不動明王単語

フドウミョウオウ

1.3千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE
曖昧さ回避 不動明王とは

不動明王とは、仏教の信仰対であり、密教特有の尊格である明王の一尊である。
五大明王の中心となる明王でもある。

概要

本籍は不羂索言経大日経サンスクリット語では「アチャラナータ」という。しく燃えさかる炎を背後にし、眼鋭く、右手には「降魔の」、左手には綱をもっている。そして、矜羯羅not檜山修之)、制たの二童子を初めとして、八大童子などの使者を従えている。背後の猛火は、迦楼羅の吐き出す火炎であり、「迦楼羅炎」(かるらえん)と呼ばれる。

悪魔を降するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、おとなしに従わないものを理矢理にでも導き救済するという役を持つ、真言宗の教「大日如来」の使者。姿は、を怒らせ、右手に宝を持ち左手に縄を持つ大変恐ろしい姿をしているが、その心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちている。動物で現すと、物ならば両剣、色ならばまたはとのこと。右手に持っているは利といい、正しい仏教の智で迷いや邪悪な心を断ち切りることを現している。左手の綱は羂索といい、悪い心をしばり善心をおこさせることを現す。背中の炎は迦楼羅焔といい、になるものを焼きつくすことを現す。足元の岩は磐石といい、迷いのない安定した心を現す。なお、お経では金剛石(ダイヤモンド)に座ると読まれている。

Q.不動明王は何の神様ですか?
A.不動明王はのご誓願は広大辺であって、しかも「相法身、虚同体」と言われており、念ずる人の(祈願者の)願いによって、どんなご利益でも受けることができる、厳しくも慈悲深い、いや、お不動さまなのだ。

不動明王信仰は平安時代初期の平将門の乱が起きた当時、なかなか手に負えない平将門を調するために京都高雄山神護寺から不動明王像を「借りて」関東に持って行き、成田の地で調の法を行い、そのまま現在の新勝寺の本尊としたことがきっかけとなる。庶民への信仰は鎌倉末期の元から。全各地で敵国退散の呪法が行われ、その役は不動明王でした。この時に本来なら動かないはずの不動明王が走る、いわゆる「走り不動」が登場した。また、庶民信仰の中では疫病退散のとしても信仰を集めている。山が里人に頼まれて病気治療の加持の護摩を焚く時も、しばしば不動明王に祈っていたという。

真言

火界呪 ウマサラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラ
センダマカロシャダ ケン ギャキギャキ サラバビキンナンウン タラカンマ
慈救呪 ウマク サマンダザラダン センダマカロシャダ ソワタヤウン タラカン マン
不動一字呪 ウマク サマンダザラダン カン

主な経典

関連動画

関連コミュニティ

不動明王に関するニコニコミュニティ紹介してください。

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

急上昇ワード改

最終更新:2024/03/29(金) 21:00

ほめられた記事

最終更新:2024/03/29(金) 21:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP