ヴァイジャヤとは、漫画「魔人探偵脳噛ネウロ」に登場するキャラクターである。本名はチャンドラ・アスカ・ルジュナワラ。
新しい血族の尖兵「五本指」の一人。年齢は18歳と五本指中最年少で、まだあどけなさの残る顔立ちでありながらも中指に位置する。葛西曰く、「我が強くて扱いづれえ五本指の中で唯一従順な存在」であり、親指のジェニュインをしても「直々にテクを教えこんだお気に入り」と最大の賛辞を受ける、期待の新星であった。
母が植物の知識を受け継ぐインド人、父が日本人の日系ハーフ。親(父)の仕事の関係で母国を離れ来日したが、周囲に馴染めずにいじめられ、居場所を求めて地元の不良チームに加入。そこで強盗などの『火遊び』を繰り返していたところを、早乙女金融のチンピラ面々に捕捉され「手入れ」されてしまう。不良チームからも裏切られ、危うく首謀者の濡れ衣を着せられスケープゴートにされかけるも、生粋のチンピラであった吾代には即座にアタマでないことを見抜かれ、結果的に救われることに。それ以来、舎弟にしてほしいと憧れてしつこく吾代に付き慕うようになる。吾代は彼を「チー坊(チビでチンケでチキンだから)」のあだ名で呼び、何だかんだで「出来の悪いツレ」として半年ほどを過ごした。
そんな良くも悪くも「荒れた」生活の一方で、先祖代々天性の植物薬学知識を持つ母は、製薬会社に勤める父の課したオーバーワークが原因で過労死。愛すべき妻だけでなく、自分のことも「植物の薬学知識を吸い出すための道具と、そのバックアップ」としか見ていなかった父に絶望する。以来、父を強く憎み、弱い自分を蹂躙されないため、自由になるために力を求めるようになる。その直後にシックスと出会い、自らの手で父親を殺害して新しい血族に入る。
5000年続く呪術師の家系で、母親と同じく天性で植物を知る才能を持つ。それ故、植物とそれを用いた薬品の知識に長けており、シックス率いる兵器メーカーにおいてバイオ技術の飛躍的進歩に貢献した。「その気になれば街一つ毒殺できる」と称される程の多様な毒薬カプセルを腕輪に仕込んでいる。動物が一たびこれを喰らうと、瞬時に全身がただれ溶けて死亡。木々に適量撃ちこめば、過剰にアレロケミカル物質を飛散させて森全体を毒霧発生装置に変えてしまうほどである。また、怪盗Xの強化細胞に加えて、胃袋に植物を寄生させており、その成分調節により唯でさえ怪力を誇る強化細胞を更に活性化させ、大樹を片手で投げられるほどの超人的なパワーをも発揮できる。
血族に不利な情報を持つ本城博士暗殺の命を受け、博士と共に逃げる弥子たちを追い詰めるが、ネウロに策を授かった笹塚と吾代のチームワークに敗れ、最後は吾代の一言で、かつての心を取り戻し、機密保持のため自らの脳を破壊して自害した。
顔に刻まれたシンボルマークは、Lycoris "Arcadia Alkadia"(純朴なる毒 ヒガンバナ)。
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最終更新:2024/12/09(月) 22:00
最終更新:2024/12/09(月) 21:00
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