ワンダバ
ワンダバとは、ウルトラシリーズにおいて、防衛隊が出撃する際に使用されるBGMの一種である。
もともとは『帰ってきたウルトラマン』において使われたBGM「M-3」(「MATのテーマ」のコーラス付きバージョン)のスキャットが「ワンダバダバ……」と聞こえたことに由来する。この曲は出撃シーンに使われたことで人気となった。BGMは通常曲番号しかつけられないため、レコードやCDに収録される際には「MATのテーマ」や、まれに「MATチーム出動!」などと言う曲名がつけられている。なお、正確にはテイク2「M-3T2」が劇中で使用されたものであり、没バージョンの「M-3T1」も存在する。
このワンダバは後の作品にも受け継がれ、『ミラーマン』の「M-11」(「SGMの歌」のインストゥルメンタルバージョン)に「シャバダバダ……」というコーラスが、翌年の『ウルトラマンA』のBGM「M-2」(「TACの歌」のインストゥルメンタルバージョン)にも「ワンダバダバダバ……」が採用された。2曲目のワンダバのため、スタッフ内では通称「ツーダバ」と呼ばれた。
その後、『ウルトラマン80』における出撃テーマ「M-46」がレコードに収録された際、「ワンダバUGM」として初めて曲名にも用いられた。なお、『ウルトラマンレオ』の「M-11」(MACのテーマ)のコーラス入りは劇中では使用されなかった。また『ザ☆ウルトラマン』『ウルトラマン80』で使用された「M-27」(スクランブル・テーマ)でもワンダバを意識した作りとなっているが、当時はコーラス付きが収録された様子がなく、後年の『ウルトラマンメビウス』において改めてコーラス付きが作られている。
また『ウルトラマンA』ではコメディチックな「TACのワンダバ一週間」という歌も作られているが、これはワンダバの一種とは言い難い。なお、ワンダバコーラスは『ウルトラセブン』の挿入歌「ULTRA SEVEN」から発祥したとする説もある。ワンダバのほとんどの作曲は冬木透によるものであり、他者が作曲する場合はそれに敬意を払っている。
「M-3」(MATのテーマ)は現在でも人気が高く、何らかの企画があった際にはアレンジ曲が作られることもしばしばある。具体的にはアニメタルやProject DMM(「ワンダバ・コーラス」というタイトル)、ダンスマン、バンバンバザールなどによるアレンジ曲がある。また、映画『地球防衛少女イコちゃん』では「ズンダバダバダバ……」というコーラスの入るパロディ曲が作られていたり、それ以外の作品でも出撃時の状況をワンダバ状態と言ったり、用語としても浸透している。「ワンダバスタイル」という、そのものズバリのタイトルのアニメ作品も存在している。
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最終更新:2021/01/19(火) 23:00
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