三輪 単語

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ミワ

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  1. 三輪(さんりん)とは、三つの輪のこと。三輪オート三輪などの語句に用いられる。
  2. 三輪みわ、みのわ、みつわ、さんわなど)とは、日本苗字、地名である。

本項では2について解説する。

苗字としては、東海地方に多く分布しており、特に愛知県岐阜県に多い。古代大和三輪山(現在奈良県桜井市)を本拠とした大国主の後裔という族、三輪氏(大三輪氏、大神(おおみわ)氏とも)が著名。

みわ」とは、神を意味する言葉であり、「みわ」の語としては、苗字研究丹羽基二は「ミワの『ミ』は美で美称であり、『ワ』は輪で丸形の物、つまり神にげる器(みき)、かめ)のこと。転じて神自身の呼称となった」と仮説を立てている。

「三輪」の字を当てた理由としては、大和三輪山にこのような伝承が残っている。
美和山(現在の三輪山)の麓に、活玉依姫(いくたまりひめ)という美し姫がいた。
ところがあるからのもとに立な若い男が訪れた。
はその内、身籠ったが、男は明けには帰ってしまうので男の名も素性も分からないという。
不審に思ったはこれに心配し、寝床あたりにい土を撒き、緒環(おだまき:紡いだ麻糸を玉のようにしたもの)の糸を男の着物のすそに刺しておくようにとに助言する。男が訪れた翌、糸は戸のから抜け出で美和山の神の社に届き、のは緒環にはわずか三つの輪のみが残った。ここから三輪の字を当てたという。

曖昧さ回避

人名

実在の人物

架空のキャラクター

地名

関連項目

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掲示板

  • 2 ななしのよっしん

    2021/02/14(日) 20:07:40 ID: 1bjsVwdSGd

    大神神社沖縄ウタキのようにただの自然物に神を見出していた日本人
    仏教が入ってくるまでは神の像を作るという発想がなかった

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  • 3 ななしのよっしん

    2021/07/09(金) 19:43:43 ID: 68WYcs2Oi0

    でも三輪の神は人間の姿にも化けれるから、人イメージは存在するはずなんだよな。しかし物質的な像としては残してない。不思議だ。

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  • 4 ななしのよっしん

    2022/12/25(日) 02:34:08 ID: pynNGpRNUy

    ミワは御でカミを囲む輪状の神域のことという解もあるそうだよ
    古代は人造物のほうがしくて神秘的(鐸や器)だから、ただ単に自然に存在する山よりもむしろ族の墓として人の手が入ったモノのほうが信仰の対になったんじゃないかな

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