ヴォルガノスとは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
別名は「溶岩竜」、素材から作られる装備に冠する名前は「ラヴァ」。
愛称は「ヴォルさん」、「兄貴」。亜種の別名は「紅溶岩竜」、愛称は「姉御」。
名前の由来は「Volcano(火山)」+「ガノトトス」からだろうか。
魚竜種 | |
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ヴォルガノス | |
別名 | |
原種 | 溶岩竜 |
亜種 | 紅溶岩竜 |
アルガノス | 白銀魚竜 |
ゴルガノス | 黄金魚竜 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
初登場はモンスターハンターフロンティア(以下MHF)。
ヒプノックに次いでMHFオリジナルモンスターとして実装された。
魚竜種に分類され火山に生息しており、溶岩の中を泳ぐなど変わった生態をしており、紅い色をした亜種が存在する。
また、MHWにてジュラトドスが登場するまでシリーズ通して最新の魚竜種であった。
MHFでは登場当初、受注できるランク(旧HR17~)には到底見合わない強さを誇り、主に下位ハンターに恐れられた。
その後登場した亜種は、原種に輪をかけた凶悪な強さだったため今度は上位のハンターにも恐れられる存在となった。
後にMHP2Gにも原種をG級クエストでのみ受注可能なモンスターとして登場。
メインシリーズ側の一部サイトや後のMHFの紹介映像ではヒプノックと共に初登場がMHP2Gと紹介されているが、これはこのモンスターがメインシリーズの開発とMHF側の開発の共同開発によって誕生したモンスターであることが起因だと思われる。またヒプノックも同様である。
シリーズ1.0(2007/8/8)実装。
怒りキャンセルから剣士を一網打尽にする超威力ジャンププレス攻撃に、
長距離を移動するガンナー殺しの高誘導這いずり等の攻撃を持つ。
肉質が柔らかく攻撃力が高いのが特徴の魚竜種の中では、
ずば抜けて硬い肉質(変種と余り変わらない)で体力も高く、防御面も穴のない強さを誇る。
MHF-G2(2013/8/14)にて力の一旦を開放しG級対応。難易度は謙虚に★6。
ジャンププレスの脅威は変わらず這いずり時に溶岩を撒き散らすようになっている。
MHP2GではPSPの画面に収まるようにサイズを抑え、知名度を上げるために火力や怒りキャンセルを自重している。
さらに特定のエリアの入り口付近で突進攻撃が止まり、進入が出来ないことを利用したガンナーハメで短時間に大量に狩ることが出来る他、能力も大幅に弱体化したためあまり強い印象はない。
次に登場したMHXでも全体的な仕様はMHP2Gとそれほど変わらないが、それぞれの攻撃モーションなどは微妙に見直されている。
ちなみに同作のエンディングムービーにもちゃっかり出ていたりする。
MHWで新大陸にも進出。しかしながらMHWのヴォルガノスは非常に影が薄く、1年間で狩猟された回数が最下位だった。
フォローアップのためにイベントクエスト「我が名はヴォルガノス」が配信されるも、よりによってレーシェンと被ってしまった。
シーズン1.5(2007/12/5)実装。
原種の性能に加えブレスが3Wayになり、溶岩からの登場が特定の場所のみではなくなっている。
ちなみにヒプノック繁殖期同様、旧HR31~が下位個体で旧HR51~が上位個体である。
凄腕ランクの奇種が最高で特異個体もいなかったため長らく空気化していたが、
MHF-G9(2016/1/13)特異個体実装と同時にG級対応。難易度は同じく★6。
怒り時防御率や肉質の関係で原種より硬くなってる。
また、溶岩からの登場時にエリアの半分ほどを火の海にしてしまう。
MHFのヴォルガノスは従来の古龍種などで出来上がったモンスターの強さの定義から大きく外れた、
「際立って目立つ特殊能力を持たないが普通に強い」という点からプレイヤーの人気が高い。
中には、鰻っぽい外見がカワイイと言う人も。
特に2ちゃんねるではヴォルガノスの専用スレが立つほどの愛されっぷりとなっている。
スレの内容も攻略などではなく、
くだらない質問に頼れる兄貴ヴォルガノスとその仲間達が答えるというなりきりスレとなっている。
AAも存在するが、なぜか顔にやや面影を残したままそれより下はムキムキマッチョの人間の体型をしている。
このAAは運営にも受けたのか、
MHFではついにフォワード1でこのAAを具現化したような亜種カラーの「ヴォルアポカリプス」と、
原種カラーの「ヴォルヤマト」という頭部位だけの防具が登場した。
ヴォルガノスの全身(脚だけない)を模しており、
装備すればさながらヴォルガノスが背中にのしかかっているようであり、
走れば鯉のぼりのごとく風になびく(ちなみに、イベント武器としてヴォルガノスをまんま鯉のぼりにした「ヴォルノボリ」なる面妖な大剣も存在する)。
どう見てもネタ防具なのだが、
どちらも優秀なスキルポイントを持つため使用者は多く、広場を埋め尽くした時代もあった。
もちろん作成難易度はかなり高いので覚悟して作るべし。
ちなみに、運営レポートというMHF運営がユーザーに情報配信するための動画にて、
リアルヴォルヤマトが登場したことがある。
/⌒ヽ
/ ゚д゚) <そんなもの(麻痺ガンと落とし穴)捨ててかかってこい
/ j、
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ
ヽ、 ー / ー 〉
/ `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く
スレ内での一人称は「我輩」であることが多い。
口癖は「火山に裸ハンターナイフでメモを取りに来い」である。
他にも「子供でも倒せるよう手を抜いてくれとP2Gの開発に頼まれた」等の発言から、その底は計り知れない。
メゼポルタではハンターのインフレに合わせて、
亜種と共に少しずつ能力を開放したり近縁種を2頭セットで送り込んだりしているが、
それでもまだ力の一部にすぎないと言われている。
というようにヒプノックが運営のお気に入りであることに対して、
プレイヤーからの人気が高いのがヴォルガノスと認識されている。
マグマの中を自由に泳げる魚竜で、耐火性が高い鱗や甲殻を持つ。
ヴォルガノスの黒い甲殻は溶岩が冷えて固まったものであり、その甲殻をはがすと黄金色の綺麗な鱗が姿を現す。
溶岩の中には獲物はいないので、地上に飛び出して獲物を捕らえる。
ガミザミ、アプケロス、ランゴスタなど自分の生息地にいるモンスターは何でも捕食するとのこと。
そのためか他の魚竜より地上でも活発に動き回る。
紅い甲殻を持つ亜種は鉱物質の鎧に赤みを帯びた鉱物(紅蓮石、獄炎石など)を多く含んでいるため、
このような色になっている。
しかし攻撃性は原種よりも激しく、怒り状態になると通常の三倍のブレスや、
溶岩から飛び出して滑って突進してくる二つの新モーションを身につけている。
基本はガノトトスと同じ。切り返し這いずり(MHP2Gのみ)やジャンププレスをどう避けるかが注意すべき点となる。
ブレス攻撃の際に股下にもぐりこんで攻撃、即離脱のヒット&アウェイが一番安全。
ただし離脱の際距離を取り過ぎると這いずりやブレスを誘発してしまうので注意したい。
特異個体も含めて基本的に遠ざかるほど危険であるため、
常時貼りつくことで這いずりとブレスを使わせないで倒すのが一般的。
このため、ランスとガンランスは相性がいい武器となる。
この戦法の場合ジャンププレスの他にタックルも繰り出してくるが、
ガノトトスと違って優しさでできているので危険度は低い。
麻痺耐性がとても低いため、
落とし穴に落とした状態で麻痺属性武器や麻痺弾で麻痺状態にしてひたすら攻撃、
元に戻ったらすぐさま麻痺状態にしてまた攻撃…といういわゆる多人数でのハメが可能。
MHFではハンマーと麻痺ガンで気絶と麻痺を連続させる穴ハメが有名。
この際、ハンマーは麻痺ハンマーより攻撃力の高いものが推奨されるようだ(ガンで十分の為&麻痺狙いより気絶狙いが有効の為)。個々の能力や装備、チームワークによってはヴォルガノスを落とし穴から脱出させず倒せる。
当然特異個体やG級個体では不可能。
MHP2Gでは、上記のヴォルガノスの移動できない場所を利用したハメで十分早く倒せる。
ブレスの追尾にさえ注意できれば誰でも可能となるため正直、これが一番楽。邪道と思う人は関連動画参照。
MHXでは地面に穴を開けてそこから潜り、まるでモグラのように地中から出たり入ったりしながら攻撃を繰り返す。
定期的に顔を出しても何もしない時がるので、そこが攻撃チャンスとなる。
MHWでの大きな変化はグラフィックだけに留まらず、 纏っている溶岩の外殻がアグナコトルの様に溶岩から飛び出してしばらくすると硬化するようになった。 アグナコトル同様に火属性の攻撃で軟化するが、今作においてはフィールドやモンスターから 新標準装備スリンガーの火属性スリンガー弾を入手でき、それを撃ち込むことでも軟化する。 また、ヴォルガノスの要注意攻撃であるジャンププレスをしなくなった代わりに、 大きく体を反らしながら溜めることで着弾後に爆発する高威力のチャージブレスを吐けるようになった。 発射まで狙いをつけ続けるため、見た目以上に広い射角と爆破規模があるので常に貼りついて、いつでも背後を取れるように立ち回ると良い。
謎の覇種としてシルエットが先行して公開され、その中にまさかのヴォルガノスの姿が。
しかし描かれたシルエットは2頭。
これは一体何を意味するのか?と物議を醸しながら、
来る2013年2月6日のフォワード.5アップデートにてついにクエスト「輝輝臨臨」が配信される。
そこでハンターらは驚愕の光景を目にする。まぁMHFではよくあることではあるのだが。
まず、クエストの目的地が『塔』。
シリーズ経験者ならわかると思うが、塔にマグマはない。
この時点で嫌な予感しかしないが、そこで待ち受けていたのは黄金と白銀に輝く2頭のヴォルガノス。
上記の生態にある、溶岩のない全身金色の姿が遂にお目見えとなったわけだが、
一緒にいる銀色は何者なのだろう。
剥がれ落ちた鱗が反射してキラキラしている姿もなかなかにぶっ飛んだものだが、
攻撃属性が火属性から金は雷と睡眠、銀は氷と麻痺と謎の変貌を遂げている。
更に塔の硬い地面(このためハンターは落とし穴設置不可)をバリバリ砕きながら突進をかますわ、
2頭同時に潜ったと思ったら片方を突き上げて高空からのプレスを仕掛けるわ、
一緒に絡み合うように回って竜巻起こすわ、わけのわからないことになっている。
更に、片方の体力を削り切っても体力1でビタンビタンし続け、
もう片方が謎のショック療法で救出することで体力を回復してしまう。
竜巻以外は即死級のダメージはないものの、
元気なヴォルガノス2頭しかも状態異常持ちということで、
1度食らうと壮絶な起き攻めであっという間に昇天してしまうので油断は禁物。
ちなみに両方を体力1のビタンビタン状態にすると(蹴り1発でも)体力を0にしてトドメをさすことができる。
覇種唯一の2頭クエストであるが、
ただ2頭置いたものではなく上記の通り合体技や状態異常・瀕死時の救出など2頭いる意味を持たせており、
一度に狙われにくくなっているためストレス要素も少なく、
嫌われがちな他シリーズでの2頭クエストとは異なっている。
MHFの2頭クエストは特異個体オルガロン辺りから工夫が始まり、
ゴウガルフにも受け継がれている。
とは言っても壁際での連続潜航など単体でもハマる要素があるので油断は禁物。
覇種の中では1体辺りの体力が半分であり個々の攻撃技への対処は容易であるため、
ソロなどでなければオディバトラスと並んで狩り易い相手とされている。
ちなみに便宜上合体技や救出と書いているが、実際にはこの2頭は縄張り争いの真っ最中。
そのため救出は純粋な攻撃、大竜巻を伴う攻撃は互いの攻撃技が拮抗した結果合わさったものがハンターに襲い掛かっているということになっている。
2013年3月19日。
運営より、覇種ヴォルガノスはヴォルガノスではない別のモンスターだということが発表。
金色がゴルガノス、銀色がアルガノスというなんとも豪華絢爛なネーミングである。
MHFで実装されている特異個体。
シーズン8.0(2010/4/21)で原種が、G9(2016/1/13)で亜種が登場。
何の所以があったかMHFのシーズン期に登場したモンスターの特異個体ではトップランナーとアンカーを務めることになった。
牙が真っ白になっているのが特徴。
亜種が使う3連続ブレスをデフォルトで使ってくるのみならず、地面に潜っての突き上げ、空中へのブレスの乱れ撃ち、
クックやガルルガの足踏みなど多彩な技を使用し大幅に強化されている。
付け込む隙はビターン前のキョロキョロと減少した体力位である。
確かに強くなっているもののヴォルガノスの不満点のバカ体力とノーモーションビターンがないので全国のハンターが喜んだ。
8.0追加のほかの特異個体は剛種涙目火力のイャンクック、
伝説的タフネスなフルフルとババコンガ(この二つは後に修正)と鬼のような強さを持つモンスターだったので、
ヴォル兄貴は100%優しさで構成されているとも。
距離を離すと潜航攻撃→距離を離される→潜航攻撃→・・・となってしまうため、
ガンナーだろうがなんだろうが接近戦を仕掛けるのが基本。
近づいてしまえば怒り移行の足踏みぐらいしか被弾要素が無い。
ヴォル兄貴の特異個体から大幅に遅れて姉御も特異個体化。
牙が真紅になりディティールがシャープになった。
運営いわく元々G8で実装するつもりだったけど新コンテンツの関係で遅れちゃったらしい。
G7以降の亜種HCモンスター同様、原種ヴォルガノス特異個体の技は一切使ってこない。
つまりあのノーモーションビターンが据え置きのままである。
新モーションはポカラドンやHCクアルセプスが行う横転と、
尻尾を地面につけながら回転させマグマを地中から噴射させる攻撃。
とりわけ尻尾回転マグマ噴射は頻繁に使う傾向にある。
前述の通りこのヴォルガノス亜種の特異個体実装で、
シーズン1.0~9.0(10は新モンスターが追加されていない)に登場したモンスターの特異個体化が全て完了した。
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最終更新:2023/06/07(水) 10:00
最終更新:2023/06/07(水) 10:00
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