ワンターンキルとは、ゲームが始まった直後の最初の自分のターンで相手を倒して勝利してしまう事である。
「1ターンキル」と表記する場合もある。
なお、「ワンターンキル」と言うのは日本での「1ターンキル」と言う表記の1を英語でワンと読んだだけのいわゆる和製英語であり、英語圏では「ターン・ワン・キル」とか「ファースト・ターン・キル」と呼ばれるのがもっぱらであるので注意。(海外でワンターンキルの話をする機会なんて無いと思うが)
最初のターンなのでもちろん相手がまだ何もしないうちであり、文字通り問答無用である。
一般的なTCGでの勝利条件には「相手のライフを0以下にする」「相手のターン開始時にカードがドローできない状態にする」等がある。いずれのパターンでもワンターンキルは存在し得るが、例えば遊戯王DMにおいては「先手プレイヤー第1ターン目は攻撃が出来ない」と言ったワンターンキル防止のためのルールがあるため、実現は非常に困難である。
もちろん、実際のゲームでワンターンキルを実現してしまうようなデッキが多くなれば先攻を取った方が勝つゲームと化してしまい、ゲームバランスも何もあったものではないので、製作者サイドで決め手となるカードに修正や公式大会での使用制限・使用禁止がかかるのもある意味風物詩になっていたりする。
マジック:ザ・ギャザリングでは昔、ワンターンキルを低くない頻度で実現する超高速コンボデッキが実際に流行した事があり、『ゲームはコイントス(先攻後攻の決定)・マリガン(初期手札のドローし直しをするかの決定)・先手第1ターンの三段階しか無い』なんていうジョークが作られた程である。もちろんそのデッキはキーカードやサポートカードを根こそぎ禁止指定されて消滅したが……
ちなみに、ゲームによっては「0ターンキル」と言う言葉も存在する。意味としては「自分の最初のターンが来る前に勝つ」。要するに、自分が後攻である時に、相手が先手第1ターン目を進行している間に勝ってしまう事。相手が致命的なミスをやらかして自爆したとか言うのを除けば、そもそも相手のターンであってもいくらかの行動がとれるゲームで無いと理論上でも実現できない。出来ても非常に難しい場合が多く、ネタとして話に上る程度の机上の空論である場合が殆ど。アニメ遊戯王GXにて0ターンキルが達成されたことはあるが、OCGでは初手エクゾディア以外に方法は見つかっていない。
なお、遊戯王において、闇マリクが作中でワンターンキルを行うと発言した事があるが、この場合におけるワンターンキルは上記とは意味合いが違う。この場合のワンターンキルとは、「無傷もしくはそれに近い状態から、1ターンの間に相手を倒してしまう事」である。「ずっと俺のターン」もどちらかと言えばこちらに含まれる。
あくまで攻撃を開始してから相手が死ぬまでが1ターンであると言う意味であって、攻撃をし始めるのは1ターン目でも10ターン目でも50ターン目でも関係が無い。ちなみに原作・アニメ遊戯王ではライフが4000しかないため、ワンターンキルの発生はあまり珍しくなかったりする。しかし作中で先攻1ターン目のワンターンキルを成功させたのは、今のところ5D'sのロットンのみである。
こちらの意味で「ワンターンキル」と言う言葉を使うゲームは殆ど無く、ワンターンキルと言えば先述の「ゲーム開始第1ターン目に勝つ」事を意味する場合が殆ど。その場合、こちらは区別のために「ワンショットキル」と呼ばれる。
遊戯王OCGにおいても、「ワンターンキル」という言葉はデッキ破壊などと同じく原作から来た用語として定着しており、公式に「1ターン目で勝つのではなく、1ターンで勝つことであり、何ターン目でもいい」という解説がなされている。プレイヤーの間でも厳密には使い分けられておらず、本来の意味でのワンターンキルは「先攻ワンキル」「後攻ワンキル」などと呼称することが多い。
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最終更新:2025/03/26(水) 22:00
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