上本達之とは (ウエモトタツユキとは) [単語記事]

上本達之（うえもと　たつゆき、1980年 11月8日-）とは、山口県出身の元プロ野球選手（捕手）である。

概要

埼玉西武ライオンズ　 #88 二軍打撃コーチ
上本達之
基本情報
国籍	日本
出身地	山口県宇部市
生年月日	1980年 11月8日
身長体重	186 cm 92kg
選手情報
投球･打撃	右投左打
守備位置	捕手、一塁手
プロ入り	2002年ドラフト6位
引退	2017年
経歴
選手歴山口県立宇部商業高等学校協和発酵西武ライオンズ埼玉西武ライオンズ(2002年-2017年) コーチ歴埼玉西武ライオンズ(2020年-)
プロ野球選手テンプレート

2005年（3年目）にプロ初出場。出場機会を増やすため、捕手の他、外野手、一塁手、三塁手としても起用される。このことからも分かるように、捕手としての守備面よりも打撃面での評価が高い選手だった。

2008年には開幕一軍を果たしたが、窃盗容疑で書類送検されていたことが6月に報じられ（被害者と和解も済み不起訴処分）、二軍に降格。日本シリーズの選手枠には登録されたもののアジアシリーズに出場するまでは一軍に昇格しなかった。

2009年は捕手として初めて出場。58試合に出場し、打率.258、プロ入り初本塁打を含む4本塁打の成績を残す。うち3本の代打本塁打は両リーグ最多だった。7月にはモデルの秋山まいと入籍した。

2010年は打撃を買われ、細川亨の代わりに先発出場したり、細川の代打で出場し、そのまま守備に就くケースが多かった。8月29日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、プロ入り初のサヨナラ本塁打も放った。

細川が移籍した2011年はチャンスだったが、4月24日の対オリックス・バファローズ戦でホームベースを留守にしてしまうミスを犯した他、売りである打撃が絶不調に陥り正捕手の座は銀仁朗に攫われた。一方で捕手としては2011年大活躍の西口文也との相性がよいため、西口先発の試合ではスタメンマスクを被るようになった。

2012年は炭谷銀仁朗が正捕手に固定されたため、左の代打としての出場が多くなる。サヨナラ打はなかったが、この年に打ったホームラン（2本）はいずれも中村剛也との横浜DeNAベイスターズ戦でのアベック弾だった。

2014年は2013年同様打撃不振に陥り、左の代打のポジションも森友哉が台頭したため、18試合に留まった。

2016年は2013年以来のホームランを記録。打撃も好調だったため左の代打のポジションを取り戻し、67試合に出場。初めて打率3割でシーズンを終えた。

2017年は11試合に終わり、戦力外通告を受けて現役を引退し、10月20日に任意引退選手公示された。

2017年 10月21日にブルペン捕手として西武に残ることが発表された。

レギュラークラスの選手ではなかったにも関わらず、2009年-2011年と3年続けてサヨナラ打を放っているサヨナラ男だった。

西武ドームで打席に入る際の登場曲は『キン肉マンGo Fight!』。他の選手の登場曲と比べると明らかに浮いているが、上本が勝利に貢献した試合ではファンがこれを合唱することもあった。

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