ワンダーアキュート(ウマ娘) 単語

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ワンダーアキュート

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そうじゃねぇ……
いちばん大事なのは『諦めない』ことかねぇ


ワンダーアキュート(ウマ娘)とは、Cygamesメディアミックスプロジェクトウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター

実在競走馬ワンダーアキュート」をモチーフとするウマ娘である。CV須藤叶希

概要

誕生日3月14日 身長:159cm 体重:不安定 スリーサイズ:B75・W52・H78

とても穏やかな人柄で面倒見のよいウマ娘
周囲からは「話すとなんだか、おばあちゃん思い出してほっこりする」と評判。
しかしレースが近づくとうって変わってストイックに自分を追い込む、いぶし銀の闘志を秘めている。

プロフィール(ウマ娘ポータルサイト)exitより

2022年7月27日配信の「ぱかライブTV Vol.19」にて、デアリングタクトウマ娘化、および既にウマ娘化が発表されていたコパノリッキーの詳細発表と同時に、ホッコータルマエとともにウマ娘化が発表された。同番組では川崎レース場・船橋レース場・盛岡レース場の追加も発表されており、ダート路線の大幅強化となった。
その後、8月19日コパノリッキーの育成実装に伴い、ホッコータルマエともども勝負服を引っさげてレースライバルとしてゲームに登場。11月17日に育成実装された。

単に「~~じゃ」という老人口調の喋り方をするだけでなく、ゲームを「ぴこぴこ」と呼んだり、飴ちゃんをくれたり、スマホを持っておらずガラケーを使っていたり、ぬか漬けを作っていたりと、性格も振る舞いも全におばあちゃんウマ娘
灰色がかった色(芦毛に見えるが、モチーフ
鹿毛)のもさもさなロングヘアー麻呂眉タレ目が特徴。モチーフアクアフレッシュ色地にのストライプという特徴的なメンコも右カバーとしてしっかり再現されている。

このおばあちゃんキャラ付けは、モチーフGⅠ勝利の最高齢記録(9歳)、歴戦の古強者として走り続けた競走生活が由来であろう。公式紹介ページ開時、サンプルボイスを聴いて、そのガチおばあちゃんボイス衝撃を受けたトレーナーは多数。その後のイベントウマ娘ストーリーでのボイスはそこまで極端におばあちゃんではないが。このおばあちゃんボイスで歌う各種ライブは必聴。

また体重が「不安定」と表記されているのは、モチーフ体重が実際に非常に不安定で、前走から10kg以上の増減が実に48戦中20回もあったという事実が元。レース前になるとを飲まなくなり調教師が体重管理に苦労したそうである。
この要素はゲーム内でも強くフィーチャーされており、このレース前に自ら身体を絞りに行く様子をボクサーの減量になぞらえたようで、父親は元プロボクサーという設定になっている。

ゲームでの扱い

育成ウマ娘:☆3[Butterfly Sting]

ステータス(3)
スピード スタミナ パワー 根性 賢さ
84 82 84 101 99
バ場適性
ダート
G A
距離適性
距離 マイル 距離 距離
D A A E
脚質適性
逃げ 先行 差し 追込
C A C E
成長率
  • 根性 +15%
  • 賢さ +15%
固有スキルNever Say Never
残り300m地点で前の方にいると速度を少し上げる、ダートレースで先頭のウマ娘と近いとさらに少し前に出る
ウマ娘テンプレートボックス

育成目標

  1. ジュニア6月メイクデビュー出走
  2. クラシック3月後半:ファン5000人集める
  3. クラシック7月前半:ジャパンダートダービーG1)で5着以内
  4. クラシック9月後半:シリウスSG3)で3着以内
  5. クラシック12月後半:東京大賞典G1)で3着以内
  6. ニア2月前半:川崎記念G1)で3着以内
  7. ニア5月前半:かしわ記念G1)で1着
  8. ニア6月後半:帝王賞G1)で3着以内
  9. ニア11月前半:JBCクラシックG1)で3着以内
  10. ニア12月前半:チャンピオンズカップG1)で3着以内
  11. ニア12月後半:東京大賞典G1)で1着

概要

2022年11月17日、史実同期ナカヤマフェスタに続いて3育成ウマ娘Butterfly Stingとして実装

適性などはコパノリッキーの育成シナリオで先に登場したときと変わらず、ダートマイル&中距離・先行。Fを貰ったリッキーと違い、1戦だけ芝を走ったものの芝Gなので芝因子をMAXで積んでも初期Cスタートであり、芝を走らせるのはちょっと厳しい。
レアスキルマイルスキルの「姉御肌」(「負けん気」上位)、そして新たなダートレアスキルの「砂浴び」(「砂浴び○」上位)を所持。「前のウマ娘のすぐ後ろに付けると速度が上がる」というもので、要はダート版「スリップストリーム(いいとこ入った!)」である。
固有スキルの性スマートファルコンとの叩き合いを演じた2011年東京大賞典を意識したものか。

固有スキルの演出は史実で長く走ったことを意識したかのような大木を育てる演出となる。ちなみにこの木は。史実で9歳時に勝利たかしわ記念から取っているものかと思われる。

育成標は途中にかしわ記念の1着定があるが、固定のライバルがいないので特に難しくはない。ただしシニア級に6回も標があるので、なるべく練習回数を稼ぎたい「グランドライブシナリオなどでは注意が必要。

なにしろ史実で9歳まで一線で走り、そもそも本格化したのが5歳から、GⅠ級初勝利も6歳なので、4歳相当のシニア級1年までしかないウマ娘の育成シナリオでその競走生活をどう表現するかが注されたが、端的に言えば史実の7歳までを軸に3年間に圧縮して再構成したようなシナリオになっている。ちなみにレースの勝敗によるイベントの変化や、出走するだけで発生する隠しイベントのあるレースいようだ。

◆以下、育成シナリオネタバレが含まれます。◆
 ◆ここ◆を押すと表示できます

クラシック級のJDDシリウスSまでは史実の3歳時(2009年)に出走したレースだが、クラシック級の合宿の時点で既にファル子帝王賞を圧勝したことがられているので史実の時系列的には5歳時(2011年)の話に時間が飛び、クラシック東京大賞典ファル子と初対決。ただここではシナリオの内容からするとハナ差2着だった2011年ではなく、10着に敗れた2010年の方がベースのようである。

その後、シニア川崎記念ファル子と再戦し、その後ファル子フラッシュとともにドバイ立つので2012年相当。ただし史実でアキュートは2012年川崎記念には出走しておらず、2011年東京大賞典での死闘はファル子ラストランになったこの川崎記念にスライドされた格好になる。

その後、史実で最高齢GⅠ勝利記録を達成した9歳時の勝ちかしわ記念を勝ったところで、標だったファル子日本を去ったこともあり、アキュートは「走る的をえた」とモチベーションを失ったことをトレーナーに告げ、現役引退を示唆する。トレーナーの引き留めで帝王賞を走るも意志は変わらず、合宿でラストラントレーナーに見せようとするが、そこにホッコータルマエが現れ、JBCクラシックからタルマエとの対決となる(史実でタルマエと戦うのは7歳時の2013年帝王賞から)。史実で8歳時から対決するリッキーは最後までレースには出てこないので、史実ではタルマエの2着に敗れた7歳時の東京大賞典が最終標ということになる。

ウマ娘の育成シナリオで、モチーフの現役生活が長い場合や遅咲きの場合、怪で棒に振った年があったりする場合に史実を圧縮するのはしくないが、アキュートの育成シナリオの場合、前述のボクサー的な自分を追い込む減量と合わせて、この圧縮された展開が「長く走れるダート戦線を生き急いでしまった」という一種のif展開であることが示唆されており、さらに史実よりホッコータルマエを投入することで、3年間しかない育成シナリオの後半で「歴戦の老兵」の立ち位置に持っていくという、なかなかの豪腕シナリオになっている。

なお、シナリオ内では他にもアキュートが史実で対戦したや、地方ダートの名がちらほら匂わされる。エンディング乙名史記者の取材を受けている「ウマ娘F」「ウマ娘E」「ウマ娘T」はわかりやすい。
かしわ記念後のイベントゴールドシチー紹介しようとしているのは同冠名で近でもあるウマ娘Eウイニングチケット紹介しようとしているのは同じく*トニービンの血が入っている(ウマ娘Tのことだろう。なおその後、2024年の3周年に際して3頭とも正式にウマ娘化された。

また、チャンピオンズカップ前に一緒に観に行く展示会「チャンピオンズCダートウマ娘たちの蹄跡~」で言及されるのは、まだ交流重賞が整備されていなかった時代に地方からジャパンカップに挑んだ。それぞれ「シンボリルドルフジャパンカップで競ったボクサーみたいな名前ウマ娘」は1985年ジャパンカップ2着のロツキータイガー、「テレビに映るために大逃げしたウマ娘」は1991年ジャパンカップ逃げジョージモナーク[1]、「走りまくった将軍さん」はその名の通りハシルショウグンのことだろう。


しかしシナリオの内容以上に話題を呼んだのは担当トレーナーの描写トレーナー学校では7科を首席で表された期待の新人でありながら、11回も専属契約を断られてしまった末にワンダーアキュートと出会うこととなる。シナリオの前半では自分に自信を持てないトレーナーに対し、テイエムオペラオーが現れて彼/彼女を強く叱励し(この叱励もどれも元ネタとなったエピソードあり)、アキュートに対してはレース前に闘魂肩たたきするなど、明らかに史実における騎手である和田竜二を意識したトレーナー像になっている。おかげで「オペラオー引退後のリュージ育成シナリオ」とか言われている。キングヘイローをはじめ騎手の要素がウマ娘自身に反映されるのはよくあるが、トレーナーに対してここまで強く反映されるのはたぶん初。
言うまでもなく、7科首席の元ネタテイエムオペラオーでのGⅠ7勝。11回も専属契約を断られたというのは、テイエムオペラオーでの2001年天皇賞(春)からワンダーアキュート2012年JBCクラシックまで11年間GⅠを勝てなかったことが元ネタである。

また、クラシック級のJBCクラシック東京大賞典、シニア級の川崎記念勝利すると(つまりスマートファルコンが固定出走するレースを全て勝つと)発生する隠しイベントがある。

固有二つ名は「不抜のいぶし銀」。取得条件は「東京大賞典(クラシック級)、かしわ記念帝王賞JBCクラシック(シニア級)を勝利し、基礎[根性]が1200以上になる」。レースは全て育成標だし、根性+15%があるので、根性育成環境が整っていれば狙うのは難しくない。ただし狙うなら「グランドライブ」よりも「Make a new track!!」の方がやりやすいだろう。

特殊実況帝王賞。条件は「最終直線で外から先頭を追い抜く」だと思われる。元ネタコパノリッキーを差し切った2014年帝王賞だが、シナリオの都合上ゲームではこの帝王賞リッキーは登場しない。

サポートカード

SSR[ライフロング・ワンダー]

2023年7月にR[トレセン学園]とともに実装パワータイプ
スキルは育成ウマ娘自身が所持する「優砂浴び」。他にもダートで有用なスキルい、ヒントレベルLv4を持っているのも嬉しいところ。

サポートは概ね優秀だが、ほぼダート育成専用のサポートカードかつ、しばらく技マシン以外で使われる機会の少なかったパワーサポートということもあって評価はもうひとつだった。パワーサポートが復権した「U.A.F. Ready GO!」ではダート育成用のパワー選択肢に入るだろう。

他ウマ娘のシナリオでの出番

上述の通り、コパノリッキーの育成実装に伴いホッコータルマエともどもレースライバルとして登場。リッキーシナリオ内で何度となくレース突することになる。

リッキーシナリオではダート路線の大ベテラン。既に一線を退いているファル子とも対戦したことがあり、ファル子の強さを「赤鬼のように強い」と評している。赤鬼呼ばわりされるウマドルとは……。

リッキータルマエはともに史実でファル子と対戦したことがなく、アキュートはファル子全盛期タルマエ・リッキー時代の両方を知り、両者を繋ぐ存在としてウマ娘化されたことがえる。

所持スキルは最大で「ギアチェンジ」「油断大敵」のレア2つと、「曇りの日○」「スタミナキープ」「明るい兆し」「まっしぐら」。タルマエほどではないがやはり強敵であり、タルマエと一緒に出てくると、大抵は自分の育成リッキーおよびタルマエと3人でウイニングライブ圏内を占めることになる。

史実

2010年代前半のダート戦線で長期にって第一線で走り続け、史上最高齢記録となる9歳でのGⅠ勝利を果たしたダート和田竜二テイエムオペラオー以来のGⅠ勝利プレゼントしたとしても知られる。

2006年生まれ。ブエナビスタトランセンドウマ娘化された競走馬ではナカヤマフェスタトーセンジョーダンと同世代にあたる。*カリズマティックアメリカ二冠馬で、三冠のかかったベルモントS骨折騎手がとっさの機転で折れた脚を支えたことで大事に至らず命を救われたという逸話が有名(アニメ一期7話で、天皇賞(秋)レース中に骨折したサイレンススズカに対して、スピカトレーナーが左足を地面に下ろすなと示したおかげで、沈黙の日曜日を乗り越え生還したストーリー元ネタでもある)。しかし種牡馬としてはパッとせず、半重賞5勝のワンダースピードがいたが、血統としてはだいぶ傍流である。

2009年1月デビューダートで2勝を挙げて青葉賞GⅡ)に挑んだが10着に惨敗。芝を走ったのはこれ一度きりで、以降はダートに専念する。
3歳から和田竜二戦となり、シリウスSGⅢ)・武蔵野SGⅢ)を連勝したがその後骨折で4歳の大半を棒に振る。復帰後、5歳となって重賞で好走し東海SGⅡ)で重賞3勝を挙げ、ジャパンカップダートGⅠ)でトランセンドの2着。そして東京大賞典GⅠ)では当時文字通りの無敵を誇ったスマートファルコンハナ差まで追いつめる2着の走を見せる。勝ったレースよりもこのレースられがち。

6歳はもうひとつ振るわなかったが、休養明けのJBCクラシックJpnⅠ)で5身差の圧勝を見せ、GⅠ級初勝利。そして和田竜二テイエムオペラオー2001年天皇賞(春)以来11年ぶりのGⅠ勝利プレゼントした(※JpnⅠは内独自格付けのため「GⅠ級」と一応区別され、「GⅠ勝利は6年後のミッキーロケットを待つこととなる)。以降は2013年東京大賞典まで10戦連続馬券圏内など、ダートGⅠ戦線で安定した戦績を挙げ続けていく。
2013年帝王賞JpnⅠ)からはオーナーの要望もあって2014年までは武豊上を務めたが、この2013年帝王賞からホッコータルマエ、次いで2014年フェブラリーSからコパノリッキーというダート界の怪物2頭が出現。この2頭の後を拝するレースが続いたが、2014年帝王賞リッキーを破りGⅠ級2勝
その後、3戦走が続いて上が久々和田に戻った2015年かしわ記念JpnⅠ)で、史上最高齢記録となる9歳でのGⅠ勝利を挙げた。

同年の東京大賞典3着をもって長い現役生活を終えた。通算48戦13勝。GⅠ級競走出走27戦コスモバルクと並んで歴代最多タイである。

かくして現役通算でGⅠ級3勝を挙げたが、彼の戦績を一言でまとめればシルバーブロンズコレクターになる。GⅠ級に限定すると通算27戦で[3-7-8-9]。2着7回もかなり上位の記録だが、GⅠ3着8回ぶっちぎりの歴代最多である(2位ナリタトップロードサウンドトゥルーの5回。ちなみにナイスネイチャは4回)。また2011年から2013年にかけてジャパンカップダート3年連続2着という記録マークしている。

牧場時代は大人しいとの評判だったワンダーアキュートであったが、レース前にはを飲まない、レース毎に体重変動がしい、更にはレースになるとしい入れ込みを見せる等荒々しい性格の持ちであった。和田の騎乗シーン映像からズブいを受けやすいかもしれないが、むしろ毎レースやる気に満ち溢れ過ぎた気性が、長期に渡って活躍し強敵相手に勝負根性を見せ続けたことに繋がったと言えるだろう。闘魂注入せずとも闘魂満タンだったともいうべきか。

スマートファルコンエスポワールシチーの現役晩年からホッコータルマエコパノリッキー時代まで、ダート史に残るかしいレジェンドたちを相手に、マイルから2100mまで馬場コースも問わず、9歳に至るまで果敢に挑み続けた歴戦の古強者。その中で勝ち取ったGⅠ級3勝、最高齢GⅠ勝利という記録は、諦めずに走り続けた彼のかしい勲章である。

引退後はアロースタッドで種牡馬入りしたが、種付け数は少なく、立った産駒は今のところいない。2024年公式サイト種牡馬一覧名前がなく、アロースタッドに引き続き在厩しているようだが種牡馬引退した可性があり、どういう処遇になっているのかは情報待ちの状態である。

詳細は当該記事へ→ワンダーアキュート

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関連項目

脚注

  1. *ちなみに実際のレースではジョージモナークはそこまで極端な大逃げはしていない。「テレビに映るため」というところからして、よしだみほの漫画馬なり1ハロン劇場』の「第30R ふりむけば最後尾exit」が元ネタと思われる。
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