上野大樹とは (ウエノヒロキとは) [単語記事]

上野大樹（うえのひろき、1986年 10月13日-）とは、東京都出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

帝京高校から東洋大学に進む。3年までは1学年上に大場翔太がおり、メンタル面の弱点もあって活躍できずにいたが、4年時となる2008年の全日本大学野球選手権で最優秀投手に輝き、秋季リーグではMVPを獲得。同年のドラフト会議にて、千葉ロッテマリーンズに3位で指名され入団。

2009年は7月にプロ初登板を果たすと、8月21日の埼玉西武ライオンズ戦でプロ初勝利を挙げた。1年目はリリーフとして16試合で防御率3.94というそこそこの数字を残した。

2010年は主にロングリリーフで起用されるが、7試合の登板に留まる。

2011年、7月に一軍昇格すると、7月17日の福岡ソフトバンクホークス戦にてプロ初先発で無四球完封勝利をマーク。続く7月28日の西武戦も8回無失点で勝利し、先発ローテーション入りを果たした。その後、閉幕までローテを守れるが、神ピッチングか炎上かという内容で、14試合（先発13試合）で4勝7敗、防御率3.55という数字を残した。4勝の内訳は無四球完封、8回無失点、8回無失点、8回1失点とほぼ完璧である。

2012年は夏場に5試合に先発したが、2度勝ちを消される不運もあり0勝1敗、防御率2.77という成績に終わった。

2013年は中継ぎに配置転換。ロングリリーフとして一軍に定着し、42試合に登板して3勝0敗2ホールド、防御率3.06の成績を残した。

2014年も中継ぎとして31試合に登板したが、44回1/3で12被弾という重度の一発病を発症、一軍と二軍を行ったり来たりで防御率4.47という数字に終わった。

2015年は二軍では好投していたものの、一軍登板は僅か2試合に終わり、オフに戦力外通告を受ける。トライアウトも受験したが他球団から声はかからず、現役を引退した。

最速148km/h（先発時の平均は140km/h弱）の直球と、スライダー、カーブ、シュート、フォークなどを投げる本格派。