上野公園の南にある周囲約2km、全体11万平方メートルにもなる巨大な天然の池。
生い茂る蓮や飛来する野鳥などの自然の光景が心を安らがせる“都会のオアシス”。
夏になると辺り一面に蓮が咲き誇る「蓮池」と上野動物園の中にあるカワウが繁殖している「鵜の池」、スワンボートを始めとしたボートが楽しめる「ボート池」の三つで構成されている。
名前の由来としては上野台地と本郷台地の間の地名が忍ヶ丘だったからそこからとったという説が有力だが他にも諸説ある。
縄文時代の暖期には不忍池近辺は東京湾の入り江であり、その後、海岸線がしだいに後退してゆくにつれ東京湾は徐々に今の形になっていったが、入江だった不忍池は取り残され池として残った。
江戸時代には既にこの名で呼ばれ蓮の名所として賑わっていたがこのときは今よりも幾分大きかった。明治時代、上野に競馬場を作るという話があり北側が埋め立てられこのときほぼ今の形となった。
池の中に弁天島(中之島)という人工島がある。
弁才天を祭るこの島を造らせたのはかの天海。
江戸の都市化を進める家康のブレーンだった天海は寛永寺が建てられたとき不忍池に目をつけ、不忍池を琵琶湖に見立て、竹生島になぞらえて弁天島を築きその中に弁天堂を造らせた。このときの弁天堂は戦争時に焼失し、今見ることができるものは1958年に再建されたものである。
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最終更新:2025/04/08(火) 03:00
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