三味線屋の勇次 単語

56件

シャミセンヤノユウジ

1.7千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

三味線屋の勇次しゃみせんやのゆうじ)とは、時代劇必殺仕事人シリーズおよび『必殺仕切人』に登場する、架の人物である。
演じるのは中条きよし

概要

初登場は必殺シリーズ第17弾の『新必殺仕事人』。

表稼業は彼が「おっかさん」と呼んでいるおりくと二人で(おりくはに出ることが多いため、その間は一人で)三味線の「はりかえどころ」を営んでいる。裏稼業では蝋で丹念にコーティングした三味線の糸(最も細い三の糸)を遠くから投げつけ、それを木の枝などの高所に引っ掛けつつ標的の首に巻き付けてから一気にし上げ、絞め殺す技を持つ凄腕の仕事人である(初期は予め輪っかを作っておいて、それを高所から標的の首に引っ掛けていた)。

とある事件において、狙う的が一緒だった中村主水飾り職人の秀・加代の三人と一時的に組んだだけのはずであったが、気がつけば『必殺仕事人IV』までの長期間に渡りチームとして行動することになった。ただし、当初はチームとおりくチームは反し合う仲であった。

表向きは女好きのプレイボーイで、の妻・りつと義・せん(二人は勇次から三味線を習っている)を含めた女性達は彼の虜になっている。そのため、当初はからにされていたが、表の顔で中村に出入りできるという歴代でもしい立場(他は『暗闇仕留人』の貢と大吉ぐらい)にいることから、裏の仕事に関する連絡などでお互い重宝している部分もあった。秀については勇次とは正反対の性格であるため日頃からつるんでいるということはないが、裏では見事なコンビプレイを見せることも多い。

勇次の裏の性格は、例え許しを請う悪人色恋の関係を持った女でも構わず命を奪うという、冷かつ非情さを持ち合わせたものではあるが、それでも関わった事件の被害者に肩入れしたり、「非な殺しはしない」と同業者から評されるような情の厚い部分も劇中において度々見られた。

実は、勇次はおりくの実子ではなく、彼が三歳の頃におりくが仕置したある裏切り者の遺児である。それ以来、彼女に引き取られて育てられてきたが、勇次はそのことをずっと知らずにいた。共に裏稼業を行う中で相を打ち明けられるが、それでもなお彼女を恨むことなく「母親」として変わらずに慕っている。

順之助や日増といった年若い仲間に対しては一定の距離を置きつつ、事件によっては彼らの持つ最新の知識や技術を頼りにすることもあり、その意味では裏稼業の仲間として認めている部分も描かれた。

やがて『必殺仕事人IV最終回チームが解散すると、他の仲間と違って足を洗うことなく江戸に残り、「仕切人」として裏稼業を続けている。この時は金属製のフックなどの小具を使って自由自在に糸を操るという技を披露している。

仕切人解散後の行方は不明だったが、映画必殺! 死す』で久々に復帰。秀と一緒にの最期を撃したり、その後はによく似た伝兵衛という老仕事人と組んだりしている。今もどこかで…小五郎次達とは別の場所で「仕事」を続けているのだろうか?

ちなみに勇次を演じた中条きよしは、『新必殺仕事人』以前のシリーズにも何度か悪役としてゲスト出演している。
中でもスペシャル番組『必殺仕事人特別編 恐怖の大仕事 水戸・尾紀伊』では、フランキー演じるゲスト仕事人・与に「投げ縄による首つりで仕置される」という悪人役でのゲスト出演であり、後の勇次の殺し技に受け継がれているとも言える。

主な登場作品

TVシリーズ(スペシャル含む)

劇場版

ゲーム

パチンコ

関連動画

パロディ

関連商品

関連コミュニティ

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/25(木) 15:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/25(木) 15:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP