ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801~1835)とは、19世紀前半に活躍したオペラ作曲家である。
シチリアの生まれで、ナポリのサン・セバスティアーノ音楽院でツィンガレッリに師事した。1825年の「アデルソンとサルヴィーニ」の初演の後、ナポリのサン・カルロ劇場からオペラの作曲を依頼され、さらに権威のあるミラノ・スカラ座からの依頼で「海賊」を作曲し、名声を確立した。
ロッシーニが1829年にオペラの作曲をやめたのと入れ替わるように、ロマン主義的なオペラ・セリアを続けて作り、1830年代に「夢遊病の女」、「ノルマ」、「清教徒」の三大傑作を発表した。ベッリーニはベル・カントを巧みに使ったこれら三作品でその名を不動のものにし、ロッシーニの後継者と目されていたようだ(ロッシーニ本人からもイタリア座のポストを引き継ぐよう打診されている)。しかし、生来病弱であることに加え創作の疲労で健康を害し、33歳の若さでパリで客死した。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/23(火) 18:00
最終更新:2024/04/23(火) 18:00
スマホで作られた新規記事
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。