下等動物とは、人類と比較して劣った動物ということである。「菌類は下等動物だ」
また、下劣な人間や馬鹿に対して使われる罵倒語。「下等動物の通う高校」「犯罪を起こした下等動物」
対義語は高等動物。
例えば、ニホンザルは人類と比べて知能が低く、複雑な道具を使ったりできないということで人類から見て「下等である」とされた場合下等動物であるということである。
仏教においては、人間以外の動物は「畜生道」という界に生きているとされ、救いが少なく、今人間として生きている人も悪い奴らは来世は人間以外の動物に生まれ変わる羽目になるという。(地獄や餓鬼と並んで三悪趣の一つ)キリスト教においても神は自分に似せて人間を作ったので人間は猿とか牛よりも一段高い存在であるとされている。
同じ人間であっても、程度の低い人間や馬鹿のことを罵る表現としても使われる。
・・・しかしながら、生物学的、理系的な見方をすると進化と進歩は別物であり、複雑だったり進化した生物だからと言って優れている、というのは一方的な見方である。進化の末に必要な器官以外消滅した寄生虫も進化の最先端を目指した結果ああなったのであって、進化の最先端にいるのだ。人間は赤青緑の3色型の色覚だが、多くの人以外のほ乳類は2色型、さらにその進化前の爬虫類や魚類の多くは4色型色覚を持っていて、私たちの色覚も減っていると言える。進化は機能が行ったり来たりしているのである。トンボはゴキブリに比べて原始的な昆虫であるが、ゴキブリよりも飛行能力は高く優れている面もある。「下等」とされた動物にも人間の見えない紫外線が見えたり嗅覚が発達していたり人間よりも優れた能力を持つ者もいるし、何より人間さんは道具がなければ投擲能力と持久力はあるものの基本的にはクソザコであり、ニホンザルどころか豚にすら勝てるかどうか怪しいのである。人間だけが優れているのではなく、今繁栄している動物はみんな今の環境に適応した生物であり優れているのである。
だから、よく人外の敵が「下等動物である人間があたしに勝てるわけないじゃない!」とか言ったり「ウソこのあたしが下等動物である地球人なんかにぃぃぃ」とか言いながら死んでいくが、「それは生物学的、理系的な視点から見たら違うんだよ」と教えてあげてね。向こうは今まさに死にそうで苦しんでいるわけで「そんな解説はしなくていいからできれば助けて欲しい」だろうが
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最終更新:2025/05/17(土) 12:00
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