ヴァルハラナイツ2 単語

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ヴァルハラナイツツー

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ヴァルハラナイツ2とは、2008年5月29日に発売された、PSP専用のアクションロールプレイングゲームである。開発株式会社K2、発売元は株式会社マーベラスエンターテイメント

ストーリー

裁きの日――

人々は々に見捨てられた。

より舞い降りた女神の裁きは、大地を引き裂き、を干上がらせた。

だが、人々は諦めなかった。

一人の魔女の活躍により、女神に傷を負わせる事が出来たのである。

しかし、全に女神を倒すには至らず、女神は自らのであるミクストを世に放ち、傷を癒す為、世界に身を潜めた。

 

――それから1000年、ヴァイゼルヘイム王――

では冒険者を募っていた。

的は、言うまでもく、ミクストから人々を守り、そして、世界の何処かで眠る女神を倒し、平和を取り戻す為である。

そんな時代、孤児院で育った主人公は、今日、王政府認の冒険者となる為、試験へと向かう。

(ヴァルハラナイツ2公式ホームページより) 

 

 概要

 マーベラスエンターテイメントによるヴァルハラナイツシリーズの第二弾として発売された。

登場するミクスト(モンスター)や一部の防具等は前作「ヴァルハラナイツ」に登場したものと同様のデザインとなっているが、ストーリー上の繋がりはなく、世界設定も全くの別物である。 

前作のプレイ特典として、前作のセーブデータを持っている場合、プレイ開始時、前作で登場した「リーネ」とそっくりのキャラクター(エルフプリースト)が仲間としてギルドに登録されていることが挙げられる。前作に引き続きハードプレイ定評のある序盤においては、無料で雇える重な回復役だが、いない場合は最初期の所持を解き放って仲間を作成することもできるため、前作プレイ必須というわけではない。

おおまかなプレイの流れとしては、レベル上げ&アイテム掘り⇔クエスト受注が一般的である。

発売当初から、素材集めとクエスト受注がメインとなるモンスターハンターとしばしば較されたが、おそらく方向性は全く違うといっていいだろう。強いて言うなら、アクション3D要素のあるウィザードリィといったところか。

公式では「アクションRPG」に分類されているが、実のところアクション要素はかなり少なめであるため、一進一退の長期戦や自身の戦闘センスを魅せたいというプレイヤーは拍子抜けする可性が高い。その反面、装備やステータス振りでじっくりキャラクターを育てたり、アイテム掘りに頭しやすいプレイヤーにはオススメの一本でもある。

 

システム

シナリオ・クエスト

聖剣伝説サガフロンティアファイナルファンタジーXII等のシナリオに携わってきた生田美和氏が、シナリオ原案からスクリプト台本まで一人で担当したことで評判をよんだ。

前作はダンジョンフィールド探索度合いによってストーリーが進む形式であったのに対し、近作の場合はクエスト受注によってストーリーが進行していく。むろんクエストを受注せずともフィールド探索は可だが、後述の理由により過度に謀なスニーキングは控えたほうが難である。

キャラメイク

主人公、およびパーティーメンバーの作成は、「人間」「エルフ」「ドワーフ」「アカトキ」「ホビット」の種族と性別、「ファイター(戦士)」「シーフ(泥棒…というより狩人)」「メイジ(攻撃魔法使い)」「プリースト(回復魔法使い)」「モンク(CQC格闘)」の職業を選択して行う。
また、上級職として「ナイト(騎士)」「サムライ()」「ニンジャ(忍者)」「アンカー(万魔法使い)」「エンチャンター(付与魔法使い)」が存在するが、これらにはミクストが稀にドロップする、各職に対応した「札」をギルドに提出することで転職ができる。

なお、各キャラクターメインの職種のほか、サブの職種を2つまで掛け持ちできるため、この組み合わせによって様々な特徴を併せ持つことが可である。
これにより、たとえば攻撃・回復魔法に長けたナイトや、で戦うプリーストなどを生み出すことも出来る。(複数人でのパーティーを組んでいる場合は前衛と後衛を分けたほうが効率的ではあるが…魔法剣士ロマンである)

余談ではあるが、キャラメイクの際に選択できる顔に過度の期待は禁物である。
……たいていどの種族も一択二択じゃ…

装備・アイテム

RPGの常通り、武器や防具は概ねミクストからのドロップ依存する。
には武具屋も存在するが、ここで扱われるものはたいていが初期装備レベルであるため、中盤以降はMP回復大人買いされる薬局と化す可性大。
武器、防具とも較的種類が豊富であること、また同じ武具でも付与属性(麻痺など)の数値がつくことがあるため、やりこもうと思えば相当やりこみが可である。
なお、デザインに関していえば、武器、防具ともファンタジー作品としてはやや地味抑えなものが多い。
ゴテゴテガチガチな装備が好きなプレイヤーには少し物足りないかもしれないが、他方堅実な装備を好む人にはウケが良いだろう。

前作と較して、ネタ系の装備が増えたのも特徴である。
ただしエロ装備はないので紳士淑女諸君はwktkしても駄だ 

 ダンジョン

前作は地下塞といった屋内ダンジョン流であったが、近作は沼地山、洞窟といった屋外ダンジョンも多数存在する。
また、主人公が暮らすビブロス」のほか、クエストの進行によって隠れ里の「ホクバイの里」や機械の町「フォートマスポート」といった拠点も追加される。

なお、今作のフィールド探索ミクストのレベルアップと特殊な繋がりを持つ。
すなわち、よりフィールドへ進入していくことで、既に探索したことのあるフィールドミクストのレベルが上がっていく。
たとえば、フィールド(以降F)1→F2F3探索したうえでF4へ進入すると、F2ミクストが強化される、等である。
今作にはワープシステムがないため(これに準ずるものは存在するが)、自身の装備やステータス無視した探索を強行すると、後々フィールドの移動やアイテム掘りに苦戦するため、自身のレベルに見合うペースでのダンジョン攻略をお勧めする。

 バトル

前作に続き、バトル移行時にディスク読み込みをしないシーレスが特徴である。

武器戦闘の場合、通常攻撃、テンションゲージの蓄積解放による必殺技スキルゲージの蓄積解放によるスキルの3つを使い分けてミクストと戦闘を行う。
また魔法使用の場合は、残存するMPが許す範囲で攻撃魔法回復魔法詠唱していくこととなる。
前述のとおり、職種の組み合わせによって、前衛の魔法詠唱や後衛の武器攻撃も可となるが、魔法詠唱中は敵からの攻撃に防備になること、また詠唱中に攻撃を受けると詠唱キャンセルされること等から、より快適に戦闘を行いたい場合は、素直に武器の前衛、魔法の後衛と分離させたほうがよいだろう。

なお、今作では戦闘中に一切の一時停止が行われない「ネオグランドロジックバトル」が採用されているが、これには賛否両論がある。
メニュー画面を開いたり、行動を選択したりする間にもバトルが続くこのシステムを、リアリティがあると評価するプレイヤーもいる一方、ターゲット設定を行ったり、詠唱したい魔法を選んでいるうちに決着がついてしまうことの多いこのシステムでは、戦闘をすべてAI任せにせざるを得ないと不満を述べるプレイヤーが存在するのも確かである。

 

Web小説

公式ホームページにて、生田美和氏が書き下ろしたオリジナルウェブ小説『命脈の書』が開されている。
ゲーム上のストーリーが始まる以前の世界舞台とした小説であり、これからプレイをする人はもちろん、エンディングを見終えた人にもお勧めの一作である。

アクセスはこちらへ。
http://www.mmv.co.jp/special/game/psp/valhallaknights2/novel/exit

 

ヴァルハラナイツの伝説

プロデューサーの大渕善久氏が「ったモノ」「個性的な作品」と評し、一部で「マゾゲー」「廃人ゲー」とまで言われるヴァルハラナイツシリーズ
具体的にどういった点をさしてそのような評価がされるのか、その答えが以下にある…かもしれない。

①ワープシステムがない

ヴァルハラナイツ2には全部で20もの広大フィールドが登場する。
ストーリーの進行上はもちろん、アイテム掘りやクエストの都合で、色々なフィールドへ行くことになるだろう。
ときにはもう踏破したフィールドへ戻って探索をしたり、すぐに遠くのフィールドに行く必要も出来るかもしれない。
そのとき、主人公たちに出来ることは、ひたすら歩くことのみである。
ワープテレポート?なにそれ食えるの?とでも言わんばかりに、今作ではフィールド間の転移技術が登場しない。
むろん、探索を続けるうちに、宿泊しているへ一で戻ることの出来る「エスケイプ」という魔法を覚えることは出来る。
また、クエストの進行によっては、を一で移動する「秘密の通り」とやらも登場する。
それでもマラソン移動がなくなるわけではなく、テレポートに慣れた一部のプレイヤーを大いに嘆かせた(らしい)。

余談だが、ストーリー序盤において、魔女の遺した水晶には大切な人のもとへ一で戻るがあること、フィールド各所には水晶が設置されていることがられるため、それらの水晶テレポートの設備になるのではと期待したプレイヤーほどショックは大きかった(らしい)。

②バグ

発売当初は、2ちゃんねる掲示板等では今作のバグについてずいぶんと騒ぎになった。
そもそもマーベラスが発売するゲームソフトには較的バグが発生しやすいとの認識を持つプレイヤーが多く、長時間プレイ時におけるフリーズ二刀流装備時のモーションバグ等が一度に複数報告されたことによって、「バグハラナイツ」「バグを疑わないのはマベに失礼」といった残念な評価が多数噴出した。

なお、ヴァルハラナイツ2の名誉のために附言するならば、バグは複数存在するものの、携帯ゲーム機ソフトとしてはそこまで許しがたいほど深刻な爆弾を抱えているわけではない。
プレイ中のフリーズは多くの作品でも発生し得る、いわば全撤去の難しい地雷のようなものであり、ダンジョンから帰還した際にはこまめにセーブデータをとるようにすることでリスクはかなり軽減することが可である。発生率もそれほど高くはなく、編集者の場合、310時間プレイの時点でフリーズはわずかに2回である。
また、その他のバグについても、まとめWikiのまとめを見てわかる通り、数が限られるうえに、そのほとんどはその場で復帰可なものがほとんどである。

 ③塔

 
それは、ニブリガン氷洞を攻略せしプレイヤーに立ち入りが許されるエクストラダンジョンである。
そして、エクストラダンジョンであるにもかかわらず抜群の人気を誇り、多くの廃人を生み出した、魔のダンジョンでもある。
覚醒したヴァルハラナイツ達はメインシナリオを捨て、に引き篭もってしまうとかしないとか…
女神ってなんですか?」
「十会ってなんだっけ?」
ウィーアーヴァルハラナイツ

 

関連商品

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