「鉄血巡洋艦のローンです。かの世界では構想の段階でしか存在しなかったのですが……それより指揮官、私、見えてますよ。
――あなたの心の奥には、私と似たような「モノ」が…」
ローン(アズールレーン)とは、STGアプリ『アズールレーン』の登場キャラクター、KAN-SENである。
ナチス・ドイツ海軍において、アドミラル・ヒッパー級の次級として計画されていた重巡洋艦ローン(Roon)をモチーフにしている。
KAN-SEN名 | |
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ローン KMS Roon |
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基本情報 | |
所属 | 鉄血 |
艦種 | 重巡洋艦 |
レアリティ | PR |
CV | 佐藤聡美 |
イラスト | Terras |
艦歴 | |
元ネタ | World of Warships |
国籍 | ドイツ |
艦級 | ローン級重巡洋艦(仮称) |
計画 | 1938年 |
顛末 | 計画中止 |
備考 | |
装甲艦の設計案のみ存在していたと定義されている『架空存在』の一隻。
ゆるふわな笑顔が目立つ家庭的な女のコ。趣味は生き物の放生(ほうじょう)。何を放生するかは不明。 普段はいつも母港でのんびりしているが……
2018年4月26日のアップデートで実装された新システム「開発ドック」により建造することができる特殊なKAN-SEN。WoWsコラボに伴っての実装であり、彼女の他にもロイヤル戦艦「モナーク」や重桜重巡洋艦「伊吹」など、WoWsで計画艦として位置付けられている艦船が同システムで建造できる。
「開発ドック」で建造を開始するためには所定の艦船を入手する必要があり、開始した後も複数の任務をこなさなければならない。しかしエンドコンテンツとして位置付けられているだけあって、完遂には多大な労力と時間を要する。
特に彼女の場合、建造開始には事前に7人の前衛鉄血艦を入手しなければならないことが困難な課題となる(2018年12月20日現在、イベント限定艦を除くと8人入手可能、K級3姉妹、ライプツィヒ、Z1、Z23、プリンツ・オイゲン、ドイッチュラントの計8人中7人。中でも特に綾波・ラフィー・ジャベリンの3人を3凸完了する必要があるZ23と大型建造でSRを引き当てねばならないドイッチュラントの2人が最も入手が難しい)。この点については、2019年8月15日以降は通常建造等の手段で入手できる前衛鉄血艦が大幅に増えて、かなり容易になっている。
建造を開始できても、鉄血巡洋艦は支援や防御寄りの艦が多く(=火力を出しにくい)、計画艦共通の難関である経験値累計300万の収集任務達成が他陣営よりも難しいことなどから入手難度は最難関と言われている。別名「ローン返済」。この点も、2020年7月に前衛艦隊の経験値であれば良い(つまり駆逐艦もOK)ことに改められた。
金髪でボブカットのゆるふわ系の容姿をしたお姉さん。胸部装甲もかなりのものをお持ちであり、胸部を強調するスーツを着ていることも相まって、殊更大きく見えるようになっている。下半身の衣装もミニスカートであり、露出した白い太ももがとても眩しい。
一方その容姿に反して、彼女が身につけている艤装は凶悪そのもの。鉄血陣営の艤装はセイレーンの力を流用していることもあり、機械生物的な姿をしていることが殆どだが、彼女の場合他の鉄血艦に比べて大きさが飛び抜けている。腰部に接合されているとはいえ彼女の背丈よりも頭一つ大きく、頭部に位置する部分の開口部には砲口が覗き見え、まるで一匹の怪物が寄り添っているようにも見える。肌色や服装を少しいじれば、艦これの深海棲艦としても登場できそうなほど。
しかしそれ以上にインパクトがあるのは彼女の内面だろう。彼女からは一見優しいお姉さんのような印象を受け、実際に指揮官の心を癒そうとしたり、手料理を食べさせてくれたりと家庭的。しかし会話の節々に狂気とも言える破壊願望が垣間見え、戦闘狂としての危険を感じさせる。[1]
その破壊願望がどれ程ものなのかを簡単に説明すると、
などなど枚挙に暇がない。しかもその破壊願望が同じ仲間のKAN-SENにも向いている可能性があり、その言動一つ一つにビクビクする指揮官は数知れず。許不和ゆるふわな口調からドスの利いた怒号に切り替わる瞬間は必聴である。言動の割にSDでコミカルな行動をするグラーフ・ツェッペリンと比較して「にくすべガチ勢」と呼ばれることも。
そんな彼女も好感度を上げていくと、戦場での殺し合い以外にも心の充実感を感じるようになる。そのままケッコンにするに至り、性格が矯正されるのかと思いきや……その結果は実際に自分の目で確かめたほうがいいだろう。まあ下のイラストで、「だいたいわかった」になってしまうかもしれないが。
また、プリンが好物のようで、疑似SNS「艦船通信」ではローンが取っておいたプリンを何者かが食べてしまい、氷のような笑顔で真っ黒なオーラを身にまといつつ「怒らないので名乗り出てくださいね」とつぶやきを投稿している。
2020年8月にはスピンオフ「アズールレーン びそくぜんしんっ!」にも登場。オフニャたちの世話をしつつ、オフニャハウスの入り口を塞ぐ倒木を撤去する姿が描かれている。しかし、片手で倒木(と、ついでにオフニャハウスの入り口)を「そ~れ♪」という掛け声とともに満面の笑顔で破壊。その時の「メギョア」というメメタァみたいな奇妙な擬音と共に読者に強烈な印象を残した。こちらを参照→①、②、③
2019年9月19日には、待望の初着せ替えである2周年パーティー衣装「灰と紅の微笑み」が実装された。
ふくよかな胸部装甲を黒いドレスに包み込み、足を組んで座る姿は実に眩しいかぎり。しかし、その微笑みの奥にどんな思いを抱いているのか…それを知ることは指揮官にとって幸せなのかどうかは誰もわからない。
いずれにしても、この衣装は2周年パーティー期間の限定販売なので、嫌死刑癒し系なドレス姿を手にしたい指揮官はショップに行くことにゃ。
2020年4月からコンシューマー版「アズールレーン クロスウェーブ」において、DLCとしてキャラクター追加がなされ、ローンはその第3弾となった。そのストーリーでは、新たに学園での制服がデザインされている。
いずれ本編にも実装が期待されるが時期は未定のため、この姿のローンを手にしたくなった指揮官は、PS4のハードも込みで「クロスウェーブ」を買うがいいのであるにゃ。
スキル1:熟練装填要員
自身の主砲攻撃の属性が榴弾になる。主砲攻撃を行う度、装填が1%(3.5%)上昇(最大12回まで上昇可能)。主砲攻撃を2回行う度、主兵装の攻撃属性を異なる属性(榴弾か徹甲弾)に変更する
スキル2:全方位装甲
30秒毎に発動する。敵弾を8回まで無効できる、持続時間5秒間(15秒間)の回転シールドを4枚生成する
エンドコンテンツによって手に入れられることもあり、その性能は他の艦と比べても抜きん出ている。特に耐久に優れており、攻撃の面でもスキルのおかげで火力不足になりにくくなっている。
スキル1「熟練装填要員」は装備している主砲の属性を変更する特殊なスキル。初弾は必ず榴弾となり、その後は二回攻撃する度に「榴弾⇔徹甲弾」を交互に切り替える。榴弾属性は基本的にどのような装甲が相手でも有効であるため、「203mmSKC連装砲T3」といった軽装甲に弱い徹甲弾属性の兵装の弱点を埋めることが可能。攻撃する毎に属性がチェンジされるため、重装甲相手に火力が足りなくなることも少ない。また装填を上昇させる効果により、重巡主砲の悩みである攻撃の回転率も解決できる。
スキル2「全方位装甲」はアドミラル・ヒッパーの「守護の盾」、プリンツ・オイゲンの「破られぬ盾」に類似したスキル。「守護の盾」よりも生成される盾が2倍であり、「破られぬ盾」とは違って確実に発動するため実質上位互換と言える。展開される盾の配置が独特であり、自身の近距離に高速回転する盾を2枚、中距離に中速の盾を1枚、遠距離に低速の盾を1枚とばらばらの位置に展開する。その関係からスキル発動3~4秒後の全ての盾が正面に来る時が一番防御力が高くなるが、それ以降は遠距離の盾が自機の後方に移動してしまうため機能しなくなってしまう。
2020年10月29日にアイドルイベント『激唱のユニバース』が開催され、ローンは大鳳とのデュオユニット、ユニット名「Verheerender(フィリンエッター)」のメンバーとして「μ兵装」をまとって登場した。
常に礼儀正しく振る舞い、「デュオ」のゆるふわ担当。
これまでのローンとはゲームシステム上別キャラ扱いとなっており、レアリティはSSR。イラスト担当もビョルチに変更されている。
イベントポイント交換による入手となっており、イベントを適度にこなしていれば確実に入手可能。
「大鳳」とのデュオユニットを組み、ボルチモア(μ兵装)たちのユニット「Astrum」のライバルとなる。
スキル1:ファイエル・アンコールμ
戦闘開始後15秒毎に、特殊弾幕「μ兵装複合仕様」 Lv.1(Lv.10)を展開し、この弾幕が命中した敵を6秒間、受けるダメージが10%上昇させる;また、この弾幕が命中した敵が1隻の場合、さらに3秒間その敵の速力を0にし、特殊魚雷攻撃を行う(威力はスキルレベルによる)
スキル2:デュアル・アカンパニメント
戦闘開始時と戦闘開始後30秒毎、5(15秒)持続する、「敵弾を8回無効にする青シールド」と「敵と接触すると敵にダメージを8回まで与える赤シールド」を両方生成する
スキル1は、時限式で特殊弾幕を発射。射程は短いが弾速は極めて速いため、近づいて撃てばまず当たる。しかも一発は投射弾であり、水中の潜水艦に当てることも可能。命中した敵には被ダメージ上昇のデバフを与える。さらに、敵が一体だったらその足を完全に止めることが可能。うまく主力艦隊の攻撃と連携すれば、集中攻撃を与えることが可能になる。
スキル2は、2種類のシールドを生成し、「青シールド」は防御、「赤シールド」は一種の体当たり戦法で敵を削ることができる。
能力的には計画艦のローンと耐久値以外はほぼ同じ値を誇る。耐久値は素の値はより大きくなっているが、計画艦は「竜骨編纂」という究極の育成で運の値をあげられるため、最終的にはあちらの方が耐久性ではやや有利になる。
しかし、スキル1の敵の足止め効果は、上記の通りボスキャラクターにうまく使えば一撃必殺の攻撃パターンを組み立てられるため、高難易度海域では「μ兵装」の有用性が評価されつつある。特に、計画艦開発が未着手の初心者指揮官にとっては、イベント報酬で計画艦以上の強力な艦を手に入れるチャンスとなった。
1938年頃に、その頃建造中だったアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦の次級となる重巡洋艦の設計が開始された。しかし、そのアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦にしても全5隻中完成したのは3隻(残る1隻は空母へ改装、もう1隻は建造中の状態でソ連に売り飛ばされた)という状況であり、次級計画も結局のところ計画のみに終わり、建造には至らなかった。それどころか、艦の設計図も戦後のどさくさで失われ、主砲の設計図が残るのみである。
WoWsではこの計画案にプロイセン王国の将軍・政治家であったアルブレヒト・フォン・ローンの名を付けて艦船化した(なお、詳細な艤装などは前述の通り艦の設計図が喪失したため、WoWsのゲームスタッフによる想像上のものである)。これがアズールレーンに登場することになるローンである。
見出しのセリフように、彼女が戦いを求めて自身の価値の証明を望むのは、かの世界で"建造されなかった=無価値と判断された"が故の承認欲求から来ているのかもしれない。
ゲーム中に登場するローンは実際には建造されなかった計画艦だが、WoWsコラボで実装された他の5隻と同じように、「ローン」の名を冠した実艦(つまり先代)が過去に存在している。第二帝国時代のローン級装甲巡洋艦1番艦、ネームシップのローン(SMS Roon)である。 1902年8月にキール工廠にて起工、1903年6月27日進水、1906年4月5日竣工。第一次世界大戦を戦い抜き、戦争末期はキールで練習艦兼宿泊艦として使用された。水上機母艦への換装計画もあったが実現せず、1920年11月25日に除籍・解体されている。
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最終更新:2024/03/28(木) 17:00
最終更新:2024/03/28(木) 17:00
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