ロンギヌスの槍とは
聖槍。ゴルゴダの丘で磔にされたイエス・キリストの死を確認するために脇腹に刺したとされる。イエスの血がついた聖遺物として尊重されている。名前は刺したローマ兵の名「ロンギヌス」に由来するとされる。
ロンギヌスは目が不自由であったが、イエスの血に触れたことで視力を取り戻し、その後も様々な奇跡を目の当たりにして改心、洗礼を受けたとされる。後にカッパドギアで捕らえられ、改心するよう言われるが拒否して斬首刑にされた。ロンギヌスは殉教者として崇敬され、バチカンには槍とともに「ロンギヌス像」が飾られている。
所有する者に世界を制する力を与えると伝えられている。また、逆に失うと所有者は滅びるとされる。
たとえば8世紀の西ローマ帝国の皇帝シャルルマーニュは、槍を手にして以来47回の戦いに勝利したとされるが、あるとき槍を落としてしまい、直後に死亡したといわれる。
アドルフ・ヒトラーも槍の霊感を受け、野望に走ったとされる。そして彼が自決する直前、米軍に槍を奪われたという。ちくしょーめ!
現在ロンギヌスの槍と伝えられるものは、ウィーンのホーフブルグ宮殿で展示されているものをはじめ数本存在する。しかし、どれが本物であるか、あるいはその全てが偽物であるかどうかは、今のところ判明していない。
その背景に、槍の捏造がある。先に述べたように槍の入手はすなわち勝利であり、戦時下において兵の士気を高めるために槍を発見したという情報を流したというものである。実際11世紀にイスラム軍に対して劣勢であった十字軍に槍の発見が報じられたという逸話がある。この逸話についてはニコニコ大百科内の「第1回十字軍」の記事中でも触れられているので参照されたいが、発見者が焼け死ぬという悲劇的な最期を遂げる。
名前に関しては、兵卒の名前だという説のほかに、ギリシャ語で槍を表す「ロンケー」が訛ったのだとする説、長い槍だったため「ロング」が訛ったとする説、古代ローマにはロンギヌスは「暗殺者」という意味があったとする説がある。
またその所在に関して、南極大陸で眠っているとする説、ドイツで保管されているという説、すでに失われたとする説、そもそもそんな槍は初めからなかったのだとする説もある。ヒトラーが南極で生きていたとする説があり、そちらとも関係性がありそうである。信憑性は低いが。
キリスト教の信仰の基盤とも言える聖書に立ち返ってみると、「ロンギヌスの槍」などという槍は登場していなかったりする。
正確に言うと、「ヨハネによる福音書」に短く「兵卒が十字架にかけられたイエス・キリストの遺体を槍で刺したところ、血と水が流れ出した」という記述があるのみ(第19章34節)。上記の伝説で語られているような、「兵卒の名はロンギヌスだった」「ロンギヌスは盲目であったが視力を取り戻した」などの内容は聖書には全くもって含まれていない。槍や兵卒の出番はここで終わっており、その後どうなったかと言う記載も一切ない。
このことを、「聖書に含まれていない、事実ではない創作の類が伝説として流布しただけ」ととるか、「聖書にも記載されなかった隠れた事実が伝説として伝わったのだ」ととるかは、話の聴き手次第だろう。
なお、新約聖書の四福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)はいずれもイエスの処刑の場面を記述しているが、この「槍で突き刺した」という場面を記載しているのは「ヨハネによる福音書」のみである。他の三つにはこの槍に関する記述は無い。
ちなみに「死を確かめるために刺した」とされることが多いが、上記の34節の直前には「死を確かめるためにイエスの足の骨を折りに来たが、そんなことをするまでもなくイエスは明らかに死んでいたので足を折るのは中止した」という意味の記述が入っているのみである。つまり刺した動機については記載が無いのでよくわからない。「見るからに死んでるけど念には念を入れて刺してみた」と解釈されることが多いようだ。しかし「イエスを貶めるために死体を損壊した」「ただなんとなく」などの別の理由も考えられるだろう。
イエス・キリストを刺し、その死を確認したという伝説から『神殺しの槍』とされることがある。またその逆に、一度死んだからこそイエスは『復活』という奇跡を成し遂げたという考えから復活や力を与える象徴とされることもある。
1.に由来して名付けられた。
死海で発見された巨大な赤い二股の槍。中央付近から平行な二股に分かれ、柄の部分はらせん状になっている。A.T.フィールドを中和なしで貫通することができる。また必要に応じて形状も変化する。
セカンドインパクト前、南極でアダムを卵に還元するために調査をしていた葛城調査隊(葛城ミサトの父親の率いる調査隊。ゲンドウも参加していた)のもとにあり、南極大陸が崩壊するほどのエネルギーを放ったセカンドインパクトをも耐え抜いた。その後、碇ゲンドウと冬月コウゾウが南極を訪れ、槍を回収。空母で輸送された後、エヴァンゲリオン零号機によってネルフ本部地下に眠るリリスに突き刺されることとなった。
アラエル戦にて陽電子砲も射程距離外であったため、ゲンドウの判断でロンギヌスの槍を使用。零号機によって投擲され、アラエルを撃破。第1宇宙速度を突破し、月に刺さったと見られる。なおこの投擲によって槍を手元からなくすことはネルフ側にとっては好都合であったらしいが、ゼーレ側にとっては都合が悪かったらしい。ゼーレが目指す人類補完計画発動に必要であったようで、劇場版にて冬月やゼーレメンバーの台詞からもそれが覗える。ちなみに槍を引っこ抜かれたリリスは足が生えた。
劇場版にて量産機がレプリカを所持する。レプリカとはいえ性能はオリジナルと遜色なく、9号機が放った槍がそれまで量産機を圧倒していた弐号機を大破させ、最後は上空からのレプリカのめったざしで倒れた弐号機に止めを刺す。その後オリジナルが初号機の元に召喚され、サードインパクトが発動。初号機に取り込まれて「生命の樹」へと還元。量産機は各々のレプリカをコアに突き刺してS2機関を共鳴。地球上の人類(動植物も含まれるとみられる)はA.T.フィールドを失い、次々とオレンジジュースLCLへと還元されていった。
最終的にシンジの意思によってサードインパクトは終焉。レプリカは消滅し、量産機は石化して地上に落下。オリジナルは初号機とともに宇宙へと旅立った。リリスが倒れ逝くシーンで赤い血のような液体がほとばしるが、この時月面からも同様の液体が出現、それはまさしく月に刺さるロンギヌスの槍の形を取った。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版では今のところロンギヌスの槍という言葉は出ていない。しかしそれらしき物体はいくつか確認されている。
重要なアイテムであることは変わりないようだが、まだ具体的な表現はない。
中和するか超高威力の一点突破でしか破れないとされるA.T.フィールドを特殊な条件を持たずに突破できる唯一の物体であり、自分で方向修正、変形もできる。また、零号機の投擲では第1宇宙速度(約7.9km/s)を突破できないとすれば、自力で加速する機能も持っていることとなる。A.T.フィールドの突破とコアを貫いてなお第1宇宙速度を超えていなければならず、だとすると零号機の投擲だけでは怪しい。作中ではアラエルのA.T.フィールドを突破する際に加速しているような描写がある。
このように、サードインパクトの引き金のひとつのみならず、武器としても相当な性能を持っていることとなる。ただでさえでかい上に高速で、しかも完全ホーミング弾である。自力で加速できるとすれば光速に限りなく近づくこともできる可能性があり、耐久性もかなりのものである。なんというチート武器。レプリカとはいえこれを再現できるゼーレも大したものである。S2機関ぐらい作り出せそうなものだ。
パチンコ等でも必殺の武器として使われている。主に渚カヲルが登場する四号機が使用することが多いが、零号機や初号機が使用したこともある。また、通常図柄揃いを確変図柄揃いに変えることもできる。なんというチート武器。
掲示板
119 ななしのよっしん
2023/10/07(土) 00:08:46 ID: OSHZxi72Yu
全長7m 山口県にロンギヌスの槍
https://
120 ななしのよっしん
2023/10/07(土) 00:18:10 ID: g1Akr1J5PI
支柱なしはすごいな。基礎とかは地下に埋めてる感じか。
121 ななしのよっしん
2023/10/08(日) 20:12:46 ID: C18c5kutG3
>>119
これ本物?
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/19(金) 20:00
最終更新:2024/04/19(金) 20:00
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