一之瀬花名(いちのせ はな)とは、漫画・アニメ作品『スロウスタート』に登場するキャラクターである。
本作の主人公。星尾女子高校に通う高校1年生の女の子。年齢は17歳。入学式の日である4月6日が誕生日。髪型はピンク色がかったショートヘアで右側面のリボンのように生えたパーツがアクセント。「一之瀬」という名字の由来は他の同級生より一つ年上ということから[1]。
実家は東京都内の23区ではないところにある[2]。中学三年生時の高校受験直前におたふく風邪に罹ってしまい、治療と感染防止処置のために受験のタイミングを全て逃してしまった。星尾女子高校へは1年間の浪人期間を経て入学しており、そのため同学年の親友であるたまて・栄依子・冠の1つ年上と言う事になるが、周囲にはその事を秘密にしている。本人は浪人生活や皆よりも1つ年上である事を気にしており、思い悩むあまり何気ない一言で泣き出すほど。体調を崩して大学浪人となった、同じような境遇の持ち主である大会には心から共感している。
浪人生活当初は泣きながら引き籠り宣言をするほど落ち込んでいたが母親の叱咤と励ましと機転で回復、その際に心機一転を兼ねて従姉である志温が管理するアパート「てまりハイツ」に引っ越し、知り合いが誰もいない新天地から1年掛けて再出発する事に。高校にも「てまりハイツ」から通っている。
性格は引っ込み思案・人見知り・やや臆病で、よく泣く。人との交流があまり得意ではなく、話す際はたどたどしかったり遠慮がちになる。また、よくアワアワとテンパり訳の分からない行動や言動を見せる。テンパって腕をバタつかせる様が「ペンギンみたい」と評された事がある。一方で他者への気遣いや思いやりは人一倍ある優しい娘。よく泣くのも他者の気持ちや優しさに共感し感じ取れるためでもある。
感受性が高いうえに極度の心配性なため、一人でパニックに陥る事も多い。冠がスカートを履き忘れて登校した際は冷静だった本人や他2名の分も慌てふためき、栄依子の妹である光希と出会った際はたまてが思いついた珍説(栄依子のドッペルゲンガー)をまともに信じて動いてしまっている。深夜に見掛けた出処不明のネジ1本から「もしかして建物の重要な場所のネジかも→寝てる間に家屋が倒壊したらどうしよう」と想像を膨らませてしまい、怖くなって寝れなくなった事もある。
浪人生活中は運動らしい事は全くしていなかったため体力が大幅に低下しており、入学後の体力測定などでは持久走では息が切れきれでフラフラになりながら断トツのドべでゴール・ボールを投げれば垂直に飛び自分の頭に当たる・急な運動に体がついて行けず攣ってしまう・など、あからさまな体力不足・運動オンチっぷりが露呈してしまい、握力以外の種目で平均以下という散々な結果を出してしまった。そのため、ゴールデンウィーク中は志温コーチの下で体力作りに励んでいた。
陸上だけでなく水泳の方もからきしダメで、殆ど泳げないカナヅチキャラ。本人曰く練習したそうだが、その成果は水中で息を止めて沈んでいられる程度のものだった。栄依子達の努力で補助人ありでならバタ足で泳げるようになった。
浪人中はあまり外に出なかった代わりに勉強に専念していたため、学業の方はとても優秀。他者に教えられるほど内容を把握している。
一応は一人暮らしという体裁だが、実際には生活の世話は志温が面倒を見ている。食事は志温の部屋で志温が作った手料理を一緒に食べている。そのため、花名の部屋には必要最低限の家具・必需品と学校関連以外は殆ど置いていない殺風景なレイアウトである。
たまて・冠と同じく「成長したら胸が大きくなる」のは都市伝説だと思っている。しかし、本人は後に胸が成長し少し大きくなり、たまてに衝撃を与えた。
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最終更新:2024/11/23(土) 23:00
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