この記事は新約とある魔術の禁書目録の重大なネタバレが含まれています。 了承した方のみ自己責任で突っ走ってください。 |
ローラ=スチュアートとは、ライトノベル『とある魔術の禁書目録』に登場するキャラクターである。
CV:川澄綾子
モデルは実在の人物…とされているが、ネタバレになるため後述する。
イギリス清教のボス猿。土御門元春から日本語を学んだ結果、エセ古文調な言い方をする。
『んん。折角地味な装束を選ったのだから仰々しき名前で呼ぶべからずなのよ。』
大体このような感じである。
本人は割と本気の日本語として学んでいた為、「おかしい」と指摘された際にはかなりショックを受けていた。心中の独白でも同じ語調なので、日本人読者が多いであろう本作読者に優しく奇怪な日本語を提供してくれる。
「必要悪の教会(ネセサリウス)」の魔術師のトップも兼ねているため、ステイルが傍にいることも多い。
いわゆる主教の職務ものんびり行うため、ステイルにかなり辛辣なBBA扱いを受けながら急かされていた。
見た目は18歳程度と結構若いのに、実年齢は不明。ローマ教皇の発言によれば20年前から同じ姿を保ち続けているらしい。髪の毛が身長よりも長い。ステイルの前ですっ転んでパンツ丸出しだったのに、何故か自らの貞淑さは保持できていると思っている人。
実際には結構頭の切れが良く、禁書目録の記憶を一年周期で消さなければいけないルールを作った張本人である。ギャグパートもこなすのに、実際にはかなりの腹黒さと暗躍ぶりを見せており、自己陣営の政治的分野と自身の目的への利益追求に余念が無い。そこには人道的な倫理などは差し挟まず、あくまで合理性を重視する。
また、その立場の高さから、イギリス女王エリザード、ローマ教皇マタイ=リース(十字教トップ)、学園都市統括理事長アレイスター=クロウリー(学園都市トップ)と対等に話せる凄い人でもある。
ロシア成教の魔女ワシリーサやマタイ=リースをして、なるべくなら会話も避けたいタイプの女狐である様子。世界中の魔術サイドから身を隠していたクロウリーが、学園都市統括理事長であるとずっと疑っていた様子で、彼への敵愾心を持ち、知略戦を仕掛ける姿勢を見せている。
ローラ=スチュアートの設定を考察すると、アレイスター=クロウリーとの関係が深い「ある人物」の影が浮かび上がってくるのだが、この人物こそローラの元ネタではないかと言われていた。
彼女の正体とされている人物は、
クロウリーの2人目の娘・ローラ(史実におけるローラ・ザザ・クロウリー)。
しかし本作で暗躍していた『ローラ=スチュアート』の中身は、クロウリーの娘ではなかった。
ああ、ああ。哀れなるかなローラ。狂気の破綻者と因果の糸で連なる二人目の娘よ。
普段はあれだけ悪態をつきていたのに、最後は泣きながらこう懇願していたぞ。
お父さん、お父さん、助けてお父さん、ってなぁ!!!!!!
大悪魔コロンゾンである。
コロンゾン曰く、クロウリーの第二子『ローラ』の体を乗っ取っており、ローラは最後には父・クロウリーに泣きながら助けを求めたらしい。
スチュアート姓は、コロンゾンの「契約者」(※リンク先ネタバレ)が「スチュアート王朝」の復活を願っていた[1]事に由来する。スチュアート姓を名乗るのはコロンゾンのサービス精神とのこと。
→正体については「コロンゾン」を参照
初登場は7巻。父アレイスター=クロウリーが執筆した「法の書」を題材とした巻である。
また、姉リリスやエイワスの名前もこの巻が初出だったりする。
それから36冊後(SS含む)の新約18巻、遂に彼女の素性が判明した。遅すぎる伏線回収だった…。
※ただし、素性については新約21巻ラストでもう一悶着ある。
デザインはインデックスの成長した容姿が元となっており、装飾品などの造形も全てインデックスが基本となっているらしい。
そういえば、そのインデックスの髪と眼の色ってどこかの魔術師に似ているような……?
先述通り彼女の名前の元ネタはローラ・ザザ・クロウリーである。
史実のローラ・ザザは、1907年にアレイスター・クロウリーとローズ・イーディス・ケリーの第二子として生まれた。この時、長女・リリスの死を境に夫婦仲は冷え込み、ローラが生まれて間もなく離婚に至ってしまう(ローラの親権もローズに譲渡された)。
史実の彼女に限ればまだ幼い頃に父親と別れ、オカルトとは関係のない世界で育ち、1990年にイギリスのレディングで死亡している。本作での扱いは「悪魔」に取り憑かれたという事になっているが……?
ちなみに「インデックス=長女リリス説」という考察ネタも存在する。しかし新約21巻での胸糞悪い展開を受け、インデックスの「本物のローラ・ザザ説」(※ネタバレ反転)が急浮上。どちらもローラとインデックスのデザイン事情を踏まえた有力説の一つである。
なおローラ・ザザにはリリスの他に異母妹弟が3人ほど居る(クロウリーの記事も参照)。
掲示板
130 ななしのよっしん
2020/01/26(日) 13:45:42 ID: 3uJXzL40QP
中身アレでも、肉体自体は自分で作ったんだろ?なら愛せるよ。本性出してもエセ古文口調抜けてないの可愛いし
131 ななしのよっしん
2020/02/01(土) 11:20:01 ID: a9GHQn2pNH
ローラ=コロンゾンの記事の主題からは外れちゃうけど、この人?のせいで窓のないビルって新天地に行っちゃったんだよね
てことはレディリーって今頃魔神と新天地で宜しくやってるのかな。弱体化したとはいえ、魔神の攻撃なんてこの世で最も殺傷能力が高い力の一つだろうし、レディリーからしたらむしろウェルカムな事案かも知れんが
132 ななしのよっしん
2020/05/02(土) 17:20:24 ID: jkR3PHauPY
元々のローラの腹黒くて油断できない女狐だけどお茶目で隙だらけなとこもある、ミステリアスさが好きだったからコロンゾンって正体バレした後、時々見せてた善行も契約に縛られてただけで醜悪で人間に害を与えるだけの存在だったってわかってローラは所詮作り物だったのかと悲しくなったが
新約22巻読む限り素で抜けてるとこがあるし意外と乙女なとこもあるのも本当でなんか安心した
アレイスターやエイワスに対してIQ低そうな悪口ばっかり言ってたけど本人なりに目的があって理解できる部分もあったし単純にあれはアレイスターが大嫌いだったからなんだろうなw
アレイスターも死んじゃってなんかしんみりしてるとこにまさかの同居状態で生存っていうのは想像してなかったけどw
この落としどころは流石かまりーって感じで好きよ
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最終更新:2024/04/24(水) 08:00
最終更新:2024/04/24(水) 08:00
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