ヴェルテンベルクとは
ヴェルテンベルク(Wurttemberg)とは、2020年生まれの日本の競走馬である。鹿毛の牡馬。
父:キタサンブラック、母:マルカアイチャン、母父:*フレンチデピュティという血統。
父のキタサンブラックは北島三郎氏の持ち馬として知られるG1・7勝馬で、種牡馬としても世界レーティング1位のイクイノックスを初めとした芝・ダート・障害を問わない幅広い活躍馬を出している。ヴェルテンベルクは2年目の産駒。
母のマルカアイチャンは13戦2勝で、2歳で2勝を挙げたが重賞ではすべて掲示板外と通用しなかった。牝系は社台ファームが80年代はじめに輸入した*ハニードリーマーという牝馬から続くもので、2代母マルカコマチは1999年の京都牝馬特別(GⅢ)の勝ち馬。
母父のフレンチデピュティはアメリカのG2馬で、産駒の1頭クロフネの活躍で日本に連れてこられ、輸入後も多くの活躍馬を出した。母父としてマカヒキ、ショウナンパンドラ、メイショウタバルなど活躍が顕著である。
半兄(父ジャングルポケット)に2015年の朝日杯FS3着馬シャドウアプローチ、いとこに2014年の新潟2歳S勝ち馬ミュゼスルタンがいるほか、*ハニードリーマー牝系にはユートピア、アロハドリーム、タイセイビジョンなどの活躍馬がいる。
千歳の社台ファームで生産され、馬主資格保有者向けの共有馬主クラブ・社台グループオーナーズにおいて1口200万円×10口で募集されて(登録上の名義は社台ファームの総帥で吉田一族の長男の吉田照哉氏)、栗東の宮本博厩舎で競走馬デビューとなった。
馬名の意味は「黒い森があるドイツの地名」。日本語ウィキペディアではヴュルテンベルクとして記事が存在する
。なお本馬は前述の通りドイツ血統とはほとんど関係ない。
8月14日小倉芝1800mの新馬戦でデビュー、先行からも半馬身足りず2着に惜敗。9月3日の同条件小倉未勝利戦では中団から1馬身半抜け出し初勝利を挙げた。京都2歳ステークス(G3)では中団やや後方に位置に直線で内を強襲し追い上げるも3着まで。ホープフルステークス(G1)では道中最後方グループからほぼ何もできずドゥラエレーデから1秒離された12着。
明けて3歳。3月のゆきやなぎ賞を目標に調整していたが、直前にフレグモーネで無念の回避、出直しとなった。半年ぶり復帰戦マカオジョッキークラブカップ(1勝クラス・小倉芝2200)では1馬身差の2着。その後も1勝クラスで3着・4着・2着・6着と惜敗が続いた。
4歳に突入。この年は1勝クラスで8着・3着・9着のあと、6月8日の1勝クラスで最後方グループに下げながら直線で追い込むもクビ差届かず惜しくも2着まで。そのあとも4着・4着・7着・13着と勝ち上がることはできず。
ここまではごく普通の1勝馬であったが、ヴェルデンベルグの本領はここからである。
2月の戸畑特別(1勝クラス・小倉芝2000m)で僅差の5着と好走した後、同月の高千穂特別(1勝クラス・小倉芝1800m)で好位置から抜け出し、実に2歳未勝利から17戦ぶりの2勝目を挙げた。さらに4月の蓬莱峡特別(2勝クラス・阪神芝2000m)で同様の競馬で連勝を飾り、垂水ステークス8着をはさみストークステークス(3勝クラス・阪神芝2200m)で4勝目、オープン入りを駆け上がった。
その後、2歳戦以来の重賞挑戦となるチャレンジカップ(G3)9着、以前から稽古を付けていたがレースでは初騎乗となる松若風馬騎手を背に京都大賞典(G2)7着、ステイヤーズステークス(G2)6着とそこそこの走りを見せた。
2月のステイヤー戦ダイヤモンドステークス(G3)では短期免許のレイチェル・キング騎手でやや後方から追い上げ4着と2歳戦以来の重賞掲示板をはたす。
5月の大一番、天皇賞(春)(G1)に標準をあわせ調整。事前では、1番人気は昨年のダービー馬で大阪杯G1昇格後父のキタサンブラック以来2頭目の大阪杯馬の天皇賞(春)出走のクロワデュノール、続いて阪神大賞典レコード勝ちアドマイヤテラ、昨年の天皇賞(春)優勝で連覇を狙うヘデントールの3強ムード。ここでヴェルテンベルクは15頭立ての15番大外枠に指定されてしまう。単勝208.4倍の12番人気。
松若騎手は肚をくくってスタート直後最後方に下げる策にでる。クロワデュノールは先行から最後の直線で抜け出し、ライバルたちが消耗戦であえぐ中で勝負は決したように見えたが、ヴェルテンベルクが外側から強襲、写真判定にもつれこんだ。
長い写真判定の結果、1着にクロワデュノールが挙がった。のちに発表された判定写真では着差が実に2cm、大金星を逃すこととなった。大健闘にもかかわらず松若騎手や宮本師ら陣営は無念の表情を浮かべ、陣営は足早に競馬場を後にすることとなった。
次走は英国・アスコット競馬場のキングジョージVI世&クイーンエリザベスステークスにマスカレードボールと共に参戦と社台グループオーナーズから発表。松若は国内で夏競馬に参戦するという事で、新たにオイシン・マーフィーを鞍上に迎える。初の海外遠征で雪辱を果たせるか。
| キタサンブラック 2012 鹿毛 |
ブラックタイド 2001 黒鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo |
| Wishing Well | |||
| *ウインドインハーヘア | Alzao | ||
| Burghclere | |||
| シュガーハート 2005 鹿毛 |
サクラバクシンオー | サクラユタカオー | |
| サクラハゴロモ | |||
| オトメゴコロ | *ジャッジアンジェルーチ | ||
| *テイズリー | |||
| マルカアイチャン 2003 栗毛 FNo.23-b |
*フレンチデピュティ 1992 栗毛 |
Deputy Minister | Vice Regent |
| Mint Copy | |||
| Mitterand | Hold Your Peace | ||
| Laredo Lass | |||
| マルカコマチ 1995 鹿毛 |
*サンデーサンレンス | Halo | |
| Wishing Well | |||
| ナショナルフラッグ | *ディクタス | ||
| ダイナワールド |
クロス:*サンデーサイレンス 3×3(25.00%)、Lyphard 5×5(6.25%)
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最終更新:2026/08/16(日) 04:00
最終更新:2026/08/16(日) 04:00
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