ヴァシリー・カリンニコフ(1866~1901)とは、19世紀ロシアの作曲家である。
正確な名前の表記はヴァシーリー・セルゲイェーヴィチ・カリーンニコフ。
オリョーリ県オリョーリ出身で作家ツルゲーネフとは同郷である。弟:ヴィクトル・カリンニコフ(1870~1927)とともに幼いころから才能を発揮し、モスクワ音楽院に入学する。しかし学費を払えないまま退学させられアレクサンドル・イリインスキーに個人的なレッスンを受けた。
1892年にチャイコフスキーに認められ、マールイ劇場の指揮者に推薦、同年にモスクワのイタリア歌劇団の指揮者も務める。しかしこのころから結核を発症。セルゲイ・ラフマニノフらの協力で楽譜を売ることには成功したものの、病状の悪化で交響曲第1番の発売を目前に控えて亡くなった。
このように早世したため、才能を高く評価されたにもかかわらず作品数が少ない。音楽性はモスクワ楽派と国民楽派(サンクトペテルブルク楽派)の折衷に加え、抒情に富んだ作品を書くものであった。
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最終更新:2025/12/09(火) 18:00
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