三振法

三振法とは、法律の一種である。

1990年にアメリカが制定したのが初。

概要

1993年のワシントン、1994年のカリフォルニアで制定された。2004年には24の州で制定されている。

名前の由来は三振ホームランらしい。

二度も懲役刑の判決を受けた前科のある犯罪者が三度目の犯行を行った場合、強制的に終身刑にされるというものである。

これは刑務所の定員がただでさえオーバーしているのに、釈放後に再犯し刑務所に戻ってくる者が後をたたず、釈放が無駄になっていることが多いため、そういう手間を省こうというものである。

また、こういう犯罪者が殺人などの凶悪な事件に走ることも多く、迷宮入り事件の犯人になることも多いため、そういう悲劇をなくすために設けられたとのこと。

再犯する確率を減らし、犯罪率もよくなっている反面で、二回も前科があるとはいえ万引きしただけで当法に触れ、終身刑にさせられるという事態も発生している。そのため賛否両論になっており、まだ改良の余地があるとも言える。

現在は三度目の犯行も重罪でないと適用されないほか、終身刑ではなく通常よりも重罪になるだけと、条件が昔よりも緩和されている。

ニコニコ動画のBANのルールも、この三振法と似ている。

関連項目

• 刑法
• 死刑
• 終身刑