ヴァルキュリャとは、北欧神話に登場する女神(半神) valkyrja のアイスランド語読みで「ヴァルキュリア」とも表記される。複数形はヴァルキュリュル(valkyrjur) 。
北欧神話の戦乙女。その名は「(戦いで)殺された者(valr)を選定する者(kyrja)」、つまり豊穣と戦の女神フレイヤと折半する決まりになっている戦死者の魂を選別し、主神オーディンの主宰する殿堂ヴァルハラへ招き入れた勇者の魂(エインヘリャル)を手厚く接待するのが主な仕事。日本や西欧などでは武装しているものの若く美しい女性でイメージされているが、本場北欧ではギリシア神話のアマゾーンのような筋肉ムキムキな感じでイメージされており、北欧語の valkyria/valkyrie には「気性が激しく手の付けられない厄介な女、体格が良く腕っぷしの強い積極的な女」といった意味もあったりする。
伝承や歌劇『ニーベルングの指輪』に登場するブリュンヒルデ(ブリュンヒルド)や、現在過去未来を司るノルン三姉妹(ノルニル)の三女スクルズ(スクルド)が特に有名。ただしノルンのスクルズはヴァルキュリャのスクルズとは別人とする説もある。また、ノルンの長女ウルズ(ウルド)と次女ヴェルザンディ(ヴェルダンディ)はヴァルキュリャではない。役割上「オーディンの娘たち」という雅称(ケニング)で呼ばれることがあるが、伝承ではトールなど他の神の娘や人間の娘もしばしばヴァルキュリャと呼ばれたりする上、メンバーの総数や名前も伝承によって異なるため実態は今一つ明らかにはなっていない。
掲示板
52 ななしのよっしん
2020/12/05(土) 20:15:18 ID: ktUB06pLjX
ヴァルキュリアとワルキューレで二つ曖昧さ回避の記事あるんだな・・・。
戦翼のシグルドリーヴァ見てたらそういやヴァルキュリアって何人居るんだと思ったが、こっちにはそういう記事無いのか。
53 ななしのよっしん
2020/12/05(土) 21:49:34 ID: SytB2oxSHz
ワルキューレ(楽劇)の記事には、ワルキューレ9人姉妹(ワーグナーの設定)が解説されてるよ。
戦翼のシグルドリーヴァでのネームドワルキューレの呼び名はそれから取られてる。
54 ななしのよっしん
2020/12/06(日) 12:01:18 ID: ktUB06pLjX
日本で創作に使われてる名前ってほとんどワーグナーの創作なのか・・・。
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最終更新:2024/04/25(木) 06:00
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