「不動行光、今代の主のもとに只今帰還!
……えっ、お前は誰だって?
ひどいなあ、酒を抜いてきただけだよ!」
不動行光極とは、ブラウザゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」に登場する、不動行光が真の力を開放した姿である。
思い出は今もこの概要に。でも、今の主を蔑ろにする気はないよ。
2017年5月9日のアップデートで追加された極の刀剣男士。
不動行光がレベル60以上になり、四日間の修行を終えることによってランクアップが可能になる。
ステータスが格段に向上するほか、レアリティが一段階上がり、装備スロットが2つになった。更に、「極」の特徴として昼戦でも遠戦を回避することがある。
以前は酔って赤みがかかった顔だったのが、片手に携帯していた甘酒が消え、酒を抜いてシラフの顔になっているのが大きな特徴。
言葉使いも以前は管を巻いて荒っぽかったのが、柔和で丁寧に変わり、声も柔らかくなっている。
審神者も驚いた劇的ビフォーアフターとでも言うべき衝撃的な変化だが、本来の彼はこちらだったのだろう。つまり素に戻った。
真面目な性格を表してか、服装もきっちりした身なりになり、かつての主・織田信長その人を彷彿とさせる西洋風のマントと防具が追加された。また、髪を結いあげているのも赤い結紐になった。
内番の立ち絵も変化しており、手に携帯していた甘酒と顔の赤みが消え、なんと微笑んでいる。
これまでがニコリともしない不機嫌顔だっただけに、見た瞬間に衝撃を受けた者も多いだろう。君の笑顔がずっと見たかったんだよ!!
以前は思い出に逃げ、恐怖や不安を紛らわせる為に酒に溺れていたが、これからは思い出は今も胸に抱いたまま、悲しい過去を繰り返すことのないよう、今の主の下で働くと言う。
前の主・織田信長への深い思慕は健在で、「前の主はね、俺のこと酔うと歌って自慢してたんだ。今でも、それを忘れられないんだ」「思い出は今もこの胸に。でも、今の主を蔑ろにするつもりはないよ」と大切な思い出を穏やかに語ってくれるうえに、今の主も尊重してくれるようになった。
一度焼けて再刃された記憶もあるのが明言され、以前手入れで意味深に嘆いていたのは愛してくれた主は死んだのに自分だけ治った過去を思い出したからだと推測される。
(刀剣破壊に関するため反転→)刀剣破壊では織田信長だけではなく森蘭丸にも想いを馳せるようになり、2人とも大切な存在であることが窺える。最期の瞬間には「信長様……蘭丸……もう、そっちに行っても、許してくれるよね……」と、2人と再会できることを夢見て散りゆく。ずっと不動が自罰的な想いを抱えていたことに胸が痛むと共に、やっと叶った彼の願いだと思うと切ない。
審神者を主と認め、主の信頼に今度こそは応えると意気込んでおり、特に戦場ではそれが顕著。
白刃戦では「偵察をお願いする。しかる後に、機動戦にて奇襲する!」「突撃せよ!敵に立て直す機会を与えるな!」と、凛とした一面を覗かせる。
また真剣必殺では「もう二度と、主を失うわけにはいかないんだ!」と吠え、一騎打ちでは「あの時とは違う!俺次第で、状況は覆せる!」と、劣勢にも果敢に立ち向かう。
審神者の愛が届いた結果なのか、今の主に愛されていることを自覚しており、愛された分に応えようとしてくれる。
修行見送りでは、「俺たちは幸せだよね。目をかけてくれる主が、健在なんだから」という言葉まで聞ける。
このように、素に戻って見違えるほど成長した不動の姿に思わず涙する審神者が多数にのぼった。
一方で本丸で放置していると「今のうちに軽く一杯♪……いやいやいや我慢だ」と、酒を飲もうとしてやめる元の面影もある。
就任一周年記念日や正月では審神者に一緒に酒を飲むか誘っており、彼にとっての酒はもう恐怖や不安から逃避する手段ではなく、親しい人と楽しむものになったことが窺える。また、立ち直れたのは審神者に救われたからだとも。
薬研藤四郎・宗三左文字・へし切長谷部と手合わせを行うと、以前とはまた異なる個別対応の特殊台詞が発生。なお、極(刀剣乱舞)となった彼ら相手でも台詞は共通である。
薬研に対しては「お前には手加減は、なし」と遠慮なしで接し、終了時には「ん、もう終わりか」と言う薬研に「まだまだ……、もう一回!」と返して張り合う様子が見られる。
宗三に対しては気安く接しつつ、終了時には「かなり凄かったけど、大丈夫?宗三」と気遣いをしている。
長谷部に対しては彼の好戦的なところを「お前のそういうところ、好きだぜ」と挑発的に返し、主の一番でありたいが口にすることはない彼の心の内を見透かして「でも一番は譲らない、とかだろ。まあ、俺も負ける気はないけどな」とライバル宣言している。良き理解者でもあり好敵手でもあるようだ。
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