ヴィルヘルム・ゲオルク・フリードリヒ・ロッシャー (Wilhelm Georg Friedrich Roscherとは、1817~1894)とは、ドイツの経済学者である。
ブルーノ・ヒルデブランド、カール・クニースとロッシャーは「旧」歴史学派として一緒に扱われることが多く、次世代の「新」歴史学派に属するシュモラーやゾンバルドと区別されている。三人とも、経済研究の目的と方法を明確に説明することが、独立した学説の展開よりも優先されねばならないという同じ信念を持っていた。すなわち、経済的真理はすべて純粋に相対的なものであり、特定の国家ならびに歴史状況のみに有効であること、したがって経済学は経済学史を通して過去の思想を冷酷に批評することによって進んでいかねばならないこと、経済発展は、幼年期、青年期、壮年期、老年期という生物学上の周期に類似した明確な成長段階を示すこと、さらには労働者階級の地位を向上させ、社会主義の台頭の流れをせき止めるためにはさまざまな社会政策が必要であることなのである。
ヒルデブランドやクニースよりも、ロッシャーのほうがイギリス古典派経済学の考え方に近く、三人のうちでも彼だけが根本的に経済学史研究を行ったことは、いまなお価値のある著書「ドイツ経済学史」にもっともあらわれている。
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最終更新:2024/04/24(水) 00:00
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