七尾市とは (ナナオシとは) [単語記事]

七尾市（ななおし）とは、石川県の能登地方にある都市である。

概要

能登地方にある中心都市。人口約47000人。
名湯として知られる和倉温泉と、県内最大の取引貨物量を誇る七尾湾を擁する港町。
もっとも現在では、2004年の平成の大合併で、七尾湾西部にあった中島町と田鶴浜町、能登島全域を町域としていた能登島町と合併したため、七尾湾周辺の西南部一帯と能登島全てが七尾市になっている。県内5番目の面積を持つ自治体となった今では、地域によって異なる特色を持っている。

日本を代表する旅館加賀屋をはじめとして温泉旅館が多く、豊富な水揚げ高を持つ漁港をはじめ、世界農業遺産に指定された能登地方の豊かな農産物を味わうことができることから、温泉旅行人気が高い。

また、富山県氷見市へ繋がる国道160号線、南北には輪島市や珠洲市、かほく市や金沢市と繋がる国道249号線、国道159号線、のと里山海道が繋がっており、交通の要衝でもある。現在では能越自動車道が建設中であり、一部供用を開始している。

古くから拓かれた土地であり、実はその歴史は加賀地方の都市よりも古い。中世期には畠山氏の治める土地として栄え、難攻不落の七尾城は上杉謙信をも悩ませた。

最近ではアニメ『花咲くいろは』の聖地の1つとされるのと鉄道西岸駅が観光地として確立され、脚光を浴びつつある。

観光地

先述にもある通り、和倉温泉を中心に各地に観光地が点在している。

和倉温泉
日本を代表する名湯。七尾市中心部から数km北西にある。前述の通り、世界的にも有名な旅館、加賀屋があるが、手ごろな価格の旅館から高級旅館まで幅広い旅館が揃っている。
七尾駅からのと鉄道で一駅の距離にある。また、関西方面からは特急サンダーバードの直行便も出ている。
のと鉄道西岸駅
『花咲くいろは』において湯鷺温泉駅のモデルになった駅。期間限定で本当に湯鷺温泉駅になったこともある。
能登島水族館
県下唯一の水族館。行楽シーズンは混雑することで地元で有名。
石川県能登島ガラス美術館
日本唯一の公立ガラス美術館。数々のガラス美術品を展示する。
石川県七尾美術館