一文字隼人(いちもんじ はやと)とは、『仮面ライダー』中盤における主人公にして、仮面ライダー2号に変身する青年である。
演:佐々木剛
ヨーロッパへと渡った本郷猛に代わり、日本のショッカーと戦うことになった青年。
彼は元々本郷猛=仮面ライダーに対抗するために改造されたのだが、その本郷によって洗脳直前になんとか救出され、打倒ショッカーを誓うようになる。
……というのはあくまで設定で、実際はご存知の通り藤岡弘が負傷・一時離脱した穴を埋めた功労者である。
イギリスロンドン育ちのカメラマンであり、本郷のことも取材を通じて見知っていた。柔道や空手の有段者でもあり、外国育ちということもあって語学も達者である。
しかしそんな本郷との関係性と卓越した身体能力を見出され、ショッカーによって「仮面ライダーに対抗する同等のバッタ怪人を作る」という計画のターゲットとされる。
拉致され、改造手術を受けた一文字だったが、洗脳の寸前に本郷に救われ、もう一人の仮面ライダーとして世界の平和を守るため戦いに身を投じていく。
父が外交官という家柄から、おぼっちゃまな性格かとおもいきや、紳士的な本郷と比べて活発で陽気な性格である。
しかし、ショッカーの非道な悪行に対する怒りは人一倍強く、時には本郷の時よりも強い怒りを示すことすらあった。
こうした性格設定は、暗中模索状態だった番組の人気に火を点けることとなり、1号復帰に向けての視聴者のモチベーションを非常に高めた。
52話を最後に、帰国した本郷へバトンを返し、南米へと渡った。
その後も一文字は前触れ無く日本に帰国した。この時のダブルライダー出演回の視聴率は軒並み高かったことは有名である。
佐々木剛が免許をとると本格的にライダーとしてバイクに乗るシーンが制作されるようになった。
この時、一文字隼人が行う特徴的なバイクの乗り方は非常に有名で、自転車で真似する子供もよくいた。
「ショッカーの敵、そして人類の味方…お見せしよう!……変身!!」
一文字隼人が変身する、仮面ライダーに対抗するための仮面ライダー。人呼んで力の2号。
旧2号は主に旧1号と同じ姿をしているが、腕と足に白のラインがあったり、ベルトの帯・複眼が赤いなど差別点はある。
一文字の性格から荒くれたような戦いも見せ、特に子供や仲間達に酷い仕打ちを行ったショッカー構成員(怪人)には容赦の無い攻撃を繰り出す。トリカブト戦において放った最後の手酷い追い打ちは有名である。
マスクの色は後半になるにつれて黒くなっていく。これは桜島1号同様に塗料がなくなったためであるが、後年の客演では新2号の頭が黒く塗られるなど、その配色こそが2号の特徴とされることもしばしば。
新2号になるとますます新1号に似た外観となったが、手足が赤い、腕などのラインの違いなどで区別が付く。後年では先にも述べたようにマスクが黒くなったり、新1号と同じになったりまちまちである。近年は新1号とパッと見で見た目の違いを理解させるためか、マスクは黒く塗られている。
必殺技は1号と同じくライダーキックだが、ゾル大佐(狼男)を倒すなどしたライダーパンチのほうが2号らしいとする意見も多い。事実、後年の仮面ライダーパンチホッパーは2号をモチーフにしてパンチ中心にしたという点から見てもそれは明白であろう。
最強必殺技とされるのは、滝和也との特訓の末に編み出したライダー卍キックである。
1号にはない技ということもあり、2号特有の必殺技としてファンからも公式からも認識されているようだ。
演:高野八誠
FIRST版では、設定通り仮面ライダーを倒すライダーとして登場。しかし彼もまたショッカーを裏切り、本郷猛と共闘するようになっていく。
元祖のように陽気な性格ではあるがこちらは少々キザなところがあり、口を開けば憎まれ口を吐くような人物だった。
こちらの2号もまた初代を踏襲しているが、かつての1号以上に各部において差別化が図られており、はっきりと1号2号の区別が付くようになっている。
オリジナルでは佐々木氏、リメイクでは高野氏が演じているが、客演やゲーム作品では俳優を起用せず、声優による代役をたてている場合が多い。以下は各作品で一文字隼人 / 仮面ライダー2号を演じた声優である。
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最終更新:2023/10/01(日) 10:00
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