七生報国とは、四字熟語である。
この語は後醍醐天皇に仕えていた楠木正成が、足利尊氏の軍に敗れて弟(息子とも)と共に自刃した時に誓った言葉に由来する。
「七度人として生まれ変わり、朝敵を誅して国(南朝天皇家)に報いん」という意味である。
皇国に報いるという意味から、または「七度生き延びて国に報いよ」と解釈されたことから、大東亜戦争(第二次大戦)期は「忠君愛国」「滅私奉公」とともに修身教育に採り入れられ、特に「七生報国」は武運長久にあやかってスローガンとしても多用された。
(ただし、当の正成一族は「七度転生してでも人殺しがしたい」という意味にも取れるこの言葉を良いものとは考えていなかったようである。)
ニコニコ動画では大戦期の人物や題材を扱う動画の他、なぜか日本を紹介する動画や日本が世界に向けて発信した動画にこのタグがつきやすい。
掲示板
60 ななしのよっしん
2020/07/07(火) 22:23:09 ID: sUTkchCO5v
稀代の戦術戦略家なんて当然現実をよく知るリアリストなわけで、
そんなリアリストがこの言葉を残したのがすさまじいわ
その根底は計り知れん
61 ななしのよっしん
2020/08/03(月) 12:59:43 ID: MFChpm0rj5
>>57
実はこれ太平記に記された七生滅賊(七度生まれて朝敵を討つ)という言葉から来ていて、当時の仏教的価値観では罪業深い言葉とされ、太平記では怨霊として再登場して室町幕府を呪い仏僧に調伏されている。
楠木正成本人は信心深い仏教徒であったと言われ本人像からかけ離れた発言と怨霊となる顛末に楠木一族が不快に思うのは当然であろう。
七生滅賊が七生報国となり、ポジティブな意味で使われる様になったのは近代の国民国家成立以降の話であり、文献として登場するのは明治後半から大正にかけてからである。
62 ななしのよっしん
2021/12/26(日) 17:58:46 ID: FLYmA2eVBY
七生滅賊だと「職業軍人として生きたい」という生粋のマッチョイズムとリバタリアニズムを感じるわ。
七生報国はどうにも官僚主義的で、やっぱ当時の日本も相当社会主義に毒されていてこんなスローガンになるんやな
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 09:00
最終更新:2024/04/20(土) 09:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。