「歌って伝わる気がするよね」
三角初華(みすみ ういか)とは、メディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』並びにテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』『BanG Dream! Ave Mujica』に登場するキャラクターである。
Ave Mujicaのギター&ボーカルで作詞担当。ステージネームは「ドロリス」。
花咲川女子学園の高校1年生。6月26日生まれ。身長160㎝。アイドルユニット「sumimi」のメンバーでもあり、ギターと楽曲の作詞・作曲も担当。趣味は星を見ること。
クールな佇まいが人気のアイドルであり、優しい性格がファンから好かれている。学校でも人気者で、後に同じAve Mujicaのメンバーとなる八幡海鈴とMyGo!!!!!の椎名立希と同じクラス。ただし、芸能活動が多忙なため学校を欠席することが多い。
豊川家の別荘がある香川県・小豆島の出身で、豊川祥子の幼少期からの幼馴染。祥子への想いは人一倍強く、上京して芸能活動をおこなうようになってからも祥子からのメッセージにいつも勇気を貰っていると語るほど。祥子が中学時代に在籍していたCRYCHICの初ライブも見に行っていた。祥子にバンドに誘われた際はsumimiのメンバーという立場ながらも二つ返事で承諾している。Ave Mujica結成後は事務所で寝泊まりしていた祥子の身を案じ、自分の家に同棲させている。
星を見ることが好きで、多忙な合間を縫ってそこそこの頻度でプラネタリウムに足を運んでいる。そこで同じ趣味を持つ高松燈と出会っており、当時バンド解散の危機に立たされて悩んでいた燈に対して彼女がライブの前座で詞の独唱を始めるきっかけとなるアドバイスを送っている。結果的にこのときの初華の言葉がMyGO!!!!!復活のきっかけとなった。
sumimiのパートナーである純田まなからは「ういちゃん」と呼ばれている。まなの好物であるドーナツをよく分け合って食べるなど関係性は良好で、まなと一緒にいると「気が楽」と評している。
ただし、sumimiの活動やまなとの関係性について時折、思うところがある素振りも見せている。
「全部、忘れさせて……」と助けを求める祥子の電話を受けて一年ぶりに再会し、プロとしてやっていけるバンドを組みたいという誘いを受けてAve Mujicaのギターボーカルとなる。
ルックスの良さ、歌唱力、性格と申し分なく、祥子関連さえなければ完璧超人なのだが・・・。
Ave Mujicaでは「ドロリス」というステージネームで活動。ドロリスとしての一人称は「ボク」。ライブでの寸劇においては主役を務めており、自分が人形であることに気付いていない、友達(持ち主)に捨てられた人形を演じている。
なお、sumimiとしての活動も継続しており、同じ事務所の所属となっている。まなもAve Mujicaとの両立について後押ししている様子。
彼女にとってAve Mujicaは「祥子と一緒にいる夢が叶った」ことを意味している。他のメンバーに対しても優しく接しているが、基本的には祥子ファースト。もはや愛が重いレベルとなっている。一方、祥子も初華と二人きりのときだけは、かつてのような穏やかな表情を見せるなど、心の拠り所としている。
ただし、同じく祥子の幼馴染である若葉睦と違って、祥子の陰の部分については知らされていない。前述した祥子の「忘れさせて」という言葉の意味も亡くなった母親のことだと勘違いしている。
祥子と祐天寺にゃむが対立した際も祥子を援護する立場に回り、「Mujicaは解散させない、メンバーが辞めるってそういう事だよ」と珍しく感情的に言い放つが、逆ににゃむからsumimiの活動が忙しくAve Mujicaの練習にほとんど来ていないことを指摘されると何も言い返せなかった。その後、福岡公演前日に迷走する祥子に愛想を尽かしたにゃむが脱退を宣言すると、自身の発言を引用され、何も言えないままバンド解散となってしまう。
解散後はsumimiとしての活動一本に戻り、解散したMujicaの穴埋めのために多忙な日々を過ごしていた。しかし、心の拠り所だった祥子は家を出てしまったうえに音信不通となってしまい、強いショックを受け、心に大きな穴が開いた状態に陥ってしまう。ここでも彼女にとって大事なのはAve Mujicaではなく、豊川祥子だったことが描写されている。
その後も祥子と音信不通の状態が続いていたが、CRYCHICのアカウントから祥子たちがCRYCHICとしてライブをおこなったことを知る。真相を知ろうと千早愛音を羽沢珈琲店に呼び出し、祥子がCRYCHICを再結成しようと動いていることを知り、ショックを受ける。焦りから学校でMujica復活のメッセージを送っていた海鈴に対し、Ave Mujicaをやるつもりだと宣言。さらに一緒にいた椎名立希を睨みつける。
早速、事務所の社長にもう一度Ave Mujicaをやりたいと懇願するが、上からの力により、事務所の一存では不可能と答えられてしまう。その後、プラネタリムで偶然燈と睦が一緒にいるところに遭遇。二人にCRYCHICをやるつもりなのか問い詰め、燈は答えが出ていなかったが、睦から初めて祥子がMujicaを作った本当の理由は「燈とCRYCHICを忘れたかったから」だと知らされる。目の前で燈にCRYCHIC再結成を呼び掛ける睦への憎悪と嫉妬が爆発し、思わず睦を階段から突き落としたいという衝動に駆られてしまい、我に帰って思わずその場から立ち去ってしまう。
後日、海鈴たちと共に「RiNG」を訪れ、祥子と久々の対面を果たす。だが、祥子の視界に初華の姿は入っておらず、目の前での祥子と睦の様子を呆然と見せつけられ、ようやくMujica再結成を呼び掛けるが、流石に言うべきタイミングではない状況だったこともあり、祥子に無視されてしまう。
祥子の冷たい態度によって精神的にさらに追い詰められつつも祥子を独占したいという感情がますます強くなり、そんな彼女への想いを歌詞にしていたところをにゃむに見られ、それをMujicaのグループチャットに送られてしまう。さらににゃむによって強引に豊川邸へと入ることになり、再び祥子と対面するが、「嫌いにならないで」と伝えるのが手一杯だった。
だが、ここで事態は急変する。祥子は態度を変えてAve Mujica再結成を決断。とはいえ祥子は完全に無気力で、義務と責任感のみでバンド再結成に承諾したのだが、また祥子と一緒にいられることに完全に舞い上がってしまい、祥子の感情はそっちのけで自分の書いた重たい歌詞に素敵な曲を作ってくれたこと、そしてMujicaを選んだことを感謝し、自分の人生を全部あげたいと伝える。
復活ライブの終了後、満足感に溢れる初華は帰宅時に祥子に対してまた一緒に暮らそうと提案する。だが、そこへ祥子の祖父である豊川定治が姿を見せ、衝撃的な言葉を発するのだった。
───幕引きは必ず訪れる。ただここにあるのは、彼女のための、断頭台───
『It's MyGO!!!!!』の頃から幼馴染である祥子への想い入れは描かれていたが、Ave Mujicaが結成されて祥子と一緒に過ごす機会が増えると、彼女の抱いていた祥子への想いが信頼や友情以上のものであることが判明。さらにその想いは徐々にブレーキが効かなり始め、異常ともいえる執着心や独占欲を抱くようになる。
もっとも、真相を話さず、元々初華をメンバーに選んで利用しようとしており、バンド解散後は散々不誠実な対応を取っていた祥子にも問題はある。
───これからご覧にいれますのは、秘密を抱えた、彼女の話。───
彼女の本当の名前は「三角初音」。祥子の祖父である豊川定治と豊川家の別荘の管理人である母親の間に生まれた子供である。祥子の母である瑞穂の年の離れた異母妹であり、祥子は同い年の姪であった。
つまりは空条承太郎と東方仗助のような関係性である。
婿養子という立場の定治の立場を守るため、母は身を引いて島で暮らすようになり、漁師の男性と再婚。そして、養父と実母の間に異父妹が生まれる。妹の名前は「初華」だった。
容姿が瓜二つな初華は内向的でネガティブな初音と対照的に「太陽」のように明るい子で、将来は上京してアイドルになることを夢見ていた。そんな妹に対しコンプレックスを抱き、幸せな家庭の中で自分だけが家族じゃないという孤独感に襲われ続けた幼少期だった。
夏休み、島の別荘を訪れた祥子と初華が親しくなったことを知る。同じ豊川の人間ながら自分とは違って幸せに暮らす祥子に対し複雑な気持ちを持っていたが、初華から祥子のことを聞かされるうちに自分も祥子と一緒に遊びたいと願うようになっていた。だが、出生の経緯のため、母からは別荘に近づくことと祥子と会うことを禁じられていた。
夏休みが終わりに近づいた頃、初華が熱を出して寝込んでしまう。祥子に会いたいという願望を抑えきれず、母の言いつけに背いて別荘へと向かい祥子と遭遇してしまう。そして、「初華として」彼女に接するのだった。このときの祥子の存在は、それまでどこか暗い後ろめたさを持って生きて来た初音にとって、「かわいそうなだけだった私を人間にしてくれた」いわば初めてにして唯一光を与えてくれた救世主であった。ここから祥子に対して異常なまでの依存心と執着心を抱くようになる。だが、結局祥子に自分は初華じゃなく初音だと告げることはできなかった。
───これが、秘密のはじまり。───
その後、養父が海で帰らぬ人となる悲劇が訪れる。悲しみに暮れる初華との口論がきっかけで祥子に会いたいという気持ちが強くなり、祥子に会うために家を出て一人上京する。東京でスカウトされたのをきっかけに純田まなと二人でsumimiを結成。祥子に見つけてもらうために「初華」を名乗ってアイドルデビューを果たす。家族と自分の名前を捨て、妹の名前と夢を乗っ取ってまで・・・。
事務所関係者には、当初から自らの出自について打ち明けており、そのこともあって順風満帆な芸能活動を送ることとなった。そんなある日、現場で祥子の父親である豊川清吉と出会う。誠実な人柄の清吉に対し、居てもたってもいられず、実父が豊川定治であることを打ち明けてしまう。
───悲劇がはじまった。───
清告は定治に迎えることを進言するも、豊川家の恐ろしさを危惧する定治は聞き入れず。やがて清告は全てを失い、祥子も父を追って赤羽のボロアパートで暮らすようになり、家計を支えるため中学生でありながらアルバイトをすることになる。
実はこれらの事実を知っていた初音は祥子から全てを奪ったことへの自責の念を感じていた。だが、背徳感は抱きながらも祥子と一緒にいたいという欲望を抑えきれず、Ave Mujica結成に至るのだった。
ちなみに、彼女の生い立ちが明かされたアニメ「BanG Dream! Ave Mujica」第11話直後から公式サイトの三角初華の名前の所をクリックすると「三角 初音」に変わる仕掛けが施されている。
実父に命じられたことで傷心のまま故郷の島へと戻ってしまう。家族は本土へと引っ越していたため、豊川の別荘で一人暮らしていた。だが、そこへ祥子がボロボロになりながら現れる。自らの出生の秘密を含めた全てのいきさつを祥子に告白し、これまで嘘をつき続けたことを謝罪。思い出と共に一人で島で生きていくと告げる。だが、かつて一緒に星を見たのは「初音」だったと見抜いた祥子から連れ出され、急いで本土行きのフェリーへと乗り込み、東京へ戻る。
二人で豊川邸へ侵入したところを定治に見つかる。実は定治から祥子を連れ戻すように命じられていたが、フェリーで自らの運命に抗う祥子の覚悟を聞かされていたいたことから腹を括り、実父に対して祥子とそばにいさせてもらうように懇願。彼女もまた自らの運命に抗う覚悟を決めた瞬間でもあった。それでも承知しない定治に対して祥子が啖呵を切り、豊川家を出ていくことを決意。再び祥子と二人で暮らすことになる。
こうして三角初音は、フェリーで祥子から提案された通り、生まれながらの不幸な運命やしがらみの全てを忘れて無かったことにし、Ave Mujicaの「三角初華」として再スタートを切るのだった。
ちなみに、祥子からは二人だけのときは「初音」と呼ばれ、他のメンバーがいる前ではこれまで通り「初華」と呼ばれている。
───つらい過去が覆い被さろうと、悲しい現実が押し寄せても、全て抱えて生きていく。それが私たちだから…(佐々木李子)───
掲示板
67 ななしのよっしん
2025/04/22(火) 07:26:33 ID: 5uetYKiQHJ
>>60
こんだけ圧の高い設定を付加したのに設定の方は「どうでもいいですわー!」と無視されて好意と責任へのアンサーに重きを置いてるから良くも悪くも気持ち悪い関係性ではないかな
今でも百合セやCP絵が大量に流れてくるけど関係性は恋愛じゃなくうるせェ行こうだし
68 ななしのよっしん
2025/04/24(木) 01:15:39 ID: B1rvUlNmZ5
69 ななしのよっしん
2025/05/12(月) 11:23:03 ID: 9fFKSFmlgj
Mygoの時はかなり普通の子に見えてたけど今見返すと祥子から送られて来た社交辞令レベルの内容のメールを何度も読み返してたりこの頃から祥子にヤバげな執着向けてた片鱗はあったんだなってなる
急上昇ワード改
最終更新:2025/05/23(金) 23:00
最終更新:2025/05/23(金) 22:00
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