ヴァッハフントとは (ヴァッハフントとは) [単語記事]

順調に順位を上げているようだな。
少し調子に乗っているようだが、それも終わりだ。
今のうちに楽しんでおけ。

ヴァッハフントとは、ハイスピードメカアクション『アーマード・コア2』に登場するレイヴン（作中における傭兵の名称）の一人である。ヒヨッコレイヴン共に敵弾回避の重要性をわからせる作中屈指のキーパーソンである（技術面で）。

『ルーキーブレイカー』

本来は上位レベルの実力だが、成長株や新入りを倒すことを無上の喜びと語り、あえて現在の順位にとどまっている。機体も弱者を痛めつけることだけを主眼に構成されている。

アリーナランカーページの当該レイヴンの紹介文より

アーマード・コア2のＡＣアリーナ（アーマード・コア・アリーナ：作中に登場する人型機動兵器アーマード・コアを用いた闘技場）に登録されたレイヴン。本編におけるミッションでは登場しない。使用ＡＣは『ルーキーブレイカー』。

プレイヤーとそのＡＣは、ゲームプレイ開始直後はアリーナ最下位に自動的にランキングされ、そこから上位のランカーレイヴンたちをアリーナ戦で倒していくことでランクを上げていくことになるのだが、そこで立ちふさがる壁が、このランク40位（ミッションの進め方によって多少変動）のレイヴン、ヴァッハフントである。

ヴァッハフントの順位から２ランク下にいるマグマスピリットを倒し、次の対戦相手がスネイキージョーになったとき、この記事の最初にある文章のメールを送りつけてプレイヤーを挑発してくる（アリーナからメインメニューに戻ると着信がある）。他にも最下位クラスのヨワヨワでヘナチョコのレイヴン『オーロラシーカー』を倒したあとに、オーロラくんからヴァッハフントについて、『彼がいる限り、上位には進めない』という評価のメールが届くほど、作中における認知度もそれなりにあるようだ。

猛攻、腕マシンガン

ヴァッハフントのＡＣ『ルーキーブレイカー』は中量逆関節に軽量級コアを載せたＡＣ。その最大の武器であり脅威は、腕武装の両腕マシンガン『ＥＡＷ－MG－03』。この通称腕マシ、両腕から発射される都合上、普通のマシンガンよりもはるかに被弾時のダメージが大きく、被弾による熱暴走スリップダメージも相まって、連続で被弾すると面白いくらいに自機のライフが削れる。肩武器のロケットランチャー『ZWR－S/60』もNPCお得意の詐欺サイティングでそこそこ当ててくるため、気づくと自機のAP（耐久値）があっというまに0に・・・・・・。機体が熱くなるな。

ヴァッハフント自体のそれまでのレイヴンとは別次元のサイティング精度の高さと、三次元的に動きまわる挙動（特に横回避によってプレイヤーのサイティングを回避してくる）によって、火星（今作品）出身の初心者レイヴンたちは『ルーキーブレイカー』の名のごとく何人も粉砕された。その後ある者はアリーナ攻略をしばし諦めてミッションに赴き、ある者は諦めずに何度もヴァッハフントに挑み、ある者は特定のマップを選んで壁ハメでボコり、それぞれの方法で腕を磨いた。

ヴァッハフントを倒せるようになったとき、あの腕マシの脅威を乗り越えたとき、プレイヤーは一人前のレイヴン-フロム脳の傭兵-へと一歩近づくのである。胸が熱くなるな。

地球（前作）出身者あるいはそこそこの手練のレイヴンにとっては

実際のところ、頼みの腕マシンガンは弾速も遅い上に弾数300発（両腕同時発射なので実質150発）なので、いわゆる小ジャンプ機動、八の字回避さえしっかりできていれば中距離以上離れて余裕でかわしきれる。ロケットランチャーも二次ロックがないためまず当たらない。適当にかわしているうちに勝手に弾切れの非武装ACと化す上に、武器腕軽量コアの紙装甲ゆえにこちらの攻撃によってあっという間にAPが無くなるため、楽勝である。