん)の娘を持つ母となっている[1]。しかも本作はその娘が主人公を務める。
娘の名は「エルメルリア・フリクセル(ルルア)」。ロロナが娘の名前を噛まずにフルネームで呼べるのか甚だ疑問である。
本作ではアーランドの街を離れ、アールズより更に辺境にあるアーキュリスの街に新しくアトリエ兼自宅を持ち、娘と二人で暮らしている(アーランドにあるアトリエはトトリと共同で管理しているようだ)。親子仲は非常に良く、親バカなくらい娘を溺愛しており、ルルアもまたロロナの前では甘えん坊になる程慕っている。しかし、錬金術士として非常に多忙な彼女は長い事家を空けており、娘共々お互い寂しい思いをしている。三十路突入と娘が出来たこともあってか、トトリのアトリエの頃よりは落ち着いた大人の対応が出来る様になったが、優秀でありつつもポンコツで子供っぽい所はあまり変わりない。
なお、ルルアの錬金術の師匠はかつてトトリによって救われ、今やトトリに並ぶ一流の錬金術士となったピアニャが務めている。ロロナも娘が自分やその弟子達の偉業に憧れて錬金術士になりたがっているのは知っていたが、未だに人に教えられる自信が無く、本編中で再会するまで自ら教えたことは無かったらしい。そのため、再会後の交流イベントでは娘から彼女の得意料理であるパイの調合法の教えを請われ、パイならばと教えてみたものの、それすらレシピを教えるのがやっとだった。ぶっちゃけルルアにも所々分からなかったが、母を傷つけまいと持ち前のプラス思考と気合で調合を成功させた。後に、口で教えるのが無理でも文字でならとずっと書き溜めていたレシピノートを娘にプレゼントする。
ステルク共々イベントを進めていくと、彼には未だに守られる側にあると思われているのが不満で、そのことについてひと悶着あるが、後に因縁のシュテル高地にて強敵を前に共に並び立つ姿が描かれる。そしてキャラENDでは娘の勧めもあり、国の要請でピアニャの故郷である東の大陸調査団の一員としてステルクと共に旅立つ(このENDのみルルアが登場せず、ステルク&ロロナのENDといった趣のものとなっている)。
ちなみにルルアは育児院から引き取った養子であり、ステルクとは未だに恋人ですらない…。
余談だが、どうも本作の彼女は「ロロナのアトリエ」時代の最終課題に賢者のパイを提出してアトリエを守り通したらしい…。
ロロナの師であるアストリッド曰く
「錬金術を修められるのは天才かバカだけだ。
ロロナはそう言った意味合いでのいいバカだ。」
との事だが、バカキャラというか『アホの子』の方がシックリ来るのは筆者だけではないと思われる。
そしてそのアホの子さは齢を重ねる事でさらに悪化しているのはトトリのアトリエのゲーム中の会話などで明らか。
とかく弟子であるトトリと並べると、トトリがかなり出来た子なのもあって、その子供っぽい言動や態度から「どちらが師匠かわからなくなってくる」という珍現象が発生。ゲームプレイヤー達が「ロロコン」と化す愛らしさを発揮している。
尚、錬金術士としては高い名声を誇りながらも、教師としてはとかく擬音語、擬態語を多用することもあって、その錬金術の教え方は解りにくく、アホの子キャラでありながら、実は(錬金術士としては)天才型であることが、トトリのアトリエの各種イベントやEDで発覚した。
擬音語をよく使う、人の名前を略して呼ぶためか長い言葉、ゲシュタルト崩壊しそうな言葉が苦手な様子。
他人の名前を短くして呼ぶクセ(意図的なのでクセとは言わないかもしれないが)があり、自己紹介された後は呼び方を考えることが多い。
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最終更新:2024/04/25(木) 16:00
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