ワンス・アポン・ア・塊魂とは、株式会社バンダイナムコエンターテインメントより発売される『塊魂』シリーズのゲーム作品である。
2025年10月23日(Steam版のみ10月24日)に発売が予定されている3Dアクションゲーム。塊魂シリーズ待望の最新作であり、対応プラットフォームはNintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、そしてSteamと、幅広い現行機種で展開される。2011年に発売されたPlayStation Vita用ソフト『塊魂 ノ・ビ~タ』以来、実に14年ぶりとなる家庭用ゲーム機向けの完全新作である。
本作の物語は、シリーズのお約束通り、王子の父である「大コスモの王様」が引き起こしたトラブルの後始末を、王子が命じられるところから始まる。大コスモのお城で大掃除をしていた王様は、古びた「大コスモ絵巻」を発見する。掃除に飽きた王様が、その巻物をバトンのように振り回して遊んでいたところ、勢い余って宇宙空間へ放り投げてしまう。巻物は星々を砕きながら地球に衝突し、その衝撃で展開。巻物に描かれていた地球の様々な時代の歴史が宇宙に散らばり、月や星々を飲み込んでしまった。王様は「さまざまなモノを巻き込んで星を作るにはちょうどよい」と相変わらずの調子で王子に指令を下す。かくして王子は、宇宙船「王子シップ」に乗り込み、絵巻に描かれた様々な時代へタイムスリップし、失われた星々の輝きを取り戻すために再び塊を転がすことになるのである。
キャッチコピーは「イマもムカシも、カタマリといふものありけり。」。その言葉通り、本作では江戸時代の日本、恐竜が闊歩する古代、大海原、古代ローマを彷彿とさせる街並みなど、時空を超えた多種多様な世界がステージとして登場する。シリーズ伝統の魅力はそのままに、新たなゲームシステムやオンライン対戦モード、そして一新された「ステキソング」など、数多くの新要素を盛り込み、シリーズの新たな一歩を刻む作品となっている。
販売形態は通常版のほか、「王子50センチクッション」や「メイツ大集合!ビッグブランケット」が付属する特装版、初代から「塊魂ノ・ビ~タ」までの歴代シリーズより楽曲を厳選したDLC「塊魂素敵ソングコレクション」が付属するキング・オブ・サウンドエディションがある。なお「塊魂 Rolling LIVE」のBGMはない。 DLCは個別購入も可能。
本作の根幹をなすゲームシステムは、シリーズの伝統を忠実に受け継いでいる。プレイヤーは主人公である「王子」や、その仲間である「メイツ」を操作し、「塊」と呼ばれる球体を転がしていく。塊には粘着性があり、自分より小さいモノに接触すると、それを巻き込んで一体化し、少しずつ大きくなる。逆に、自分より大きいモノにぶつかってしまうと、その衝撃で巻き込んだモノの一部が剥がれ落ち、塊が小さくなってしまうことがある。
操作は主に左右の2本のアナログスティックを使用し、両腕で塊を押して転がすような、非常に直感的で分かりやすいものとなっている。両方のスティックを前に倒せば前進、片方だけを倒せばその場で旋回するなど、シンプルな操作で塊を自在に操ることができる。各ステージでは、王様から「〇分以内に〇mまで大きくする」「特定のモノを〇個巻き込む」といった目標が提示され、制限時間内にこれを達成することでステージクリアとなる。作り上げた塊は、夜空に打ち上げられ、新たな星として輝くことになる。
この単純明快なルールの中に、「どのルートで転がせば効率的に大きくなれるか」「どの順番でモノを巻き込んでいくか」といった戦略性が存在し、ハイスコアを目指して何度も挑戦したくなるアーケードゲームのような中毒性も兼ね備えている。
『ワンス・アポン・ア・塊魂』では、従来のゲーム性に加えて、プレイの幅を広げる多数の新要素が導入されている。
『塊魂』シリーズの魅力を語る上で欠かせないのが、ゲームプレイを彩るBGM「ステキソング」の存在である。シリーズを通して、ジャズ、渋谷系、ラテン、演歌、エレクトロニカなど、ジャンルレスでハイクオリティな楽曲が多数収録されており、ゲーム音楽のサウンドトラックとしても高い評価を受けてきた。
本作『ワンス・アポン・ア・塊魂』でもその伝統は受け継がれ、楽曲ラインナップは一新。シリーズおなじみのアーティストから、本作で初参加となる新進気鋭のアーティストまで、豪華絢爛なメンバーが集結している。
| 楽曲名 | アーティスト |
|---|---|
| skyscraper(s) | ウ山あまね |
| DIVER | やくしまるえつこ |
| 彗星日和 | suis from ヨルシカ |
| やんやん | Daoko |
| 古今東西塊道中 | 朝倉さや |
| カタマリオンザドゥン | 花海咲季 |
| Katamari Damacy | Clēmentine |
| San Francisco Katamari Boys Chorus Song | San Francisco Boys Chorus |
| Power of 塊魂 | 松崎しげる |
| 脱力王子 | 新沼謙治 |
| ええじゃええじゃないか | こっちのけんと |
| カタマリイズム | 花譜 |
| カタマリタイム! | chelmico |
| 愛しているから | さだまさし |
シリーズの象徴ともいえる松崎しげるや、過去作にも参加した新沼謙治といったベテラン勢に加え、さだまさしのような大御所シンガーが参加している点は大きな話題となっている。さらに、若い世代から絶大な支持を得るヨルシカのボーカルsuisや、バーチャルシンガーの花譜、ラッパーのDaokoやchelmico、相対性理論のやくしまるえつこなど、現代の音楽シーンを代表する多彩な顔ぶれが揃った。
特に注目されるのは、同じバンダイナムコエンターテインメントのコンテンツである『学園アイドルマスター』から、人気キャラクターの「花海咲季」がアーティストとして参加している点である。これは、ファンコミュニティで長年楽しまれてきた非公式のコラボタグ「KatamariDam@ster」を彷彿とさせる公式からのサプライズであり、両作品のファンにとって見逃せないクロスオーバーとなっている。
掲示板
23
2025/11/20(木) 00:22:46 ID: suxJ/QThJQ
楽しいけどエリア広がる時のムービーがとにかく周回に入る怠いかも
24 ななしのよっしん
2025/11/24(月) 20:54:39 ID: EzVuFJ1rR/
アイマスPだけど、ビューティフルよりもロード長くなってるのは擁護できないかなって。
それ以外はいつもの塊魂って感じだし素敵ソングも聞きごたえある曲ばっかで楽しい。
旧曲同梱版買たけど、少なくとも値段分以上には楽しめてる。
25 ななしのよっしん
2025/12/02(火) 00:23:35 ID: L+lbeemTxR
オープニングとエンディングの出がらし感やばくない?
何が楽しくて過去作の劣化コピーを見なきゃいけないんだ
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 20:00
最終更新:2025/12/07(日) 20:00
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