ロングビーチとは。
原子力が夢のエネルギーとしてもてはやされた時代、アメリカ海軍が『ぼくがかんがえたさいきょうのじゅんようかん』を実現するために建造したスーパー巡洋艦。いやまじで。1961年就役。特徴として、
などが挙げられる。以下解説。
専用に設計されたウエスチングハウス社製C1W型原子炉を二基搭載。出力8万馬力を発生させる。
オールミサイル艦を目指したロングビーチはとにかくたくさんのミサイルを搭載した。
さすがにやりすぎと感じたのか、当時の大統領J.F.ケネディが「せめて砲だけは積んでくれ」と言ったためレギュラスやポラリスの設置は中止となり、そのスペースに5インチ砲を搭載した。
ロングビーチの最大の特徴は、その優美な巡洋艦船体の上にドカンと乗っかっている、どでかい箱のような艦橋である。これ、実はフェーズドアレイレーダー『SCANFAR』(以下スキャンファー)の設置スペースである。
ヘリコプター製造で知られるヒューズ社が開発したスキャンファーは縦長の追跡レーダー『SPS-32』と横長の監視レーダー『SPS-33』から成り立ち、監視距離は船を中心に半径200キロ以上。まさにイージスシステムのご先祖様である。余談だがこのスキャンファー、続いて建造された空母『エンタープライズ』にも搭載されている。
とまぁ、未来の戦闘艦を模索していた時代の、まさに夢の艦だったのである。
……うん、夢の艦だったんだ。
人類には早すぎた。
※技術レベルの意味で。
当時は試行錯誤の時代で、ロングビーチは第二次大戦後の軍艦のあり方を模索するための尖兵としての役割をになっていたため仕方ないところはある。原子力艦はその後『ベインブリッジ』(一隻のみ)、『トラクスタン』(一隻のみ)、カリフォルニア級(二隻)、バージニア級(四隻)と細々と作られていたのだが、コストを下げるためかだんだんサイズが小さくなっていく。そして最終的に
という判断が下され、1980年就役のバージニア級『アーカンソー』を最後に作られなくなった。
ロングビーチはベトナム戦争では飛行機の管制をやったりうるさいミグを叩き落したりして活躍。1980年ごろから大改装が行われ、スキャンファーをおろして普通のレーダーに取り替え、タロスもおろしてその跡にハープーン、ついでトマホークを搭載する改装を行いその後も第一線を活躍し続け湾岸戦争にも参加。その艦歴は34年にも及ぶ。
湾岸戦争後「原子力水上艦は燃料交換コストが高いので空母以外廃止!」とということになり、1995年ロングビーチは退役。1999年には最後まで残っていたカリフォルニア級二隻がそろって退役し、アメリカ海軍から空母以外の原子力水上艦はすべて姿を消した。
掲示板
6 ななしのよっしん
2016/12/07(水) 12:16:31 ID: aDb1Sj72sZ
7 ななしのよっしん
2018/08/05(日) 13:08:23 ID: wtuYb/a3He
テリアだけで120発、タロスも57発で対空ミサイル合計177発とものすごい数だけど、これってもし全部VLSに換装したら搭載数はもっと減るんだろうか。
発射機をセル数だけ用意することになるし弾薬庫に纏めて格納するよりスペースも食うだろうから、良くてもタイコンデロガみたいにMk41が2基分の128発に収まるのかな?
8 ななしのよっしん
2021/05/28(金) 22:10:51 ID: u7HgaxSYkx
近所の寿司屋がコロナで回転やめて端末でのオーダーに切り替えてた。長浜を思い出さずにはいられない!
時代の流れはきっと味方なんだよ!
まわり道しようとも!
急上昇ワード改
最終更新:2026/10/08(木) 12:00
最終更新:2026/10/08(木) 12:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。